真珠とり (りぼんマスコットコミックス)

清原なつの

• 集英社

感想・レビュー・書評

[深川夏眠さんの感想 · 2012年11月4日]

ずーっと前から気になっていたけど、
気にし始めたときはとっくに絶版だったマンガを、
運よく安価でゲット。
SF連作「真珠とり」３編＋その他２編。
恐らく、1980年代前半という執筆時点における少女漫画界において、
読者ウケするロマンティックな恋愛要素をきっちり盛り込んだ上で、
目一杯、可能な限りSFしてみました……って話だったんだろうな。
今、若い人がパッと読んだら、
古臭くて退屈だと感じるかもしれないけれど、
ウラシマ効果問題には地球で待つ側がコールドスリープすることで
対応しましょう、とか（PATTERN.1「小夜子」）
当時のテクノロジーと、そこからもたらされる、
ごく限られた情報を元に組み立てられたSF少女漫画としては、
素晴らしい内容じゃないかと。
結局、描かれているのは人が他者を愛することの素晴らしさと、
それに付随する悲しみであって、
こういう普遍的なテーマは時代が移り変わっても古びないと思う。

[kamabooさんの感想 · 2012年6月13日]

どこかで名作と言ってる人がいたので読んでみた。
つまらなくはないけど特に印象には残らなかった。