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本 ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784088550374
感想・レビュー・書評
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榛野なな恵さん、いいんだなあ、実に。
絶版にするにはあまりに勿体無い。
「ビッグキッドブルース」は榛野さんの読み切りなどによく出てくるキャラクター。きっと作者自身が、この「りら」のような性格なのだと思う。
「パイナップル・モーニング」は「ピーチパイデイズ」の前編。
「パイナップル」は煌一くんのお母さんが身勝手でイライラしてしまう。葛藤は理解できるものの、いかにもバブリーで世間を知らない専業主婦といった風体で。
「ピーチパイ」でお母さんが自分用のお雛様を買ったエピソードが面白かったものの、「そんな高い買い物、家族に相談しないで勝手にしたの?」と違和感があった(もちろん買うのは賛成だし素敵だったものの)ことに納得がいく。
それにしても煌一くんの名前「キラキラって意味だよ」と、昭和末期には珍しかったようですが、今はごく普通の名前ですね。
「ハイジが来た日」がとても面白い。こんな可愛い子なら自分も引き受けていいなと思う。「えりこさんが嫌いな人はくみも嫌い」と息巻く子供に「気をつけよう」と警戒する衿子さんなどはリアリスティック。ラストで衿子さんが多数派に立ち向かうセリフがいい。榛野なな恵節、健在です。
そして、「パイナップル」のルカちゃんと「ハイジが来た日」の玖実ちゃんの合いの子が、「Papa told me」の知世ちゃんだと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
榛野なな恵さんの初期のコミック。
PTMの原型なのかなと思わせるような作品。
榛野なな恵の作品





