有閑倶楽部DX (3) (集英社ガールズC)

一条ゆかり

• 集英社 (2007年10月15日発売)

感想・レビュー・書評

[F本さんの感想 · 2013年10月21日]

ここからサブタイトルがつくようになりましたね。どれもこれも思い出深い。

さてDX版第３巻。

〔犬猫まるごとHOWマッチ〕
何の脈絡もなく悠理ん家のタマ＆フクと魅録んトコの男山が誘拐されます。
剣菱財閥の身代金払いの良さには毎回惚れ惚れしますね。

〔欧羅巴トラブル・ツアー〕
美術品泥棒の濡れ衣を晴らしたり（本当にガメたけど）ローマ法王の暗殺事件に巻き込まれたりイタリアンマフィアを壊滅させたりと、盛りだくさんの修学旅行。
最近気付いたけど暗殺者のベライヒがかなりの男前だ。

〔香港より愛をこめて〕
イタリアの次は香港マフィア。そして少女マンガ史に間違いなく残る量のウンコが炸裂。DX版だと雑誌掲載時のカラーページがそのまま読めるのが嬉しいんですが、香港編Vol.２の見開きはなあ……。
それはそうと『有閑倶楽部』に出てくる料理ってすごい美味しそうですよね。

〔スポーツマンで行こう〕
「幼児誘拐及び脅迫罪」って結構な量刑（余罪もありそう。郵便ポスト改造したりとか）になると思うんですが、そんな事がどうでも良くなるほどに爽やかな回。テニスの基礎知識まで説明して下さるとは。
これで私の中の美童株、急上昇しました！