夢をみるだけでいい (りぼんマスコットC)

藤末さくら

• 集英社 (2001年11月15日発売)

感想・レビュー・書評

[かんさんの感想 · 2010年5月11日]

この人の描くホネばった体がすきでねえ。

話は、大学生の女の子のフツーっぽい恋愛をフツーっぽく描いてみよう！っていうかんじでやきもきしてきゅんとして、ちゃんとハッピーエンド。短編としては良いスピード感でまとまりも良くていいなと思います。

この人の描く女の子の片思いの仕方って見方によっては非常に男性的にも見えるんだけど、少女漫画っぽいファンタジーさがなくて好感も持てるしぐわっと気持ちを持っていかれてしまう。
好きな人の手を遠くから眺めて「あの手が私に触れたら気持ち良いだろうな」っていうモノローグなんて正にそんなかんじ。なんかこう、女の子のいやらしくないムラっと感をあっさり描いてくれるところが好きだなって思います。

[09さんの感想 · 2004年11月3日]

初っぱなから「デートして！」デートしてーーと個人的事情によりシンクロ率かなり高し。
微妙な心のユレが上手い。