まんなかの王子 (りぼんマスコットC)

黒崎みのり

• 集英社 (2007年12月14日発売)

感想・レビュー・書評

[咲り子さんの感想 · 2010年5月15日]

茨田王子（♂）は、女姉妹にはさまれる“まんなかっ子”。
ある日サッカー試合の選手に選ばれ大喜びするけど、妹がワガママを言いだして…！？
収録作品
まんなかの王子
わが城のあまのじゃく
ジップジップ☆ピューン！
お気持ちはどっち！
恋するお子様サイズ
【感想】
少女漫画を久々に読みたくて漫喫で選んだ一冊。ごめんなさい。ちょっと辛口かも…
私もまんなかっこなので共感する部分もあるかな？と思ったんですが、全くなかった（あくまで私がですよ）
兄を自慢したい気持ちはわからなくもないから、妹にはちょっと共感はできる部分はあったかな？王子の試合と妹の誕生日が重なったことが、お話のポイントになるのだけど…母親よ。何故二人が納得出来る形を取らないんだ？小一の娘が応援に行けばいいと言ったからって鵜呑みにして姉と二人で応援にいくなよ。母親がいない設定ならおもしろかったかも…と思った作品。
正直この方のストーリーはちょっと『むむ？』となるものが多い。
１番気になったのは、収録作品の“ジップジップビューン”
三年ぶりにギターを弾いたのに下手になることなく『進化してるし』って、ありえない。いくら三歳からギターを弾いていたとしてもおかしい。
ブランクがあっても出来るって言うので天才を表現したかったのかもしれないけど、申し訳ないが安易としか言いようがない。
子供向けだからこそ、そんな安易な表現は避けるべきでは？と大人げなく思ってしまったよ。
漫喫で十分が正直な感想。