- Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088596167
感想・レビュー・書評
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カクテルコンクールで優勝した自信が『神のグラス』を生んだのでは?と思い、京子は自分もコンクールに出たいと師匠・南に伝える。課題であるマティーニを作ったものの、南は手をつけずに席を立つ。
「このマティーニには…“顔がない”」
その言葉の真意がつかめない京子は佐々倉のもとを訪れる──。
京子の勘違いに拍車がかかっていて大丈夫か?って最初は不安だった。佐々倉の厳しくもやさしいメッセージ。彼が連れて行ったヘルズアームで出会った同期のバーテンダー・金城ユリの存在。悩みながらも京子は前へと進んでいく。飲まない人でも知っているほど有名なカクテル・マティーニの奥深さ。マティーニはほとんど飲んだことがないけど、飲みたくなるね。
「すべてのサービス業に必要なのは…目がいいこと!普通の人は見過ごす小さなことに気づくことだ」
その目を養うために、あえて教えないこともあるんだと。そこから覚えた技術だからこそ、自分の血となり肉となる。コンクールで起きたハプニングに対する京子の機転は成長を感じた。
そして、佐々倉に訪れた転機!ホテルバーに誘われたものの、そこに踏み出せない過去の記憶。両親を亡くしている美和にしか、佐々倉へと問うことができなかったのかもしれない。バーテンダーという生き方とは、まるで永遠に完成することのないマティーニのようだと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マティーニ飲めないけどちょっと飲んでみたくなります笑
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マティーニ、モヒート、サイドカー、トム&ジェリー
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殆ど忘れたホテルの話がある。
後は辛い過去でしんみり。マティーニの話が多いのでカクテル飲みにはオススメ。 -
マティーニ、モヒート、サイドカーについて。毎巻好きだけど7巻は特に主役の過去とバーテンダーへの思いが書かれてて好き
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仕事について,人生についても考えさせてくれる本
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バー南の女性バーテンダー、川上京子のバーテンダーコンクールへの挑戦や、後に彼女の親友になる沖縄出身の女性バーテンダー、金城ユリ初登場など見所満載のこの巻。<BR>
なんといっても主人公佐々倉溜の秘められた辛い過去、彼の先輩であるバーテンダー北方との思い出など、この巻を読まずしてバーテンダーは語れません。語れませんよ!<BR>
ラストシーン、雨の中の佐々倉の描写がとても好きです。あと北方さんが好きです。 -
カクテルを造る人々は皆ロマンティストなのかと思わせるオムニバス。
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相変わらず、ニヤリとさせられて、ホロリとさせられる。
京子に南さんが拍手するシーンが好きでした。