- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088602905
感想・レビュー・書評
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しかし、そのイライラさせられるだろうと思う女が主人公の話は、なかなか痛快だったりするのが不思議(第21話)。1993年2月20日第1刷発行。定価600円(本体583円)。
第21話「嘘をつかずに男を騙す方法について」
第22話「花の眠る庭」
第23話「ライオンタンポポ」
第24話「百合の吐息」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●嘘をつかずに男を騙す方法について よくあるパンチライン
●花の眠る方法 何回目ってっつ込んでしまう兄弟モノ
●ライオンタンポポ マンガ独特の終わり方。でもモチーフはシェークスピア
●百合の吐息 タモリが言ってました愛は観念のズレだと、ズレてってるのがよくわかるね -
第21話「嘘をつかずに男を騙す方法について」:5人の男に同時に同じ指輪を買わせた主人公。すぐにそれらを全て質屋に持ち込んでみたら、ひとつだけは偽物だった。誰だろう、私を値切ったやつは。第22話「花の眠る庭」:これはなんとも悲しい話。母の死後、母の末妹の綺蓉が主人公・貴洋の家に住むことになるが、兄はそれを歓迎していないようだった。綺蓉の美しさが物語の悲劇性をさらに深く印象付けている。第23話「ライオンタンポポ」:後の長編「ECCENTRICS」のプロトタイプとなった作品。作者お得意の双子モノ。第24話「百合の吐息」:百合の花には秘密がある。沈黙の誓いがある。いたいけな瞳シリーズのあちこちに顔を出す名脇役・伊吹啓一教授がまた登場。