- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088650791
感想・レビュー・書評
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美大生の青春と恋愛模様を瑞々しく描いた作品。言葉にできない淡い感情まで、絵の中で形にして感じ取らせてくれる力がある。
竹本がはぐを見る目線ひとつでも、そこに込められた思いがしっかりと伝わってくる。
人が恋に落ちる瞬間、いいね。
「『一度はぐになってはぐの目で世界を見てみたい』どんな風に見えるんだろうってね 他人をそういう気持ちにさせるそういうのを才能っていうんだろうね」
でも、期待されるからこそのプレッシャーや嫉妬もある。竹本が感じた焦りもそうで。こういう痛みを絵にするのも羽海野先生は上手いと思う。
「はぐの目で見た月と オレの見る月は違うのだろうか 『まるで同じ』でなくてかまわない 空にぽっかり浮かんだこの月が はぐの目にもきいろくまるくどうかやさしく映っていればいい」
この言葉が才能の話と対比になっていて好きだな。
「森田さんがモテるのは『他人の言葉に惑わされないから』
けれど彼女が出来ないのは『他人の言葉に全く耳をかさないから』
まさに『美点と欠点は紙一重』」って話もよかった。
「もうオレを見んのやめろ」は、ぼくも読みながら「真山のバカッ」って口に出してた。山田がやっぱ好きだな。 -
全10巻再読
大学卒業して社会にでようかというあたりの青春もの
自分探しと恋愛で最後は謎の感動がおおむね全読者をおそうが
この作品の本体は山田さんである
謎の人物でなく構えているわけでもないのに
作品の主題に対して捉えどころなし
絶妙の立ち位置が再読に耐えてまこと趣き深い
キャラクターが立つって偉大だ -
大学生の青春!それぞれの葛藤や成長が垣間見れてよかった、恋する男子達がかわいい!
竹本くん、うちのお婿さんに来てー笑。こんな純情な大学生はいるのだろうか?と思いながらも、がんばれーって応援したくなる。
ほんのひと時の時間、誰にでもあった若い頃、思い出って大切だなぁ。全部ひっくるめて思い出の宝箱のような話だった。 -
5人の「大事なのに行き違う」恋愛模様が取り上げられがちだけど、才能ゆえに凡人とは全く違うものと孤独な戦いを続けていくはぐちゃんと、そんな彼女を見守るしかない者たちの苦悩と愛の形がとても重く…だけれど最後は切に温かく響く。ずっと心に残る作品。
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音楽学部と美術学部しかない大学に通っていたので、美大の、あの独特の空気感をすごく自然に描けていて、すごいと思う!
登場人物すべてを抱きしめたくなるような、思い入れの深い作品です。
10巻めに収録されている、ドラえもんの道具をテーマにした短編も泣けます!-
自分も大好きな作品です(^O^)
自分は大学には
行ってないんで、
あの自由を謳歌する空気感に
憧れたなぁ〜(笑)
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自分も大好きな作品です(^O^)
自分は大学には
行ってないんで、
あの自由を謳歌する空気感に
憧れたなぁ〜(笑)
あと竹本くんや真山さんや忍くんが住んでた
あの下宿アパートも、
昔住んでた築50年の
学生アパートに似てたので
懐かしかったです(^O^)
羽海野さんの作品は
短編もすごく味があって
きゅい〜んと胸を打ちますよね〜(≧∇≦)
自分もあのドラえもんのやつ
お気に入りです!!
てか、まろんさんは
学生時代から
芸術家って感じやったんスね〜(^_^)
2012/05/18 -
ハチクロについては、円軌道の外さんが心にしみわたるような
素敵なレビューを書かれてたので、はずかしいです(>_<)
うんうん、みんなが住ん...ハチクロについては、円軌道の外さんが心にしみわたるような
素敵なレビューを書かれてたので、はずかしいです(>_<)
うんうん、みんなが住んでたあのアパート、
森田さんが大量にコロッケとか買ってくると
アパート中の窓からみんなが顔出して
わらわら集まってきたり、
外にお手製のシャワーを作ったり、
青春!って感じでしたよね!
ハチクロのラストって、竹本くんが
はぐちゃんが全力疾走して届けてくれた
はちみつとクローバー入りの特大サンドイッチを
泣きながらほおばるシーンだったでしょう?
で、あのドラえもんがテーマの短編でも
使われたひみつ道具が、パンだったので
ハチクロ最終巻を読んでしばらくは
食パンを見ただけで、感動がこみあげて、
ほろっとしてました。
スーパーのパン売り場で、変な人と思われていなかったか、
今思うと超不安です(笑)2012/05/18
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初読。美大に通う若者たちの日常と2つの三角関係を描く。
はぐみが18に見えない…そして横顔が美しい。森田先輩もいいキャラしてるなあ。
キャラが常識人であるほどそのキャラはこの物語に対して読者と同じ目線に近づいていく、とみていいのだろうか。
羽海野チカ的心情描写に毎度吸い込まれる。見えている風景と自分の心情を結びつける業は見事。
3月のライオン14巻を読み、愈々この作品を読むときが来たかと思った人間の稚拙な感想です。次巻も楽しみ。 -
きっと一生、一番大好きな少女漫画です。
"登場人物、全員片思い!”
のキャッチコピーがほんとうにぴったりなくらい
四方八方にみんなの気持ちがとびかっています。
恋をしたことがあるひとの今まで言葉に出来なかった気持ち、
全てがここに詰まっているといっても過言ではありません。
恋愛要素だけでなく
可愛い服や小物や、おいしそうなごはんもいっぱいでてきます。
人気作品だから、定番だからと敬遠している人がいたら
人生損してますよ!
(私がそうでしたから。笑)
著者プロフィール
羽海野チカの作品





