月のパルス 2 (クイーンズコミックス)

  • 集英社
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本棚登録 : 127
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088652825

感想・レビュー・書評

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  • アスマとツキちゃんは運命の二人で、紀ちゃんはそれを言ってみれば邪魔してきたわけだ。だけど、話は主人公である紀ちゃんに焦点が当たっているから、紀ちゃんに感情移入している私は、紀ちゃんがかわいいそうだと思う。
    この話はそういう所が面白い。主人公があて馬にされているのだ。
    いままで好きな人をツキちゃんに「譲ってきた」紀ちゃんが、写メを見せるシーンや、アスマに抱きつくシーンは、秀逸だ。
    黒い霊から解き放たれて、ツキちゃんの協力を始めた紀ちゃんなんか、ちょっと物足りなくすら感じた。

    ところで、ツキちゃんのおばあちゃんが言っていた、「ふたりは(アスマと紀ちゃん)前世で夫婦だった」というのはどういうことだろう。紀ちゃんについていた霊(?)がツキちゃんで、そっちのふたりが...ということ?
    紀ちゃん派の私は、こうも考えてしまう。
    アスマがツキちゃんに恋したのは、ツキちゃんの寂しさがつまってあふれ出した「霊」によるもので(ツキちゃんは本当にウタを必要としていた)、本当に運命の関係にあるのは、アスマと紀ちゃんなんじゃないかって。「ツキちゃんに見せると、みんなツキちゃんを好きになっちゃう」んなら、バスケ部の彼のように、「ツキちゃん→紀」になってもおかしくないと思うのだ。
    ふたり以外の関係の中でも「孤独感」が修復された後に、孤独を埋めあうための関係はどう変化していくのか。
    それが読者の想像に任されているところが、何ともいじらしい。

  • 5月に読んだときは気もそぞろだったのと2巻だけだったので
    評価3でした。(絵も昔に比べて苦手なので)
    でも6月の今日、通読して感動してしまいました。
    いいお話です。くらもち先生は昔からのファンですがいいですね~。

  • 60

  • 運命の二人が出合ったら もう トントン拍子。まあ、そうなるよな。
    紀ちゃんはデキた高校生だなああ。

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著者プロフィール

1972年デビュー。『おしゃべり階段』『いつもポケットにショパン』など少女マンガ史に残る名作を数多く発表。講談社漫画賞受賞作『天然コケッコー』は映画化もされた。長期連載『花に染む』が2016年に完結。

「2017年 『くらもちふさこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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