ハチミツとクローバー 9 (クイーンズコミックス)

著者 :
  • 集英社 (2006年7月14日発売)
3.79
  • (525)
  • (257)
  • (840)
  • (12)
  • (1)
本棚登録 : 4073
レビュー : 209
  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088653525

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 怒涛の展開である。まさかこの漫画がこんな悲しい展開になるなんて思わなかった。思えば、一巻からは大きく様変わりしている。妙にテンションの高いキャラクターたちのドタバタ恋愛劇から、「自分はどう生きるべきなのか?」と、キャラ自身の悩みを通して読み手に生きる意味を考えさせる話に昇華されている。素直に、見事だと思う。

    相手に側にいることだけを求める森田と、
    相手が好きなことを支えたい先生と、
    相手に自分が思うだけ尽くしてあげたい竹本。

    誰も間違っていない。誰も悪くない。
    みんなそれぞれに、一生懸命生きてるだけなのだ。

  • 描くことが生きることと同じ重さを持つのなら、例え両手が使えなくなっても、両目が見えなくなっても、多分、描く。1からやり直すことになっても、何かを犠牲にして、不幸になっても。

    怖い理由が、いまひとつ自分には解らなかった。

    登場人物が、優しいから、なのだろうかなぁ・・・。

  • 私にはこれしかない
    そういうものが
    眩く 星みたいに 松明みたいに
    輝いて揺れている光が
    ある日突然 消えてしまいそうな時

    何も残らない不安は どれほどだろう

    生きている意味と重なってしまうその影の重さは
    他の手に委ねられるようなものではなくて

    誰もが きっと その暗闇を前に
    立ち尽くしてしまう

    助けてなんて言えないけれど
    差し伸べてくれた手は なんて温かいのだろう

    光だけが生きて行く理由
    それはもう 変えられない

    けれども その手に何も返してあげられない

    こんなに溢れそうなのに
    どうして何もないの

    一人だけで 生きてきたのに
    もうそれさえも できない

    言葉にしてしまったら
    もう離れられない 気がして

    怖くても それでも
    そんな未来しか もう ない気が して

  • さあ 終わりの始まりの幕を上げよう

  • 全10巻の中で一番好きな巻かもしれない。哲学書かなにかかというくらい生き方についてぎゅっと詰まってる。
    「僕はただ左右交互にペダルを踏んだだけ」
    「この箱を全部開けたい でも全部開けるには人間の一生は短すぎる」
    「でも自分にも 自分にしかできない事がきっとあるはずだと思ってた 思いたかった」
    「どうしてこの世は「持つ者」と「持たざる者」に分かれるのか どうして「愛される者」と 「愛されない者」が在るのか 誰がそれを分けたのか どこが分かれ道だったのか」
    「みんな多分そう思っているよ で全員で彼女を遠巻きにするんだ 「私には何もしてあげられそうにないから」って でまんまと彼女はひとりぼっちってわけだ」
    「人生が何の為にあるのかって 大事なひとの手を こういう時に強く 握るためなんじゃないのか?」
    「解ってる オレは今問題をすりかえているだけ 救けたいとか言って ホントはただ オレが彼女から離れたくないだけ」
    「そうして私は話しかけたのだ その光に 「もしも私が描く事を手放す日が来たら」「その場で この命をお返しします。」と」
    「何かを残さなきゃ生きてるイミがないなんて そんなバカな話があるもんか 生きててくれればいい 一緒にいられればいい オレはもう それだけでいい」

  • キツく閉じた目の裏に あの赤がこびりついて離れない どんなに欲しくても あの痣が オレの腕に残る事は 決してないのだ

  • 再読。

  • ハチクロは全巻読んだ経験あり。今回は図書館で借りて読みました。はぐちゃんの壮絶な覚悟が独特のコマ割で運ばれ、周囲の暖かさが自然に漂います。登場人物たちがぐしゃぐしゃに泣いているところでは、やはりこちらもうるっときてしまいます。そう、誰も悪くないから誰と接するのも柔らかに、繊細に、儚い永遠をこめたいですね。

  • 全10巻中私の中の神巻。カオル兄さんの想いと、はぐちゃんの神さまとの「約束」で涙。

  • 野宮さんが好きです。あゆも好きです。
    ふたりは最強です。うがーむずむずしちゃうわけです!
     
    いろんな恋の形が散りばめられていて。
    きらきらしているだけじゃなくって、弱弱しい光だったり、ぐしゃぐしゃの紙だったり。

  • こんなことになってほしくなかった。
    だけど現実って、こういうものなのだ。さっきまで当たり前だったことが、
    もう当たり前じゃなくなる。普段忘れているけど。
    そういう厳しさは、はぐちゃんみたいな子にもあっさり襲ってくるのだ。
    もちろん私にも。

    いつものことだけれど、特にモノローグが秀逸で、涙無しには読めない。
    好きな人の手を握るために人生はあるのじゃないか、
    でも自分が重荷になるのでは、
    花本先生や真山と比べてあまりに子供な自分に頭を抱える竹本くんの、
    ぐるぐる巡る悩みの全てが本当のことだと思った。
    どれも間違ってない。きゅんとした。

    あゆが「二十日大根」って真山に言ってあげるのも、
    野宮さんが追いかけてきてくれるのも、自分的にはツボでした。
    でもやっぱり、森田さん。
    初めて素の森田さんを見たというか…
    男だった。かっこよかった。それが良いか悪いかとか、
    花本先生や竹本くんの気持ちとかもあるんだけど、でもかっこよかった。

    やっぱり、背負っていたものが終わったことも大きかったのでしょうか。


    最近いろんな雑誌やフリーペーパーなんかでも、
    映画ハチクロがとりあげられていて、それはまあいいし、
    花本先生とはぐちゃんと、まああゆ、の配役はいいかなと
    思っているんですけど。
    でもその他がちょっと…なんですが、まそれはここではおいとくとして。
    結構批評に、
    『原作ではただの変人森田もこの伊勢谷くんが演じると
    すごくかっこいい森田に仕上がっています!』
    みたいな書き方がしてあることが多くて。
    いやちょっと待って?原作でも森田さんはめっちゃいい男でしょう。
    わかってないなあ。
    結婚するには大変そうだけどさ…。でもかっこいい人ですよ?と思う。

  • 今更ながらに気づいたんだけど、『好きになる』と『惚れる』ってぜんぜん違うな。あと、『惚れる』と『恋人になりたい』も違うな。あれえ?

  • ハチクロは一生ものです。

  • ハチクロは可愛くて切なくて面白いまんがですょね〜vv 美大生の切ない恋〜vvv 全巻読了してます☆

  • 各巻言いたい事が鬼あるのでこんどめっちゃ書く。

  • 好きな表紙なので!

  • 一番切ない巻だけど、一番好きな巻です。

  • この巻の表紙がいちばん好き。
    一生手放さないつもりの漫画。

  • はぐちゃんが、かけがえのない右手の感覚を失いそうになってる。。
    描くことを失ったら・・自分の生きる意味が・・

    森田さんはどうするつもりなんだろう。

    2009.5購入¥210  /  2009.5.24読了

  • 素晴らしい。

  • そして、山田さんと真山の話から、ラストの森田さんとはぐちゃんの話へ。
    10巻でフィナーレということで、大きな転換点の9巻です。

    以下、ネタばれありということで。
    http://asobo.littlestar.jp/rin/?p=475

  • この巻がいちばん思い入れがある。カオルさん・・・。私は本当の何も持たざる者だけれど。いちばん感情移入してしまったよ。

  • 美大を舞台にした、5人の若者の片想いを描くさわやかな青春ラブストーリー。

  • 1〜10巻まであるんだけど、なんかこの表紙が好きなので。

    「ハチミツとクローバー」を、久しぶりに全巻通して読み返した。

    なんておとな向けのマンガなんだろう。

    よしながふみ氏と羽海野チカ氏の対談を読んで、そこに「ハチクロの登場人物たちは、自分が生きていくためにお金を稼ぐための仕事がどれだけ大切か、わかっていて、どんなに自分の仕事以外の面がダメダメでも、仕事だけはきっちりやる」という話が出てきて、それが際立って見えているせいもあるけれど。

    最初から最後まで通して読むと、長い、長い物語が見えてくる。

    そういう構成がまずすばらしい。

    さらにそこに描かれていることが・・・嗚呼。

    長い、長い、物語の中で、登場人物たちは、本当に強くなっていく。

    みんな、自分の心に正直に生き、それでいてお互いをいたわることを知っていて、そのために自分がしなければいけないことを知っていて、きちんと果たそうと戦っていく。



    持つ者と持たざる者についてのくだりとか、本当に胸にくる。

    私は、自分を持たざる者だとしか思えない。


    この部分の話に決着はついていないように見えるのだ。

    ただ、持たざる者だと自分で思っていても、そういう自分でも愛してくれる仲間がいることに気づければ、もっと言えばそういう仲間を見つければ、持たざる者でも、どんなに誰かがうらやましくても、生きていける、といっているのかもしれない。

    私はだれなのか? この根源的な問いに私はまだ答えられない。

    自分の心に嘘はつきたくない、自分の心に正直に生きていきたい

    ただし、それがどんなに苦しいことなのか、まだよく知らない

    他人と比べず、しかし自分の納得できることを尽くして、日々を過ごしていこう

  • 感想は10巻にて***

  • 急展開に最初ついていけなかったけど、
    はぐちゃんはびっくりするくらい強かった。
    「だって 天使みたいだもの」
    泣きそうになってしまう。
    光のほうに素直に進めたらどれだけいいのだろうか。

  • 全巻持ってますがアニメ版と実写版はみていません。アニメは深夜だったから…。
    映画は前売りまで買ったのに上映期間すぎちゃった…orz
    野宮ラヴ。

  • ここから展開がすごく急にになっててびっくり。
    なんというか…重いというよりも深い感じです。
    読むのがいちばん辛い巻でもあります。

  • ここから色が変わりますねー。過去の自分自身をみてる森田さんが切ないことこの上ない・・・はぐちゃんも森田さんも痛々しいよ

羽海野チカの作品

ツイートする