ハチミツとクローバー 10 (クイーンズコミックス)

著者 :
  • 集英社 (2006年9月8日発売)
3.98
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本棚登録 : 5397
レビュー : 601
  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088653587

感想・レビュー・書評

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  • 季節のなかの自分の記憶を呼び覚ます。

    桜並木を歩き、心もとない気持ちと新しい生活に期待をしながらくぐった校門、
    下駄で痛くなった足をひきずりながら聞いた、夏祭りの夜の祭囃子の音。
    金木犀の香りと、学園祭まえの夜の大学からもれる教室の灯り、
    マフラーに顔をうずめながら自転車で通った通学路、

    ああ自分にもこんな時があったような気がすると登場人物にシンクロし、せつなくなったりする。そんな描写が羽海野さんの漫画はピカイチだと思う。

  • 最後に向けてうなぎ上りに好きになっていく漫画は初めてです。ラストで鳥肌が立ちました。ここで「ハチミツとクローバー」が出てくるのか!なんという伏線。羽海野先生は、このラストをイメージして描き始めたんですね。

    「彼女の弱さが、全てが、僕に問いかけ続けた。あなたはだぁれ?って」
    「オレはずっと考えてたんだ うまくいかなかった恋に意味はあるのかって 消えていってしまうものは無かったものと同じなのかって 今なら分かる 意味はある あったんだよここに」

    恋愛や青春という題材を通して生きる意味を問う、素晴らしい漫画です。間を空けてから、また読みたいと思う。

  • ついに、ついに終わっちゃいました、ハチクロ。
    最後まで、独特のコミックでした。
    詩集か画集を見ているかのようなコミックだった。

    ラストのありかたは、終わりが始まり、と言っていいかのような…ここからまたみんな歩き出すんだなと思えた。

    はぐちゃんが選んだこたえは”生き方”としては想像内だったのだけれど、山田さんと同じく、私も「圏外」だとばかりおもていたこたえを選び抜いたので(笑)、かなりびっくりして。
    最後のページまで戸惑いっぱなしで読み終わってしまいました…。

    恋の純粋さ、切なさ、痛々しさ、しあわせがたくさんつまった作品でした。
    羽海野先生、お疲れ様でした。

  • はぐちゃん、あゆちゃん、真山、竹本、森田…みんながそれぞれに、居場所や、向かうべき道を探して前に進んでいけて良かったと思う。私は体は小さくても創作にかける器の大きいはぐちゃんと、派手さは無いけどコツコツ積み上げていく強さを持った竹本君が好きでした。最後のシーン泣けました。うまくいかなかった恋にも意味はある。いや、むしろ、うまくいかなかった恋の方が意味があったりするのかもしれないですね。大切な宝をもらえた気持ちになりました。
    『 3月のライオン』の14巻がきっかけでこちらのハチクロを読み始めたのですが、なるほど、こうなって、ああなるのか…と、順序が逆でしたがあゆちゃんも真山君も幸せそうで良かったです。

  • 絵が苦手だったので今まで読むのを躊躇っていましたが、私自身が美大出身なこともあって「学生時代はハチクロみたいだった?」と聞かれことがしばしば。
    「読んでない」と答えるのも疲れてきたので頑張って読みました。

    正直な感想、とても面白かったです。
    いや、悲しいです。悲しいですけど、話がよく練られていて面白かったです。

    私が大学生の頃に好きだった人が真山そっくりで、私は山田さんに似ていると言われ続け(あそこまで美人ではないが)とても胸が痛くなりました。
    学生のころに読んでいたら、絶対に真山がタイプなんだろうけど、少し大人になった今読むと、一番のタイプは竹本くんの新しいお父さんかな。
    結婚するなら、あれくらいまっすぐで男らしくて明るい人がいいです。
    ご飯とかおいしいおいしいって言いながら食べてくれそうですし(笑)

    先生もかっこいいです。
    森田は私には難しすぎます。
    竹本くんはこれからいい男になるだろう。

    個人的には、全巻読んでも絵が好きになれなかったり、読みづらいコマ割りや文だったので★は4つ。
    でも映画化・アニメ化される理由が理解できるくらいには面白いと思います。
    竹本くんとはぐちゃんがカップルになるであろう王道にはならず、真山はなんだかんだでいい感じになりやがって。
    結局は世の中金なんだよって言ってくる感じがプンプンとする漫画でもあり。
    いろいろとベタな少女漫画とは違う展開が楽しめると思います。


    んで…竹本くんが主人公ってことでいいんですよね?笑

  • とうとう最終の10巻目!
    噛み締めながら読みました。

    はぐちゃんが竹本くんに言ったセリフ

    「竹本くんは手を抜いたりズルしたりをしない

    きっと心を込めて直してくれる

    だからきっとお寺は嬉しいと思う」

    ↑↑↑
    私も同感でした
    ハチクロを全て読み終えて竹本くん的な生き方が好きですね

    新幹線のシーンでは、せつない感動が胸いっぱいに溢れだし
    ハチクロの登場キャラ達との別れがイヤになってきてしまった(涙)

    これは再読したいコミックです!!!

    • 円軌道の外さん

      あいす桃さん、こんばんは!
      お久しぶりです!
      いつもいつも沢山のお気に入りポチありがとうございます(^^)
      しかもかなり古いレビュ...

      あいす桃さん、こんばんは!
      お久しぶりです!
      いつもいつも沢山のお気に入りポチありがとうございます(^^)
      しかもかなり古いレビューまで探してくれたのが
      嬉しくてコメントさせてもらいました。

      ハチクロは僕もかなりハマって
      今もことあるごとに読み返してしまう
      ある種バイブルのような作品だし、
      報われない恋にだってちゃんと意味があることを
      この漫画から学びました。

      あと、僕は山田さんが大好きだったので
      なんかとられるのがイヤで
      野宮を勝手にライバル視してたなぁ~(汗)(^_^;)

      竹本くんは登場人物の中で
      一番成長しましたよね。
      ママチャリでの自分探しの旅のエピソードが一番印象深いです。

      あっ、調子に乗って喋り過ぎですいません!
      これからも末永くよろしくお願いします。
      素敵なレビューまた楽しみにしてます。

      2015/06/20
    • あいす桃さん
      円軌道の外さん、コメント有り難うございます!m(__)m
      ハチクロは、そうです!一度、読んだ人ならバイブルになるはずですよ。

      山田さ...
      円軌道の外さん、コメント有り難うございます!m(__)m
      ハチクロは、そうです!一度、読んだ人ならバイブルになるはずですよ。

      山田さんの“真山への片思いの泣き顔”が、なんともキュンキュンきたものです。
      真山は原田さんにストーカーまがいのことをするぐらい一筋でしたね…しかし、野宮と山田さんは、くっついて欲しくないとの気持ちで読んでました。

      竹本くんが松島の修復士たちと出逢い、竹本くんの中で何かが変わってゆく姿が、私のハチクロ最高潮のシーンです。

      コミックは、あまり再読しないのですが、ハチクロは読み返すつもりでいます。

      こちらこそ、たくさんの花丸ポチポチ有り難う御座います。(*^_^*)


      2015/06/25
  • 読むまでは、はぐみちゃんと竹本君中心の話かと思い込んでいたけど、読んでみたら全く違っていて、どんな本も最後まで読まないとわからないものだなと改めて思った一冊。恋愛と人間の再生を描いた話。胸キュンでした。読んでよかった!(総評)

  • 好き。

    人物相関図をつくったら悲しくなっちゃうくらいみんな片思い…そんな漫画、ハチクロ。

    この漫画の一番の魅力は、やっぱり、個々のキャラクターの輝き。

    これだけ設定を組めたら、あとはどんなエピソードをもってきても勝手にキャラクターが動くようなところはあったんじゃないかな、と想像する。
    羽海野先生の産みの苦しみにはぼくなんか想像も及ばないものがあったろうけども。

    リカさんや花本先生の気持ちがわかるようになって、年取ったなあって実感します。
    「ああ 原田 会いたいなぁ オレはさびしいよ」ってつぶやく花本先生のそのセリフが、何かわかるようになった。

    もう三周読んだから、読み返さないかもしれないし、また四周、五周と読んじゃうのかもしれない。
    ほんとうに好きなマンガってそんなところあるよ。うん。

  • ハチミツとクローバーという作品も、今巻で最終巻。
    賛否両論のラストではなかったのかな~とは思われるが、私はこのラスト、素敵なものだったのではないかと思える。

    はぐみを取り巻く、竹中君、森田、先生の関係性に決着がつく。
    私的にははぐみとくっついたのが彼だった事は、納得のいくものだったのではないかな?と思う。

    そして最終話、就職の為東京を後にする竹中君とはぐみの別れのシーン。
    自転車に2人乗りをする夜のシーンと、ホームでの別れの場面があるが、二つともとても丁寧に描かれていて、あぁ、この物語は竹中君とはぐみの物語だったと思える。

    竹中君がはぐみに恋をして、その恋に一つの結末が訪れる。
    とてもよい作品でした。

  • 読み切りが好きです。

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