ハチミツとクローバー 10 (クイーンズコミックス)

著者 :
  • 集英社 (2006年9月8日発売)
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本棚登録 : 5394
レビュー : 602
  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088653587

感想・レビュー・書評

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  • 美術大学の仲間の青春物語。最終巻。

    それぞれに落ち着くところに落ち着いた。
    片思いだらけの切ないストーリーと聞いていたが、読んでみるとあまり片思いにフォーカスした話でもなかった。
    3月のライオンといい、羽海野さんの話に付けられる煽りは、私の感覚に合わないことが多い。
    結局最終的に、学生5人組の中でカップルはひとつも出来なかった。

    女性が書いていて、これだけ男が純情一途なのはなにか楽しい。共感できる男どもだ。真山はこのままリカを守って欲しいし、竹本はその仕事ぶりで誰かに惚れられて、なしくずしに幸せになって欲しい。
    ああ、森田は別に幸せにならなくて良いなあ。

    最終巻、星のオペラは好きな話でした。頑張って、掴め。

  • 何回読み直してもちょっと涙ぐんでしまう。たぶんこれからずっと、大切な漫画。

    これは切ない片恋の物語であると同時に、持つ人と持たざる人の物語でもあるなあと思いました。たとえばはぐちゃんとか森田さんは持っている人。しゅうちゃんとか竹本くんは持ってない人。でも持たざる人も持つ人にたくさんのものを与えている。その連鎖が面白くてやさしいな、と思います。
    はぐちゃんという持っている人が、最後の最後に竹本くんというふつうの男の子になにをあげたかっていったら、ありったけの幸福で。そう思うとぐっときます。受け取った竹本くんもこれからなにかを与えられる人になるのかな。

  • 一番苛苛させられるのがあゆ。そして一番共感してしまうのがあゆ。あゆが泣くとこっちも問答無用で一緒に泣いた。

  • だいすき。
    『ありったけのしあわせを、あなたに。』

  • 人を好きになって、相手を思いやる…って、なんてせつないんだろう…
    受け入れられないつらさを知ってるから、自分を慕う人の気持ちがわかってしまうつらさがあったり。
    「好き」って思いは自分でもコントロール出来ないし、人の「好き」もどうすることもできない…

    このマンガの登場人物はすっごくやさしいんだよね。 どうにもならない思いに傷付いて、傷つけてしまうことに自己嫌悪したりしても、最後は相手を思いやってたりする…
    その周囲の人達もとってもやさしい。振り回してるようで、その人なりの精一杯ではげましてたりする。
    恋で傷付く事を、どっちが悪いといった視点をもたないし、肩入れして一緒になって悪口いったりするようななぐさめが嫌いな私には、そんななぐさめをしない周囲の人達がとっても気持ちいいかな。

  • 一つに集まって 結んだ
    いくつもの糸が
    解けて ばらばらになっていくようで

    最初から 何もなかったみたいな
    気がした

    終わりはなんて あっけなくて
    真っ暗だろう

    終わりにしたい
    でも一人は嫌

    そんな身勝手な心を
    誰かに叱ってほしかったのかもしれない

    一緒にあがこう
    夢を見るように生きよう
    朝陽を見よう
    この世界で 一緒に
    だから 諦めないで

    どんなに離れても あなたのことも
    その後ろ姿も 忘れない
    ずっと 見てる

    その見つめた先で
    夜が明けるんだ

    終わりは真っ暗なんじゃなくて
    ちゃんと続いているし 
    ちゃんと 明るい場所に出るんだ

    だから一人になんて なれなくて

    どうしようもなくて
    寂しくて悲しくて虚しくて
    でも一生懸命どこかで頑張っていて
    そうやって そんなの みんなそうだから

    あなただけが 独りになんて なれない

    辛い時ほど
    忘れてしまうの

    だから思い出して
    いつか一面に咲く四葉のクローバーみたいに

    思い出にしてね
    色褪せない一枚の写真のように

  • 読むたびにいろいろ考える。思いつくままに書いておこう。

    ・「3月のライオン」の零には両親がいない。「ハチミツとクローバー」のはぐちゃんは母を亡くしている。愛し庇護してくれる保護者はいるけれど、親ではない。二人をはじめ他の登場人物たちの多くも、親のいない世界で、笑ったり泣いたり、もがきながら成長していく。意識的にせよ無意識にせよ、そうした形が選ばれていることは示唆的だ。大人になるのに必要なのは愛された記憶であって、現実の親はむしろ阻害要因なのかもしれない。これはかつて若者だった身としては大いにうなずけることだが、20代の子どもを持つ親である今の自分にはほろ苦い認識だ。

    ・それだけになおさら、この10巻に同時収録された「星のオペラ」が胸にしみてくる。羽海野作品では一番好きかもしれない。ハルが「蟻のようなもの」の意味を知る場面では、何度読んでも心が震える。ハルの両親とイグルーの父さんの愛情からの決断が、彼の人生を切り開いたのだ。ドラえもんの「アンキパン」からこんな話が作れるとは。

    ・「空の小鳥」も好きな作品。ギャグ要素があまりなく、絵柄もお話もすごく自然な感じだ。ハチクロのギャグには正直ついていけないのだった。あ、でも山崎君のオシャレ話は好きだったりする。「3月のライオン」新刊で登場して、あっ!と声が出た。でもあのジャージはないわあ。

  • 1〜10巻再読。何万回も読んだ。

  • “再び描きたいという強い思いから懸命にリハビリをするはぐみ。そんな彼女に対して修司、森田、竹本のとった行動と決断は!?春を迎え物語は、ついに感動のクライマックスへ!!”―裏表紙より。

  • それぞれ別の道で生きていくし、この話は青春の1ページに過ぎない。彼らの今後の人生に希望が持てる終わり方で良かった。青春時代に色々悩み考えた彼らはきっといい大人になる。最後のシーンのタイトル回収、見事でした。 
    感想記事→http://utsuyama27.com/hachikuro10/

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