ハチミツとクローバー 10 (クイーンズコミックス)

著者 :
  • 集英社 (2006年9月8日発売)
3.98
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本棚登録 : 5394
レビュー : 602
  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088653587

感想・レビュー・書評

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  • 季節のなかの自分の記憶を呼び覚ます。

    桜並木を歩き、心もとない気持ちと新しい生活に期待をしながらくぐった校門、
    下駄で痛くなった足をひきずりながら聞いた、夏祭りの夜の祭囃子の音。
    金木犀の香りと、学園祭まえの夜の大学からもれる教室の灯り、
    マフラーに顔をうずめながら自転車で通った通学路、

    ああ自分にもこんな時があったような気がすると登場人物にシンクロし、せつなくなったりする。そんな描写が羽海野さんの漫画はピカイチだと思う。

  • 最後に向けてうなぎ上りに好きになっていく漫画は初めてです。ラストで鳥肌が立ちました。ここで「ハチミツとクローバー」が出てくるのか!なんという伏線。羽海野先生は、このラストをイメージして描き始めたんですね。

    「彼女の弱さが、全てが、僕に問いかけ続けた。あなたはだぁれ?って」
    「オレはずっと考えてたんだ うまくいかなかった恋に意味はあるのかって 消えていってしまうものは無かったものと同じなのかって 今なら分かる 意味はある あったんだよここに」

    恋愛や青春という題材を通して生きる意味を問う、素晴らしい漫画です。間を空けてから、また読みたいと思う。

  • ついに、ついに終わっちゃいました、ハチクロ。
    最後まで、独特のコミックでした。
    詩集か画集を見ているかのようなコミックだった。

    ラストのありかたは、終わりが始まり、と言っていいかのような…ここからまたみんな歩き出すんだなと思えた。

    はぐちゃんが選んだこたえは”生き方”としては想像内だったのだけれど、山田さんと同じく、私も「圏外」だとばかりおもていたこたえを選び抜いたので(笑)、かなりびっくりして。
    最後のページまで戸惑いっぱなしで読み終わってしまいました…。

    恋の純粋さ、切なさ、痛々しさ、しあわせがたくさんつまった作品でした。
    羽海野先生、お疲れ様でした。

  • はぐちゃん、あゆちゃん、真山、竹本、森田…みんながそれぞれに、居場所や、向かうべき道を探して前に進んでいけて良かったと思う。私は体は小さくても創作にかける器の大きいはぐちゃんと、派手さは無いけどコツコツ積み上げていく強さを持った竹本君が好きでした。最後のシーン泣けました。うまくいかなかった恋にも意味はある。いや、むしろ、うまくいかなかった恋の方が意味があったりするのかもしれないですね。大切な宝をもらえた気持ちになりました。
    『 3月のライオン』の14巻がきっかけでこちらのハチクロを読み始めたのですが、なるほど、こうなって、ああなるのか…と、順序が逆でしたがあゆちゃんも真山君も幸せそうで良かったです。

  • 絵が苦手だったので今まで読むのを躊躇っていましたが、私自身が美大出身なこともあって「学生時代はハチクロみたいだった?」と聞かれことがしばしば。
    「読んでない」と答えるのも疲れてきたので頑張って読みました。

    正直な感想、とても面白かったです。
    いや、悲しいです。悲しいですけど、話がよく練られていて面白かったです。

    私が大学生の頃に好きだった人が真山そっくりで、私は山田さんに似ていると言われ続け(あそこまで美人ではないが)とても胸が痛くなりました。
    学生のころに読んでいたら、絶対に真山がタイプなんだろうけど、少し大人になった今読むと、一番のタイプは竹本くんの新しいお父さんかな。
    結婚するなら、あれくらいまっすぐで男らしくて明るい人がいいです。
    ご飯とかおいしいおいしいって言いながら食べてくれそうですし(笑)

    先生もかっこいいです。
    森田は私には難しすぎます。
    竹本くんはこれからいい男になるだろう。

    個人的には、全巻読んでも絵が好きになれなかったり、読みづらいコマ割りや文だったので★は4つ。
    でも映画化・アニメ化される理由が理解できるくらいには面白いと思います。
    竹本くんとはぐちゃんがカップルになるであろう王道にはならず、真山はなんだかんだでいい感じになりやがって。
    結局は世の中金なんだよって言ってくる感じがプンプンとする漫画でもあり。
    いろいろとベタな少女漫画とは違う展開が楽しめると思います。


    んで…竹本くんが主人公ってことでいいんですよね?笑

  • とうとう最終の10巻目!
    噛み締めながら読みました。

    はぐちゃんが竹本くんに言ったセリフ

    「竹本くんは手を抜いたりズルしたりをしない

    きっと心を込めて直してくれる

    だからきっとお寺は嬉しいと思う」

    ↑↑↑
    私も同感でした
    ハチクロを全て読み終えて竹本くん的な生き方が好きですね

    新幹線のシーンでは、せつない感動が胸いっぱいに溢れだし
    ハチクロの登場キャラ達との別れがイヤになってきてしまった(涙)

    これは再読したいコミックです!!!

    • 円軌道の外さん

      あいす桃さん、こんばんは!
      お久しぶりです!
      いつもいつも沢山のお気に入りポチありがとうございます(^^)
      しかもかなり古いレビュ...

      あいす桃さん、こんばんは!
      お久しぶりです!
      いつもいつも沢山のお気に入りポチありがとうございます(^^)
      しかもかなり古いレビューまで探してくれたのが
      嬉しくてコメントさせてもらいました。

      ハチクロは僕もかなりハマって
      今もことあるごとに読み返してしまう
      ある種バイブルのような作品だし、
      報われない恋にだってちゃんと意味があることを
      この漫画から学びました。

      あと、僕は山田さんが大好きだったので
      なんかとられるのがイヤで
      野宮を勝手にライバル視してたなぁ~(汗)(^_^;)

      竹本くんは登場人物の中で
      一番成長しましたよね。
      ママチャリでの自分探しの旅のエピソードが一番印象深いです。

      あっ、調子に乗って喋り過ぎですいません!
      これからも末永くよろしくお願いします。
      素敵なレビューまた楽しみにしてます。

      2015/06/20
    • あいす桃さん
      円軌道の外さん、コメント有り難うございます!m(__)m
      ハチクロは、そうです!一度、読んだ人ならバイブルになるはずですよ。

      山田さ...
      円軌道の外さん、コメント有り難うございます!m(__)m
      ハチクロは、そうです!一度、読んだ人ならバイブルになるはずですよ。

      山田さんの“真山への片思いの泣き顔”が、なんともキュンキュンきたものです。
      真山は原田さんにストーカーまがいのことをするぐらい一筋でしたね…しかし、野宮と山田さんは、くっついて欲しくないとの気持ちで読んでました。

      竹本くんが松島の修復士たちと出逢い、竹本くんの中で何かが変わってゆく姿が、私のハチクロ最高潮のシーンです。

      コミックは、あまり再読しないのですが、ハチクロは読み返すつもりでいます。

      こちらこそ、たくさんの花丸ポチポチ有り難う御座います。(*^_^*)


      2015/06/25
  • 読むまでは、はぐみちゃんと竹本君中心の話かと思い込んでいたけど、読んでみたら全く違っていて、どんな本も最後まで読まないとわからないものだなと改めて思った一冊。恋愛と人間の再生を描いた話。胸キュンでした。読んでよかった!(総評)

  • 好き。

    人物相関図をつくったら悲しくなっちゃうくらいみんな片思い…そんな漫画、ハチクロ。

    この漫画の一番の魅力は、やっぱり、個々のキャラクターの輝き。

    これだけ設定を組めたら、あとはどんなエピソードをもってきても勝手にキャラクターが動くようなところはあったんじゃないかな、と想像する。
    羽海野先生の産みの苦しみにはぼくなんか想像も及ばないものがあったろうけども。

    リカさんや花本先生の気持ちがわかるようになって、年取ったなあって実感します。
    「ああ 原田 会いたいなぁ オレはさびしいよ」ってつぶやく花本先生のそのセリフが、何かわかるようになった。

    もう三周読んだから、読み返さないかもしれないし、また四周、五周と読んじゃうのかもしれない。
    ほんとうに好きなマンガってそんなところあるよ。うん。

  • ハチミツとクローバーという作品も、今巻で最終巻。
    賛否両論のラストではなかったのかな~とは思われるが、私はこのラスト、素敵なものだったのではないかと思える。

    はぐみを取り巻く、竹中君、森田、先生の関係性に決着がつく。
    私的にははぐみとくっついたのが彼だった事は、納得のいくものだったのではないかな?と思う。

    そして最終話、就職の為東京を後にする竹中君とはぐみの別れのシーン。
    自転車に2人乗りをする夜のシーンと、ホームでの別れの場面があるが、二つともとても丁寧に描かれていて、あぁ、この物語は竹中君とはぐみの物語だったと思える。

    竹中君がはぐみに恋をして、その恋に一つの結末が訪れる。
    とてもよい作品でした。

  • 読み切りが好きです。

  • 美術大学の仲間の青春物語。最終巻。

    それぞれに落ち着くところに落ち着いた。
    片思いだらけの切ないストーリーと聞いていたが、読んでみるとあまり片思いにフォーカスした話でもなかった。
    3月のライオンといい、羽海野さんの話に付けられる煽りは、私の感覚に合わないことが多い。
    結局最終的に、学生5人組の中でカップルはひとつも出来なかった。

    女性が書いていて、これだけ男が純情一途なのはなにか楽しい。共感できる男どもだ。真山はこのままリカを守って欲しいし、竹本はその仕事ぶりで誰かに惚れられて、なしくずしに幸せになって欲しい。
    ああ、森田は別に幸せにならなくて良いなあ。

    最終巻、星のオペラは好きな話でした。頑張って、掴め。

  • 何回読み直してもちょっと涙ぐんでしまう。たぶんこれからずっと、大切な漫画。

    これは切ない片恋の物語であると同時に、持つ人と持たざる人の物語でもあるなあと思いました。たとえばはぐちゃんとか森田さんは持っている人。しゅうちゃんとか竹本くんは持ってない人。でも持たざる人も持つ人にたくさんのものを与えている。その連鎖が面白くてやさしいな、と思います。
    はぐちゃんという持っている人が、最後の最後に竹本くんというふつうの男の子になにをあげたかっていったら、ありったけの幸福で。そう思うとぐっときます。受け取った竹本くんもこれからなにかを与えられる人になるのかな。

  • 一番苛苛させられるのがあゆ。そして一番共感してしまうのがあゆ。あゆが泣くとこっちも問答無用で一緒に泣いた。

  • だいすき。
    『ありったけのしあわせを、あなたに。』

  • 人を好きになって、相手を思いやる…って、なんてせつないんだろう…
    受け入れられないつらさを知ってるから、自分を慕う人の気持ちがわかってしまうつらさがあったり。
    「好き」って思いは自分でもコントロール出来ないし、人の「好き」もどうすることもできない…

    このマンガの登場人物はすっごくやさしいんだよね。 どうにもならない思いに傷付いて、傷つけてしまうことに自己嫌悪したりしても、最後は相手を思いやってたりする…
    その周囲の人達もとってもやさしい。振り回してるようで、その人なりの精一杯ではげましてたりする。
    恋で傷付く事を、どっちが悪いといった視点をもたないし、肩入れして一緒になって悪口いったりするようななぐさめが嫌いな私には、そんななぐさめをしない周囲の人達がとっても気持ちいいかな。

  • 一つに集まって 結んだ
    いくつもの糸が
    解けて ばらばらになっていくようで

    最初から 何もなかったみたいな
    気がした

    終わりはなんて あっけなくて
    真っ暗だろう

    終わりにしたい
    でも一人は嫌

    そんな身勝手な心を
    誰かに叱ってほしかったのかもしれない

    一緒にあがこう
    夢を見るように生きよう
    朝陽を見よう
    この世界で 一緒に
    だから 諦めないで

    どんなに離れても あなたのことも
    その後ろ姿も 忘れない
    ずっと 見てる

    その見つめた先で
    夜が明けるんだ

    終わりは真っ暗なんじゃなくて
    ちゃんと続いているし 
    ちゃんと 明るい場所に出るんだ

    だから一人になんて なれなくて

    どうしようもなくて
    寂しくて悲しくて虚しくて
    でも一生懸命どこかで頑張っていて
    そうやって そんなの みんなそうだから

    あなただけが 独りになんて なれない

    辛い時ほど
    忘れてしまうの

    だから思い出して
    いつか一面に咲く四葉のクローバーみたいに

    思い出にしてね
    色褪せない一枚の写真のように

  • 読むたびにいろいろ考える。思いつくままに書いておこう。

    ・「3月のライオン」の零には両親がいない。「ハチミツとクローバー」のはぐちゃんは母を亡くしている。愛し庇護してくれる保護者はいるけれど、親ではない。二人をはじめ他の登場人物たちの多くも、親のいない世界で、笑ったり泣いたり、もがきながら成長していく。意識的にせよ無意識にせよ、そうした形が選ばれていることは示唆的だ。大人になるのに必要なのは愛された記憶であって、現実の親はむしろ阻害要因なのかもしれない。これはかつて若者だった身としては大いにうなずけることだが、20代の子どもを持つ親である今の自分にはほろ苦い認識だ。

    ・それだけになおさら、この10巻に同時収録された「星のオペラ」が胸にしみてくる。羽海野作品では一番好きかもしれない。ハルが「蟻のようなもの」の意味を知る場面では、何度読んでも心が震える。ハルの両親とイグルーの父さんの愛情からの決断が、彼の人生を切り開いたのだ。ドラえもんの「アンキパン」からこんな話が作れるとは。

    ・「空の小鳥」も好きな作品。ギャグ要素があまりなく、絵柄もお話もすごく自然な感じだ。ハチクロのギャグには正直ついていけないのだった。あ、でも山崎君のオシャレ話は好きだったりする。「3月のライオン」新刊で登場して、あっ!と声が出た。でもあのジャージはないわあ。

  • 1〜10巻再読。何万回も読んだ。

  • “再び描きたいという強い思いから懸命にリハビリをするはぐみ。そんな彼女に対して修司、森田、竹本のとった行動と決断は!?春を迎え物語は、ついに感動のクライマックスへ!!”―裏表紙より。

  • それぞれ別の道で生きていくし、この話は青春の1ページに過ぎない。彼らの今後の人生に希望が持てる終わり方で良かった。青春時代に色々悩み考えた彼らはきっといい大人になる。最後のシーンのタイトル回収、見事でした。 
    感想記事→http://utsuyama27.com/hachikuro10/

  • いつまでも、続いててほしかった。
    せつない……

  • 若者の澄みきった人生観が広がるフィナーレ。

  • ノーノーサンキュー☆骨折れるっつの骨粗鬆症だっつの ああ好きさ大好きさ!!! ずっと考えていたんだ実らなかった恋に意味はあるのかなって消えてしまったものは始めから無かったものと同じなのかなって 山崎優しい可愛い 停電でビームサーベル楽しそう 今ならわかる意味はあるあったんだよここに 連載が終わった漫画家さんがこんな気持ちになるんだってこれ読んで初めて知って泣いたんだったな リストレーナー笑 終わってしまった

  • 2016.4.16市立図書館(次女)
    芸術家生命の危機に瀕するはぐみに対して、竹本は、森田は、そして花本先生はどうするのか、そしてはぐの選択は。
    いろんな片思いに終止符が打たれる最終回。実らなかった恋にも意味はある。その恋をめぐるさまざまな記憶と人を想い想われる関係の中でうける影響、成長。竹本くんにとっては、仲間に恵まれ楽しい半面、持てるものともたざるものをめぐって苦しみ悩むことの多かった学生生活だったけれど、たしかなものをつかんで門出をむかえられたことをともに喜びたい。

    そーかそーか、この花本先生を映画では堺さんが演じていたんだなぁ、と思いながら読んだ。

  • 絵もうまいしギャグも面白い。

    ところで竹本くんははぐちゃんのどこが良かったの?

    なに考えてるかよくわかんない3人の三角関係をほとんど外から見てるだけで、恋愛対象の候補にもなれなかった蚊帳の外の人が最後に泣けるセリフを言っても、ね…

    全然心に響かないというか…

  • 2016/01/23、再読、一気読み。
    切ない、泣けた!
    そしてもう30代になってしまった私には眩しかった。

    うまくいかなかった恋にも意味があるんだ、と。

    うまくいってもいかなくても、
    そう思える恋がしたいなぁ。

  • 結局最後まで、どっぷりのめり込むことはなかった。終盤でやっと、「3月の~」の萌芽というか、そこに繋がっていけそうな気配が漂ってきたのが救い。それぞれの恋の結末はまあ、正直どっちでも良くて、本当に恋愛ものには興味が沸かないな、と再認識しました。

  • 最終巻。
    あの人にはみつけてあげられなかったクローバー、君には、今度は。
    巻末の短編”ドラえもんの秘密道具を一つだけ使って作る”「星のオペラ」が好い。

  • 大学時代に読んでハマったのを思いだし、


    最近になって大人買い。


    当時は

    「この気持ちわかるなぁ」

    と思っていたけど、


    今読んでみると

    「昔はこんな風に考えていたこともあったなぁ」

    に変わっていた。


    数年だけど確実に歳を取ってるなぁ(苦笑)



    でも、
    今読んでもすばらしい作品だということはわかる(*^^*)

  • 【中古】最終回の余韻も短編で吹っ飛んでしまったのが残念。最初はとても甘酸っぱい青春だったのに、ラストは儚く切なくなった。後日談とか読んでみたい。

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