あぶな坂Hotel (クイーンズコミックス)

  • 集英社 (2008年3月19日発売)
3.61
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Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784088654638

みんなの感想まとめ

あの世とこの世の境界に立つホテルを舞台に、深いドラマが展開される作品は、短編四篇とおまけの話を通じて、人生の様々な側面を描き出しています。読者は、死と生の間を彷徨う客たちの物語に引き込まれ、心の奥深く...

感想・レビュー・書評

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  • kuma0504さんのレビューを読んで、どうしても、絶版中の、この漫画が、読みたくなり、アマゾンを利用したことが無い私だったが、何とかして、手に入れた。
    確かに、くまさんのおっしゃるように、装丁で、この漫画は、損をしているように思った。表紙の絵より、中身の絵の方がずっと美しいし、あぶな坂HOTELの短編四作品と、おまけの天使のはなし、どれも、萩尾望都氏に相応しく、質が高く、内容が深く濃ゆい。死と生の間を移ろうひと達が集う、
    あぶな坂HOTEL。とても濃密なドラマが展開される。読後の満足感が、ハンパない。☆を5つ付けたいところだが、表紙絵が気にいらないので、ひとつ減らしました。読めて良かったです!
    kuma0504さん、熱いレビューを、ありがとうございました!

  • 本書の存在をメイプルマフィンさんから教えてもらい、探し当てた。どうして知らなかったのかと思うくらい傑作だった。集英社さん、今すぐに再発行の戦略を立てるべきです!

    メイプルマフィンさんは古本にもなくて電子書籍で読んだそうだが、私はラクマで手に入れた。実は今現在はAmazon古本でも出品されている。

    帯がついていた。
    大文字ゴシックで「萩尾望都 最新作!」
    編集部は、もうそれだけで売ろうとしたようだ。その戦略、間違っている。そもそも掲載誌がレディース雑誌の「YOU」なので20代の若い女性ウケを狙って「ホラーテイスト」の装丁にしたのが間違い。内容は全く違うでしょ?萩尾望都をよく知らない世代に向かって、内容とは違うカバーにしたら、そりゃ売れないでしょ。絶版にもなるのは当然。
    ‥‥帯の説明文の方は内容を的確につたえている。

    あの世とこの世の間に建つ「あぶな坂HOTEL」。
    生と死の間を彷徨うように、自分たちではどちらにも進めないまま、客はこのホテルに集まる。導かれていくのはどちらの世界か‥‥!?
    「心の中のずっと押し込めてきた感情が、ゆっくりと溶け出す時‥‥。」

    「ポーの一族」の世界観に繋がる萩尾望都の世界だ。一冊の中に4篇の短編を入れてあり、その中で多くの人間の人生を凝縮しているので、まるで演劇のような作りになっている。コメディあり、ヒューマンドラマあり、サスペンスあり。実に多彩なドラマを見せている。さすがというべきだろう。

    編集部は、今こそ本作をテレビ局に売り込むべきだ。作り方は、今冬ヒットした「ミステリという勿れ」を真似して作る。謎解きは番組の中盤で明かされて、そのあとに真のテーマが立ち現れる。という構成である。腕のある脚本家ならば、本作でワンクール作れるはずだし、それが無理でも、NHKの夜のドラマ(4話)のように原作を脚色して作れる筈だ。編集部はそれが決まったら、このコミックを新しい装丁で大々的に売り出すと同時に、新シリーズを再開させる。実際、未だホテルオーナーの藤ノ木由良の正体も、支配人の甘糟さんの正体も、明かされていないのだ(途中で打ち切りになったのは明らか)。

    そうすれば、原作はそのあと文庫本にしても売れてゆくし、コンテンツの第二次利用で儲けることができる筈である。「YOU」が無理ならば、集英社の有志編集部の皆さん、独自に頑張ってみませんか?

    • kuma0504さん
      りまのさん、おはようございます。
      私のレビューで読みたくなったとのこと、嬉しいです。
      2008年刊行なので、「ここではない、どこか」シリーズ...
      りまのさん、おはようございます。
      私のレビューで読みたくなったとのこと、嬉しいです。
      2008年刊行なので、「ここではない、どこか」シリーズを描いていた頃。私はなんとなく新生ポーの一族の前駆形のような気がしました。
      2022/03/31
    • りまのさん
      kuma0504さん
      こんな夜中に、失礼いたします。萩尾望都氏の、あぶな坂HOTEL、アマゾンで、手に入れました。今、読み終えたところ。すご...
      kuma0504さん
      こんな夜中に、失礼いたします。萩尾望都氏の、あぶな坂HOTEL、アマゾンで、手に入れました。今、読み終えたところ。すごい傑作短編がそろっていて、読後の満足感が、とても大きかったです。でも やはり、表紙絵が 気にいらない…!
      そこだけが、内容と、違和感ありました。でも、読めて良かったです。中身の絵が美しいし、ドラマ感が、すごく良かったです。くまさんのレビューのおかげで、この作品を知ることができ、手に入れようという気持ちになりました。ありがとうございました!
      2022/04/10
    • kuma0504さん
      りまのさん、私のレビューがキッカケだったとのこと、素直に嬉しいです!
      Amazon利用したことがなかったんですね。
      一回使ったら、古い本なら...
      りまのさん、私のレビューがキッカケだったとのこと、素直に嬉しいです!
      Amazon利用したことがなかったんですね。
      一回使ったら、古い本ならば、Amazonで買った方が安価で手に入れることできる本が多くあって便利です。
      2022/04/10
  • あの世とこの世の堺に立つホテル。
     美しいオーナーとお客の話。

     萩尾望都さまは、すごい。
     ある意味、手垢のついた題材で、ステレオな展開であるのに、斬新。丁寧につむいだ物語は、その編み目だけで充分見るに価するものになる。って、編み目だけじゃないんだけどね。でも、編み目が素晴らしいのよ。
     
     あの世とこの世の堺なので、それなりにダークな展開もあるんだけど、そこはモー様なので、エレガント。
     このエレガントさって、和三盆の甘さだな。

     スキーにいって遭難した兄弟の話に涙。
     ホント、最近兄弟ものに弱いわ。

     モー様を読む時間って、至福。
     モー様は、短編なら短編の至福を。長編なら長編の至福を与えてくれるところが神。

     毎回いってるけど、モー様が読める今に生まれて、本当に本当によかったよ(感涙)

  •  再読。ありがちな設定でも名手 萩尾望都は読ませてしまう。
     「女の一生」「3人のホスト」は特に感銘を受けた。後者は舞台劇で観たい気がする。

  • 由良さんは美人ですね。おまけの「天使のはなし」がけっこうお気に入りだな。

  • 舞台にしたら良さそうなワンシチュエーション短編集

  • 女の一生、必読

  • この世とあの世の境目にあるあぶな坂HOTEL
    そこには死んでもないし、生きてもない人々が訪れます。

    正面玄関はこちらの世界。
    中庭からはあちらの世界。
    子供は迷いなくどちらかの世界に行きます。
    でも大人は帰るべきか、行くべきかさんざん迷って結論を出します。

    萩尾望都さんのマンガは深いです。
    テーマが重くて暗い。
    それにキャラに目力がありすぎて、見ていて疲れます。

    私の場合、好きなマンガと拒否反応を起こすマンガが両極端で、この人のマンガは読んですぐ売ってしまったものと、時々見直すものと真っ二つに分かれます。
    それでいうと、このマンガは珍しくそのどちらでもなく、売っても持っててもどちらでもいいって感じ。
    まさに「あぶな坂HOTEL」かも。

    「もしあなたに探し物があれば」
    「あぶな坂HOTELで見つかるかもしれませんわ」
    「もっとも何を探しているのか解っておられる方はまれでございますが」

    HOTELの女性オーナーのお言葉です。

  • (2008.04.10読了)(2008.04.05購入)
    【目次】
    あぶな坂HOTEL -あぶな坂HOTELの人々-
    あぶな坂HOTEL -女の一生-
    あぶな坂HOTEL -3人のホスト-
    あぶな坂HOTEL -雪山へ-
    天使のはなし
    (2012年5月1日・記)

  • 中島みゆきを思わせる由良さんが素敵。他の作品と違って一定の場所だけで演じられる世界がまた新鮮でした。初見では実はさほどではなかったけれど、3度目の今日はじんわりと涙が出てきた。この方の死生観が好きだと思う。
    2011年9月
    2014年5月 再読

  • 「あぶな坂HOTELとは、この世とあの世のあわいに建つホテル。一旦ここに来て、帰るのも逝くのも、お客様のお心次第、運次第・・・。女主人や執事、メイドのキャラクターが話を読み進むに連れて明らかになっていく面白さと、もちろん、話ごとにやってくるお客様たちのここに来るまでの事情や性格描写の巧みなこと! 特に、なぜここにやってきたのか本人たちが最初はよく把握していない辺りがね。モー様特有の、登場人物たちが一気にしゃべり始めて、読者が一所懸命追いかける、みたいな賑やかさも嬉しかった・・・。よかったです、ありがとうございます。と言わせてください。(#^.^#)

  • あの世とこの世のはざまに立つあぶな坂HOTELを訪れる人々の物語。
    あぶな坂4篇と天使の短編がひとつ収録。
    選んだにしろ事故でやって来たにしろ、死を目の前にしてやっと見えてくる本当の心の揺れが描かれています。
    雪山の兄弟の話が、萩尾望都っぽい感じがしたな。

  • 望都先生の新作です。
    何でしょう!?この表紙??

  • 初版

  • この世とあの世のあわいに建つあぶな坂HOTEL。そこにやって来る人々の物語。霧が晴れて戻れば生き返り、美しい中庭を横切った先の門を出ればあの世行き。HOTELのオーナーや従業員にも物語がある。伝説のロックンローラー・スズカプリンスと、メイドのマルちゃんのやりとりが切なかった。

  • あの世とこの世の間に立つホテル、心の重荷を抱え進むべき方向を迷う客たち
    霧の中。オーナーの藤ノ木由良です。こんな山奥のホテルにようこそ。

  • 人の生き死にという大事なテーマを扱っているのに、なんだかコミカルで重くなりすぎないお話。
    「女の一生」が一番好き。

  • 2009年読了。

  • (2010-08-20)

  • あの世とこの世の境にあるホテルで、
    向こうへ逝くか現世に戻るかで葛藤する話。

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著者プロフィール

漫画家。1976年『ポーの一族』『11人いる!』で小学館漫画賞、2006年『バルバラ異界』で日本SF大賞、2012年に少女漫画家として初の紫綬褒章、2017年朝日賞など受賞歴多数。

「2022年 『百億の昼と千億の夜 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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