あぶな坂HOTEL (クイーンズコミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 237
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088654638

感想・レビュー・書評

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  • あの世とこの世の堺に立つホテル。
     美しいオーナーとお客の話。

     萩尾望都さまは、すごい。
     ある意味、手垢のついた題材で、ステレオな展開であるのに、斬新。丁寧につむいだ物語は、その編み目だけで充分見るに価するものになる。って、編み目だけじゃないんだけどね。でも、編み目が素晴らしいのよ。
     
     あの世とこの世の堺なので、それなりにダークな展開もあるんだけど、そこはモー様なので、エレガント。
     このエレガントさって、和三盆の甘さだな。

     スキーにいって遭難した兄弟の話に涙。
     ホント、最近兄弟ものに弱いわ。

     モー様を読む時間って、至福。
     モー様は、短編なら短編の至福を。長編なら長編の至福を与えてくれるところが神。

     毎回いってるけど、モー様が読める今に生まれて、本当に本当によかったよ(感涙)

  • 舞台にしたら良さそうなワンシチュエーション短編集

  • 女の一生、必読

  • この世とあの世のあわいに建つあぶな坂HOTEL。そこにやって来る人々の物語。霧が晴れて戻れば生き返り、美しい中庭を横切った先の門を出ればあの世行き。HOTELのオーナーや従業員にも物語がある。伝説のロックンローラー・スズカプリンスと、メイドのマルちゃんのやりとりが切なかった。

  • この世とあの世の境目にあるあぶな坂HOTEL
    そこには死んでもないし、生きてもない人々が訪れます。

    正面玄関はこちらの世界。
    中庭からはあちらの世界。
    子供は迷いなくどちらかの世界に行きます。
    でも大人は帰るべきか、行くべきかさんざん迷って結論を出します。

    萩尾望都さんのマンガは深いです。
    テーマが重くて暗い。
    それにキャラに目力がありすぎて、見ていて疲れます。

    私の場合、好きなマンガと拒否反応を起こすマンガが両極端で、この人のマンガは読んですぐ売ってしまったものと、時々見直すものと真っ二つに分かれます。
    それでいうと、このマンガは珍しくそのどちらでもなく、売っても持っててもどちらでもいいって感じ。
    まさに「あぶな坂HOTEL」かも。

    「もしあなたに探し物があれば」
    「あぶな坂HOTELで見つかるかもしれませんわ」
    「もっとも何を探しているのか解っておられる方はまれでございますが」

    HOTELの女性オーナーのお言葉です。

  • (2008.04.10読了)(2008.04.05購入)
    【目次】
    あぶな坂HOTEL -あぶな坂HOTELの人々-
    あぶな坂HOTEL -女の一生-
    あぶな坂HOTEL -3人のホスト-
    あぶな坂HOTEL -雪山へ-
    天使のはなし
    (2012年5月1日・記)

  • あの世とこの世の間に立つホテル、心の重荷を抱え進むべき方向を迷う客たち
    霧の中。オーナーの藤ノ木由良です。こんな山奥のホテルにようこそ。

  • 人の生き死にという大事なテーマを扱っているのに、なんだかコミカルで重くなりすぎないお話。
    「女の一生」が一番好き。

  • 中島みゆきを思わせる由良さんが素敵。他の作品と違って一定の場所だけで演じられる世界がまた新鮮でした。初見では実はさほどではなかったけれど、3度目の今日はじんわりと涙が出てきた。この方の死生観が好きだと思う。
    2011年9月
    2014年5月 再読

  • 2009年読了。

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著者プロフィール

漫画家。1976年『ポーの一族』『11人いる!』で小学館漫画賞、2006年『バルバラ異界』で日本SF大賞、2012年に少女漫画家として初の紫綬褒章、2017年朝日賞など受賞歴多数。

「2019年 『漫画家と猫 Vol.1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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