PONG・PONG 3 (クイーンズコミックス)

  • 集英社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088655086

感想・レビュー・書評

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  • なつかしのYOUNGYOU連載作品。
    この作品に出会うまで、小沢真理先生にあまり触れていなかったのですが、ある日ライちゃんのオトメっぷりと、東郷先輩の天然ハンサムぶりに心つかまれ、ファンになりました。(3巻に収録の番外編も良い!)

    最近読み直したら、連載スタート時は軽い感じだったのに、だんだん本気な展開になってた…
    もしかするとキビシイ意見があったのかも…と今は察しています。
    なので、2005年連載開始の作品としては、とても予言的な内容になっていて、心打たれます。
    このあと銀のスプーンを描かれるのですが…

    そういう観点でも、あらためて読み返すと1巻と3巻ではテイストが違いすぎる…
    作品としては大好きですが、私が求めていたのは1巻の雰囲気なのでした。もっとポップなイメージの…。

    しかし、小沢真理先生の紡ぎ出すサブキャラの素晴らしさ!
    メグ、バンビ、バンビのお姉さん、冬子さん(銀のスプーンの夕子を思わせる)、ミキ、シゲ、ケーキ屋さんの店長…ごちそうさま(笑)
    サブキャラの面々も、この作品を大好きだと感じる理由です。

    今の時代に初めて読むとどんな感想になるのでしょうか。テイストが、とは言いましたが、やはりとても大切な作品です。1巻に収録のマーブルと合わせ、お楽しみください。

    なお、レモンドロップスは、違う次元のお話だと思っていますが、そちらもおもしろいです。

    追記 ブ◯ク◯フで3冊セット値つかず…そうですか…ただ、手に入れたのもブ◯ク◯フで、しかも2013年!もう10年以上…仕方ないか、と思い直したところです。

  • 201606/1~3巻まとめて。マジョリティではない家庭や人物を、現実性と少女漫画のファンタジー性をうまく絡めて描く小沢先生ならでは。どの登場人物達も魅力的。本作のもとになったレモンドロップスは未読なので読みたい。

  • 主人公の「ライちゃん」は、いわゆるトランスジェンダーで、男の子に生まれたけれど、心は女の子…とうキャラなのですが、こういうのってシリアスで描くには相当思いテーマだし、だからといってひと昔前のように、いわゆる「オカマちゃん」みたいな軽い括りでも今は書けない御時世だと思うし、きっと色々難しかったと思うんですが、そこは小沢さんらしく、あくまで少女マンガ的繊細さとファンタジー(リアリティに重きをおかないという意味での)の要素を失わず、普通にラブコメとして楽しく読めました。ライちゃんが幸せになれてホント良かった!

  • 初版・2008年11月24日

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著者プロフィール

誕生日は2月1日、水瓶座。北海道出身。昭和56年『別冊少女フレンド』に、「はるかなる星のイヴ」でデビュー。「世界でいちばん優しい音楽」で第19回講談社漫画賞受賞。
現在「Kiss」にて『銀のスプーン』連載中。

「2012年 『銀のスプーン(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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