女衒夜話 (クイーンズコミックス)

  • 集英社
4.02
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本棚登録 : 114
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088655598

感想・レビュー・書評

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  • 女性作家らしいきれいな絵で、ストーリーもなかなかよかった。

  • 男女ものだけど、どちらかというとBL(june)寄りかな~。ひらがなのもんでんさんだけど願望。

    んん、最後の展開は衝撃ですがちょいご都合的な気もする…でも良いよ。でもせめてマスター回収してあげて(T-T)バッドエンドだけど、皆収まるところに還っていったようなので良かったです。

  • うぶな女を仕立てて売春婦にするという「女衒」という仕事をするキリオ。殺しに快感すら覚える殺し屋・裕也。お互い人を食い物にして生きている2人だが、最期は人を求めて人のために死んでいく。そんな様子が、戦後の混乱期の様子とあいまって、ドラマッチックに描かれていました。いや~もんでん先生の力量すごいな~。

  • ★内容説明
    終戦直後の東京――。女をかどわかして売り飛ばすことで生計を立てているキリオと、場末のバーを営む殺し屋の裕也。闇を這いずるように生きる二人の男は、ある女との出会いで運命の歯車をくるわせていった…。


    舞台は終戦間近から終戦直後の東京。
    混沌とした世界の片隅で生きる二人の男、キリオと裕也。
    彼らが偶然に出逢った一人の少女シロ。
    彼女との出逢いが二人のそれまでの生き方を変えていく。

    生きていくことに誰もが精一杯だった時代、女性をかどわかしては売り飛ばすことで生計を立てている男キリオは、その辺りの街を牛耳るボスの女を寝取ったことで報復を受けていた。
    そんな場面に呼びだれた場末のバーを営みながら殺し屋家業をカモフラージュさせている裕也は、キリオを「ボスの女を寝取るとか、それなりの価値があるのでは?」と、キリオの命を救う。
    男性機能が不能な裕也と、子種を持たないキリオ。
    彼ら二人の奇妙な共同生活の間に巡る、時代に翻弄させる女性との出逢いや生き方。
    そこから読み取れるものとは……。

    色男のキリオと殺し屋の裕也の間には確実に友情……というものが目覚めていたと思います。
    そして彼らの前に現れては消えていく女たち。
    身を売るという世界に囚われていく女性もいれば、逆にそこから這い上がっていく女性もいる。
    そんなある日、裕也がボーイに……と拾ってきた『シロ』という少年、実は女の子であることを隠していたのですが、キリオは人目見るなり女だと見抜き自分の下に連れて行きます。
    本当は売り物にしようと思って連れてきたシロでしたが、彼女は綺麗な女性へと成長していきます。
    シロを拾ってきた裕也、彼女を育ててきたキリオ。
    美しい女性へと成長したシロがボスの目に留まったことから、二人の男の人生は大きく変貌していきます。

    第一話はシロとキリオとの物語。
    そこから裕也とキリオとの出逢いや、彼らの前に現れた時代を生きる女たちの物語が綴られていきます。
    そして最後に……。

    二人の男の生き方と、それに添う女たちの物語。
    悲しさと強さとが物語の中に隠れています。

  • 女性の物語でもあるが、女衒のキリヤとバーマスターの殺し屋・裕也の二人の、女性を挟んでの愛の物語にしか読めないところがたまらない…

  • カタカナのモンデンさんで書いて~!

  • まあまあ。最初に結末

  • 予想以上に良い読み心地でした。
    時間の流れの描写にも工夫が見られて。
    一見悲劇に見えても、結局はそれぞれの存在に意味がある、巡り巡って「救われる」ってことなのかもしれない。そんな風にも感じられる。
    切なさ加減が重苦しすぎず、よかったです。

  • 戦後直後の話。
    話もキャラクターもいいと思います。

  • 終戦後の切なくさみしい男たちと女たちの話。
    雰囲気が素晴らしい。

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