花に染む 3 (クイーンズコミックス)

  • 集英社
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本棚登録 : 245
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088656533

感想・レビュー・書評

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  • 陽大の雛への憎悪が明らかになったり…
    まさか陽大とゴスロリちゃんが付き合ったり…
    静かに淡々と語られるけれど、衝撃の展開と人物達の根の深い気持ちが露顕した第三巻。

    登場人物が、なにを考えて・感じて・行動しているのか、まるで幾重にもヴェールがかかっているように読者にはハッキリ見えない。気持ちの端を掴んだかと思うとすり抜けてしまう。追いかけてやっと見せてくれた彼らの気持ちは、思いがけないほど純度が高くて、いつもかけがえがない。

    くらもちふさこのマンガは、迷路であり文学。読んでいると、少女漫画というものが、少年漫画や青年漫画とは全く違う進化を遂げていることに気付きゾクリとする。
    読む度に姿を変え、決して物語の全容を見渡すことはできない。作者の意図にも思索にも触れることは叶わない。人智を、超えている。

  •  3巻の一話め(#13)を本屋で何度コーラスを手にとって立ち読みしたことか、、、(買えよ、、、)。花乃の視点から語られることで、花乃が雛さんの美しさとか陽大の神々しさをよくわかっているのに、花乃自身の射形の立ち姿の美しさとか、無造作に束ねた長い髪の流れる美しさとか、まなざしの美しさとかを――あますとこなく魅力的に描かれてるので、読者にはわかるその魅力を――花乃本人がまったく無自覚で、陽大の隣にはきれいな人、雛さんのような人が釣り合うと思っている不器用さや純粋さがすごく愛おしく映ります。その彼女のまったく自分では気づかない無自覚な美しさとか、かわいらしさとかを花乃に伝えるのが陽大だったらいい、、、と、そういう展開を妄想してうっとりする少女漫画好きのワタシなのでした。でもこれで一部完でおあずけなんてかなしすぎますが、でもでも新連載も楽しみです。

  •  ここで中断なんてひどい(/_;)

     陽大と花乃の弓シーンがよかった。

  • 陽大と一緒に体育館で引くシーン、張り詰めた雰囲気が伝わって来て秀逸です。試合シーンも素敵。弓が引きたくなって仕方ありません。

  • 過去の陽大が出てくると、今との違いにドキッとするなぁ。色々過去が違ったら、普段のあのキラキラまあるいお目目は健在だったのだろうか…

    水野さんと付き合い始めたのは、弓道に近づいて欲しくなかったから?
    最後花乃ちゃんにもバレたわけだけど、陽大はどうしてほしかったのかな…
    水野さんといると別世界にいられそうだけど弓道とくっついてたから…?
    花乃側に立って考えると、全然正解がわならない… 陽大の考えがまだ全然読めるように書かれていないから当たり前だろうけど

    もやもやするけれど、それが嫌ではない巻だった。

  • コーヒーブレイク本。

    幼馴染である神社の跡取り陽大と畳屋の娘・花乃が成長し、一旦は弓を引くことを止めた時からの復帰とそれぞれの想いが描いたComic第3巻(2011/12/24発行)。

    今までとは少し変わり、弓道の静謐さが少し薄れていますが、キリッとした冷たさや全体的にほろ苦い想いや距離間が交錯した話となっています。
    只、この巻は少々キャストを盛り込み過ぎのような感じがします。 とは云え、以前、惹き付けられる作品でした。

  • 花乃の視点で読んでいるからなのか、彼女と陽大がくっついてしまえ、と思っている私がいる。
    けれど、本作品は恋愛どうのこうのではなく陽大にスポットライトが当てられていて、花乃やら雛やら楼羅は脇役でしかない感じがする。あの事件の真相や何故、雛と陽大が似ているのかと謎を解明していくことが大きいのかな。
    陽大の思っていることがよくわからないことも魅力の一つなんだと思うが、わからなすぎ。唯一、分かるとしたら兄が死んでしまったことで、自分や雛に対して憎悪を持っていること?

  • 花乃は身の程を知っており女らしさに自信がない。
    そして恋愛対象外の人からの恋愛感情の気持ち悪さをわかっている。
    彼女ではなく親友になりたいというあたりは切ないというより痛い感じです。
    続きが気になるんですが、第一部完ってどういうことなんでしょう?

  •  独特の空気が流れている。
    何をキーに、どこを軸に展開されるのか。そもジャンル不明確で未だ掴みきれない。だからこそ、次巻が待ち遠しい。
     連載再開とのこと、やったー!

  • 画のタッチから物語の構築の仕方まで、全てにおいて、僕の理想型がこの人には、ある。色恋はあっても、色恋一辺倒しかない、というのではない。ごちゃまぜな感情。あっちとこっち。そっちとこっち。(12/3/20)

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著者プロフィール

1972年デビュー。『おしゃべり階段』『いつもポケットにショパン』など少女マンガ史に残る名作を数多く発表。講談社漫画賞受賞作『天然コケッコー』は映画化もされた。長期連載『花に染む』が2016年に完結。

「2017年 『くらもちふさこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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