ハチミツとクローバー 10巻セット (クイーンズコミックス)

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  • 集英社
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レビュー : 231
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784088659015

感想・レビュー・書評

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  • 銀座松屋で開催された羽海野チカさんの展覧会を観てきたので、家にあった全巻を一日で読破。

    なかなかつらそうな感じだったので、
    今まで読まなかったのだ。

    人生って何かを選んだり棄てたり確かにする。
    でも…他人と、一緒に
    「あなただけは棄てない」
    と、歩き続けるのもまた、人生だと思う。

    自分のことばかり選んで生きたら
    楽だけど、卑怯ばかりが降り積もる。

    誰かと生きたら、相手も自分をえいっと
    手をつなぎ続けてくれているし、
    気が付かないけど自分も、ぎゅっとしてて
    一方通行ってことはあまりない。
    ただ、その手を離さないことに覚悟がいる。

    状況が楽そうでも離す奴は離すし
    死にそうでも繋いでるやつは繋いでる。

    離しちゃうのは状況や周りのせいじゃなく
    自分がそうしたくなってるだけだ。
    ほんとに離したくなかったら、離さない。

    このお話は愛らしいけど、覚悟の物語だ。

  • 最早、羽海野チカの才能について疑問を抱いているひとなど日本中に一人もいないのではと思いますが、それにしたってすごい作品です。
    一見するとふわふわした絵柄のコメディのある片思いばっかりのラブストーリー、なのですが、だんだんとそれだけじゃないと気づく。
    名シーンはたくさんありますが、はぐちゃんが大きなキャンバスの前にうずくまっているシーンを竹本くんが見ているシーンが一番好きです。あれを読んだとき、ああこの人(羽海野チカ)は、才能の重さを知っているんだ、創造することの恐ろしさを知っているんだと思って涙が止まりませんでした。
    才能があれば、好きなことをしていれば、人生まるで毎日バラ色のように思われがちですが、決してそうではなくて、才能の重責を常に感じながら生きるのも、好きだからこそ逃げ場がなくなるのも、そしてその才能が枯渇してしまったらどうしようと不安に思うことも、あまり知られていないように思います。
    ラブストーリーであり青春漫画でもありますが、頂に立てる人間の孤独さを描いた作品でもあると思います。

  • 青春のシリーズ。
    これを読んでいたら制作意欲が湧く不思議な本。内容は本当に大学生あるあるな感じの悩みだったりするのだけれど、どんな人でも経験したことのある体験がキラキラのガラス玉に入ってスノードームみたいに綺麗にみえる。だから、当時を懐かしく思ったり、色々な気分・感情にさせてくれる。
    何度も読みたい。

  • 美大を舞台に、
    5人の男女の青春を描いた
    切なく胸焦がす傑作漫画♪

    2003年
    第27回講談社漫画賞受賞作。


    いやいや
    コレは
    とにかくハマりましたぁ〜(^O^)


    全員片想いという設定だけで、
    セツナフェチの自分にはツボやのに、
    どうやってハートを射止めるかではなく、

    どうしたら
    想いを断ち切れるかを
    丁寧に描いたストーリーは、
    ホント斬新でした(>_<)(学生の恋と併せて、
    30代の恋のツラさや切なさも
    同時に描いているところがまた素晴らしい!)

    地獄のツイスターゲームや、
    お父さんの似顔絵パンのような
    笑える部分と(笑)、

    胸を焦がすシリアスな場面が
    絶妙に配置されてるので、
    重くもならずに
    毎回笑いのうちに
    切なさで悶絶してました(笑)


    そしてなんといっても
    登場人物の魅力が
    ハンパなくいい!!


    どうしても若かりし頃の自分と
    重ねずには見れない(笑)
    自分探し3級の
    青春野郎・竹本くん。

    絵に関しては
    天性の才能を持つ
    コロボックルな(笑)
    花本はぐみ。

    スガシカオをモデルにしたという、
    長身メガネのストーカー(笑)
    真山巧。

    そんな真山を一途に想い続ける、
    空手が得意な
    美脚美乳の『鉄人』
    山田あゆみ。

    常人には理解し難い天才肌の、
    森田“ポケットにはいつも札束”忍(笑)。

    はぐちゃんの保護者でもある
    心優しき美術教師の
    花本修司。

    真山が胸を焦がす、
    年上の未亡人
    原田理花。

    大量のハムを差し入れしてくれる、
    みんなのみんなの
    ローマイヤ先輩(笑)
    (またの名を伝説のニャンざぶろう)

    などなど、
    みんな切なくて、
    一筋縄ではいかない
    過去を持ってる。
    (傷を抱えてる)


    思わずメモってしまいそうなほど
    魅力的なセリフの数々に
    何度泣かされたことか…。

    生きることや恋に迷ったなら、
    この本を読めば、
    大抵はなんとかなるんじゃないかと思えるほど(笑)
    含蓄のある
    ハッとする言葉で溢れています。


    この漫画は
    報われない恋にだって
    ちゃんと意味があることを
    教えてくれた。
    (恋することにこそ
    意義があるんですよね)


    この作品に出会えて
    本当に良かったと
    心から思えたラストシーンは、
    漫画史上に残る
    心憎い締め方やったと思います(T_T)


    何度となく
    これからもお世話になるであろう
    迷った時のハチクロです(笑)


    全10巻♪

  • ところどころ入ってるポエムがなんだかとってもしんみり
    してしまう

    それぞれのその後が気になってしまう作品です

  • もう最初から最後までボロボロ泣いた。わたしはあゆちゃんに徹底的に共感してしまった…

    そう、今は安っぽい少女漫画は読めなかった。求めてたのはコレ(T ^ T)人を好きになるって素晴らしい。だけど辛い。恋ってキラキラしたものに見えるけど、それだけじゃない。この切なさ、今だからこそ理解できる。愛ってこういうことなんだなぁって思う。素敵なまっすぐな愛。

  • 終始切ない気持ちが綴られていて、あちこち辛かったけど、それを包んでいる空気はすごく爽やかに感じる作品だった。みんな幸せになって欲しいと思って読んでいた。
    竹本君が大人になっていく姿がすごく良かった。結局、彼には何もなくて何もできなかったけど、はぐを好きになった事で彼は序盤とはまったく違う人間に成長していた。
    真山はストーカー過ぎてたまに引く。リカさんと幸せになれると良いね。
    森田は変人過ぎたけど、兄ちゃんを想う姿は素晴らしかった。
    山田は俺の嫁。
    はぐはゆらゆらとしていて今にも潰れてしまいそうな女の子だが、内に持つ力強さに惹かれた。自分の作品に対する気持ちも他人の気持ちに対する真摯さも一番ハッキリしていた様に感じる。
    先生ははぐでも誰でもいいから早く結婚しよう。

  • 少女漫画の中では、1番好きです。

    全部がツボです。この漫画が好きだから、観覧車も好きになったし、いろんな影響を受けました。

    竹本くんの、「僕にないのは地図じゃない。目的地なんだ」っていうのが特に好きです。

  • まだまだ読みたかった。
    彼等がこの後どんな人生を歩むのか想像したりする。愛すべき登場人物達、可愛い動物。自然までも可愛いんだと感じた。
    キラキラの青春の少しだけを切り取ったお話。

  • 浜美に在籍し同じアパートに住む留年7回の謎の変人・森田と青春野郎・竹本は花本教授の従兄弟で天才的な才能を持つはぐに恋をする。鉄人と呼ばれる美人の山田はバイト先の女社長にストーカー気味に恋する真山への想いを抱えていた。将来のこと、好きな相手のこと、仲間のことで悩んだり迷ったりする青春めいいっぱいの叙情ストーリー。

    私が大学入った後くらいに流行り出してちょっと全員片思いのキラキラストーリーなる宣伝やちらっと見たアニメの回が竹本の自転車旅行やはぐのしゅうちゃんへの告白だったので、何だこれと思って倦厭してたんだけど、この度友人に借りたので読んでみた。恋愛とか悩む様子とかが叙情的にでも漫画チックに描かれていて胸が締め付けられるような、でも思い出して苦しいような悪くない漫画だった。
    ただ多分に出てくる校内風景の懐かしさによるものだなという気もしなくはない。

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