- Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088671130
作品紹介・あらすじ
紗絵と沢野は大学生。ある日、ずっと好きだった沢野に告白され幸せいっぱいの紗絵。一方、沢野は気になる予知夢を見てしまい…? 他4編を収録した短編集。
【収録作品】星空スイマー/雪の女王/ニジメガネ/春追い/告白物語
感想・レビュー・書評
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絵のタッチと話の展開がこんなにマッチしている漫画家はめずらしいと思う。言葉のチョイスもすごくきれいで伝わりやすいと思う。細くて繊細なタッチと不器用だけど一途な男女の愛情は、『谷川史子ワールド』って感じで大好きです。
この作品を読んであらためて感じたことは、主人公のセリフには裏があって、それを想像することで共感したり、切なくなったりするんだということ。
切ない系の話が多かったのは意外だったけど、切ない系の話の方が表情やセリフから、主人公の気持ちが想像できて個人的には好きです。
また、最終的に正直に誠実に自分の気持ちを伝えるというところもいいところだと思う。相手に気持ちを伝えることの大切さや責任。感じることがたくさんある。すごく勇気がもらえる。
こういう時ちゃんと考えて答えてくれるでしょ?
なんて言うのかな 思ってることをほどくみたいに
丁寧に
そういうところがすごく好き詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編集。必ずしも全員が結ばれてハッピーとかではなく、過程を楽しむ話。切ない話が多く、余韻に浸れる作品だった。
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短編5作品と告白物語です。表題作の「吐息と稲妻」切なくて不思議な物語。「雪の女王」も切ない物語です。残りの3作品は温かく、ほっこりです。
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表題作を含む4作の青春短編集。
表題の『吐息と稲妻』が特に良かったです。
ファンタジー的なものがあるなんて珍しい。 -
疲れた時の谷川史子。
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ふわーっとした雰囲気がすき。
エピソードの切り取った感じがすき。
結論も結末もないというか。そこが逆に安心するのだなー。 -
あぁ、谷川さんだ。
そしてこのやるせなさと切なさをどうしてくれよう。
物語は全てうまくいって欲しいけど、現実はそうもいかないことを知っているからこそ、この突きつけられてる感。
最後の鞄取り違えの話は面白かったな。
バッグがメンズ雑誌の付録っていうところに何故か大きな納得を覚えた。 -
短編5作。
「吐息と稲妻」ずっと好きだった男の子に告白されるも、彼は気になる予知夢を見ていて自分にも関係があると気付く。
ベタな恋愛ものなんだけど、言葉がきれい。何個もこの人の作品を読んでいるけど、だんだん言葉が洗練されてる気がする。
「星空スイマー」幼馴染の女の子に告られる男の子の話。
全然意識してなかったから、告られてから考える様子が微笑ましい。
「雪の女王」これも幼馴染の話。でも上手くいかないバージョン。
何度も出て来る幼馴染ものだけど、どれを読んでも面白く、切なく、泣けるのはなんでなんだろう。
また明日、っていうところが好き。
「ニジメガネ」放浪癖のあるお父さんと娘の話。
短いのに泣ける。
「春追い」同じバックを持った3人が、ぶつかってバックを取り違えちゃう話。
最後の電話がかかってきた時の男の子の顔がかわいい((´∀`)) -
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