- Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088675206
作品紹介・あらすじ
SNS上で話題沸騰‼メディアや著名人からも大反響。
このまんがに、無関心な女子はいても、無関係な女子はいない。
その日、彼女は「女の子」をやめた―――。
女子で唯一、スラックスで通学する仁那(にな)が抱える秘密とは。衝撃のドラマが幕を開ける。
感想・レビュー・書評
-
女子なのに1人スカートではない制服を着る神山仁那
実は彼女は元アイドルのセンターだったのだが
ある事件がトラウマになりスカートをやめた…
誰にも知られないように高校生活を送る彼女だが…
うっうっ!
なんでだろう…
途中から泣けてきた!
仁那ちゃんのくやしさとか怒りとかあきらめとか…
女性として生きる上で何度も感じることになる理不尽さとかがすごくリアルに感じてしまったからかな…
いや、もう高校時代とか私は遠い昔のコトなんだけど
なんかね…社会に出てからもそんなこんな色々あるんだよね
とかなんかもうぶわっときた~
すごいマンガが出た~~~!
りぼん~~!
すごすぎる~!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いやもうこれ……すごいよ。言葉だけは認識としてあるジェンダー、性差や付随する無意識の悪意、いろんな方面に切り込んでる。なにがすごいってこれをりぼんで連載なさってるとこだよな、これを読んで育つ子が何万といるのが、はぁ、たまらない気持ちになる
-
てっきり昨今の#Metooの流れを汲むようなフェミニズムなお話なのかと思っていたのだけれど、全然違った。
上質ミステリー。
フェミ要素もなくはないんだけど、それ以上に物語の展開の方が引き込まれる。
りぼんコミックスだけど男性にも違和感なく受け入れられそうな絵柄(マガジンぽい)。
次の巻が楽しみ! -
校内で唯一、スラックスで通学する仁那の秘密。
女性であることを否定せざるを得なかった彼女の過去。
性問題を絡めて描きつつ、過去や未解決の謎についてのサスペンス展開も気になるところ。
今後の展開によってはかなり衝撃的な物語になりそう。
「アイドルは女の子の自分を許してくれるんだ」っていう光の妹の話が一番印象深い。
事件を機にアイドル時代や女性であることを否定していた仁那がその言葉に救われることに説得力があるんだよね。 -
ミニスカートに憧れ、誰かに喜んでもらうためにアイドルになった少女が、アイドルに過剰な思い入れをされた者に傷つけられ、アイドルも「女の子」であることもやめてしまうー。「女子」に過度な期待を寄せる者、「女子」であることを武器にする者、このマンガでは「女子」が日頃受けている事象が様々取り上げられている。だから犯人探しや恋模様はさして重要じゃない。女の子のあるべき姿が強要されず、傷ついた者への共感がしっかり描かれ、問題提起を呼んでほしい。
-
「このマンガに無関心な女の子はいても、無関係な女の子はいない」
そんなコピーに惹かれて、本屋で立ち読みしました。コピーどおり、日本の女子・女性が抱える違和感を描いており、とても読みごたえがあります。アイドルやファッション、痴漢をはじめとする性犯罪など、日本社会における女性についてのさまざまな要素がからまっており、心にひっかかる場面の連続でした。アイドルと一般の女子高生という2つのストーリーと衝撃の展開に圧倒されます。
作者は過去作でも少年少女の日常のままならさや苦しみを描いてきましたが、本作でさらに洗練されている感じがしました。少女マンガの概念が変わるすごい作品に仕上がっています。
女子・女性はもちろん、日本に住む全ての人に読んでもらいたくなりました。 -
男尊女卑というかジェンダーの問題を取り上げつつ、芸能界、また、ミステリー要素もあり様々な点から考えさせられた
好きでミニスカートを履いているのに男に媚びをうってるなど、どうして男性中心的な考え方で世界は回っているのか問われる -
このマンガがすごい2020オンナ編第1位
人気アイドルグループ握手会でファンに
斬り付けられ精神的ショックで
スカートが履けない女子高生に、
犯人が捕まっておらずミステリー要素も。
連載開始時に
「このまんがに、無関心な女子はいても、無関係
な女子はいない。」のキャッチコピーも話題に
アイドルらしさ女子高生らしさのテーマが重過ぎ
て悩んだのか9話 2019.7より体調不良で休載中。
再開はできるのか?打ち切りか?が
現在の話題らしい本作。 -
クラスで唯一、スラックスを履いて男子のような服装で登校する主人公。クラスの中でも変わり者とされる彼女は、かつて国民的アイドルグループのセンターをやっていたがとある事情から引退を決めていたのだった。そんな彼女の正体に唯一気づいたのはクラスメイトの柔道部男子。彼もまた、過去についての「事情」を抱えている。
なんか凄い漫画があるらしいぞ、くらいの前知識で読んだら、これが今名だたる(比較的低年齢〜中年齢層向け)少女漫画雑誌に掲載されているのかと驚くくらいのテーマが扱われていて、時代はここまで来たんだなあ。と感じた。
だからこそ安易に○KBグループ主演とかで今後メディアミックスが展開されそうで、それがちょっと怖い。
著者プロフィール
牧野あおいの作品






この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。





