さよならミニスカート 1 (りぼんマスコットコミックス)

著者 :
  • 集英社
4.12
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本棚登録 : 1195
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088675206

作品紹介・あらすじ

SNS上で話題沸騰‼メディアや著名人からも大反響。
このまんがに、無関心な女子はいても、無関係な女子はいない。
その日、彼女は「女の子」をやめた―――。
女子で唯一、スラックスで通学する仁那(にな)が抱える秘密とは。衝撃のドラマが幕を開ける。

感想・レビュー・書評

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  • 女子なのに1人スカートではない制服を着る神山仁那
    実は彼女は元アイドルのセンターだったのだが
    ある事件がトラウマになりスカートをやめた…
    誰にも知られないように高校生活を送る彼女だが…

    うっうっ!
    なんでだろう…
    途中から泣けてきた!
    仁那ちゃんのくやしさとか怒りとかあきらめとか…
    女性として生きる上で何度も感じることになる理不尽さとかがすごくリアルに感じてしまったからかな…

    いや、もう高校時代とか私は遠い昔のコトなんだけど
    なんかね…社会に出てからもそんなこんな色々あるんだよね
    とかなんかもうぶわっときた~

    すごいマンガが出た~~~!
    りぼん~~!
    すごすぎる~!

  • 男尊女卑というかジェンダーの問題を取り上げつつ、芸能界、また、ミステリー要素もあり様々な点から考えさせられた
    好きでミニスカートを履いているのに男に媚びをうってるなど、どうして男性中心的な考え方で世界は回っているのか問われる

  • クラスで唯一、スラックスを履いて男子のような服装で登校する主人公。クラスの中でも変わり者とされる彼女は、かつて国民的アイドルグループのセンターをやっていたがとある事情から引退を決めていたのだった。そんな彼女の正体に唯一気づいたのはクラスメイトの柔道部男子。彼もまた、過去についての「事情」を抱えている。

    なんか凄い漫画があるらしいぞ、くらいの前知識で読んだら、これが今名だたる(比較的低年齢〜中年齢層向け)少女漫画雑誌に掲載されているのかと驚くくらいのテーマが扱われていて、時代はここまで来たんだなあ。と感じた。
    だからこそ安易に○KBグループ主演とかで今後メディアミックスが展開されそうで、それがちょっと怖い。

  • 校内で唯一、スラックスで通学する仁那の秘密。
    女性であることを否定せざるを得なかった彼女の過去。
    性問題を絡めて描きつつ、過去や未解決の謎についてのサスペンス展開も気になるところ。
    今後の展開によってはかなり衝撃的な物語になりそう。

    「アイドルは女の子の自分を許してくれるんだ」っていう光の妹の話が一番印象深い。
    事件を機にアイドル時代や女性であることを否定していた仁那がその言葉に救われることに説得力があるんだよね。

  • いやもうこれ……すごいよ。言葉だけは認識としてあるジェンダー、性差や付随する無意識の悪意、いろんな方面に切り込んでる。なにがすごいってこれをりぼんで連載なさってるとこだよな、これを読んで育つ子が何万といるのが、はぁ、たまらない気持ちになる

  • てっきり昨今の#Metooの流れを汲むようなフェミニズムなお話なのかと思っていたのだけれど、全然違った。
    上質ミステリー。
    フェミ要素もなくはないんだけど、それ以上に物語の展開の方が引き込まれる。
    りぼんコミックスだけど男性にも違和感なく受け入れられそうな絵柄(マガジンぽい)。
    次の巻が楽しみ!

  • このマンガがすごい2020オンナ編第1位 
    人気アイドルグループ握手会でファンに
    斬り付けられ精神的ショックで
    スカートが履けない女子高生に、
    犯人が捕まっておらずミステリー要素も。
    連載開始時に
    「このまんがに、無関心な女子はいても、無関係
    な女子はいない。」のキャッチコピーも話題に
    アイドルらしさ女子高生らしさのテーマが重過ぎ
    て悩んだのか9話 2019.7より体調不良で休載中。
    再開はできるのか?打ち切りか?が
    現在の話題らしい本作。

  • 今のりぼんにこの漫画が連載されてるという事実にありがとう〜。応援してます。
    「無関係な女子はいない」のはもちろん、男子もその他もこの社会で生きてる限り無関係な人はいない。

  • メッチャ話題になったやつ。
    本屋で試し読みしたら面白かったのでレンタルしてみた。
    確かに今、『りぼん』でこれをやることには意味があるかも。
    最近の少女誌では、大人の目から見たら「それ普通に性暴力……」ていう描写を、「ドキドキのシチュエーション」として描いてるもの結構あって、思春期の子が読んで、「これが恋愛」って思っちゃうの危ないなあって思ってるんだけど、この作品は完全に逆路線。
    フェミニズムの入口として、こういうの読んだらいいかなと思う。

    そして未玖?も何やら闇が深そうだなー。
    「可愛い」って消耗するんだよね、てのは最近読んだ別作品で学んだ。

    光は犯人ではなさそうだけど、なんで写真持ってたのかな。

  • ミニスカートに憧れ、誰かに喜んでもらうためにアイドルになった少女が、アイドルに過剰な思い入れをされた者に傷つけられ、アイドルも「女の子」であることもやめてしまうー。「女子」に過度な期待を寄せる者、「女子」であることを武器にする者、このマンガでは「女子」が日頃受けている事象が様々取り上げられている。だから犯人探しや恋模様はさして重要じゃない。女の子のあるべき姿が強要されず、傷ついた者への共感がしっかり描かれ、問題提起を呼んでほしい。

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著者プロフィール

2008年『青のツバサ』が『りぼんスペシャル』春の大増刊号に掲載されデビュー。

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