HUNTER X HUNTER30 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
4.36
  • (319)
  • (202)
  • (86)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 2218
レビュー : 192
  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088704500

作品紹介・あらすじ

失われた王の記憶を巡り、進められる王とプフの勝負。王は“円”に反応したウェルフィンの下へ。そして追い詰められたウェルフィンの一言が、王の記憶を呼び覚ます。一方パームが語る、王に使った爆弾の正体とは!?

完全オリジナルストーリーの劇場版の制作が決定。
バンダイナムコからPSP「HUNTER×HUNTER ワンダーアドベンチャー」が2012年秋発売予定。
3月19日発売の少年ジャンプに掲載されたNo.340話において、次号から休載することが発表された。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「ハンター×ハンター キメラアント編」は「人が蟻を倒す物語」ではなく「蟻が人になる物語」だ。蟻、を悪だとか非人間、と言い換えてもいいかもしれない。
    冨樫作品における敵役には、一般的な「絶対悪」からスタートして、最終的には「人間」として生まれなおす、という運命を背負っているという共通点がある。
    どの作品においても、「善と悪が明確な区別なくたゆたっている」という状況が、非情なまでに徹底している。
    妖怪や蟻の王として生まれざるをえなかった「異質なものたち」が、善悪の明確な区別のない世界で、ただ己の価値観によってのみ懸命に生きていく。そして彼らはやがて敗れる。だがそれは「悪」だから敗れたのではなく、相手が「善」だったから敗れたのでもない。彼らは「人間の世界」に敗れるのである。
    時に美しく、時に醜く、根拠のない善悪に支配された、不平等な世界。異質でなく毒気もない凡人が大多数を占める世界。そのような世界に「異質なものたち」はいずれ敗れ去るしかないのだ。無知で、愚昧で、野蛮な大衆が最も強く「正しい」のだ。冨樫作品で一貫して描かれているのは、まさしくそのようなドラマである。

    • ogaさん
      フォローありがとうございます!
      冨樫義博が好きすぎて、大衆の正しさに傷ついたこともありましたが…、こんなに人のレビューをおもしろいと思ったの...
      フォローありがとうございます!
      冨樫義博が好きすぎて、大衆の正しさに傷ついたこともありましたが…、こんなに人のレビューをおもしろいと思ったのは久々です。これからも楽しみにしています。
      2012/06/16
    • ikunosuke33さん
      同じくハンタファンですが、あんまりレビューが素敵なのでおもわず、コメントしました。続きが楽しみですね。
      同じくハンタファンですが、あんまりレビューが素敵なのでおもわず、コメントしました。続きが楽しみですね。
      2012/07/16
  • ヒ、ヒソカさまぁーーー!!

    ちらっとしか出てこないけど相変わらず素敵☆

    コムギとメルエムの軍儀に泣いた。

  • 「余には過ぎた者達だ…」

    相変わらず面白い。ひとまずキメラアント編完結ということで。

    蟻編序盤の戦力差はなかなかの絶望感でしたね。これ、今更ヒソカや旅団とか他のキャラ出てきてもこれ以上の念能力者同士での戦闘シーンは無いのでは…とか余計な心配したりしてました。この作品の前で“誰が最強”とか安い響きなのでいらぬ心配ですが。
    終盤のゴンは凄く驚いたけど、ブレなさすぎて今後も扱いが難しそうですね、主人公なのに(笑)。
    最期の締め括り方も見事でした。確かにピトーもコムギも最終的に可愛くなり過ぎて最初と描写が違うじゃねぇか!となるのも解りますが、より成長して感情豊かになった結果と解釈したいです。まぁ本人が本気でタッチを忘れるとおっしゃっているのでフォローしたところでアレなんですが。

    ともあれタッチの表現域が豊かで魅入る漫画だなぁと。ネテロ会長とか老人を描かせると他の作者との画力の差が露骨に出ますね。最近は同じ顔しか描けない方が多くて残念です。イケメン、美少女ばっか、お腹いっぱいです。

    現在、富樫先生は休載中ですが、ゆっくり休んで下さい。あれだけのストーリー展開とプロットを組んでおいて、物語を破綻させない作業はとんでもない時間と労力を要すると思います。ジャンプで最新章新大陸編に突入して休載発表があったのは、編集担当者が富樫先生の作品を尊重して、且つ逃がさない様に図ったのでしょう(笑)。楽しみに待ってますぜ。や、まず31、32巻や!

  • ハンターとなったゴンの冒険 30巻。

    キメラアント後始末。
    長かったキメラアント編もやっと終わり。
    30巻のうちで、10巻以上も費やしている。
    1エピソードとしては、随分な長さだ。
    大勢死んだし、取り返しのつかないことにもなった。
    話の展開を考えると、グリードアイランド編で、始まりの島からの手がかりが一旦途切れて、では一度ハンターのお仕事をやって成長を見せよう、という構成にとれなくもないのだが、その結果が会長が死ぬぐらいの大仕事で、ゴンは完治の怪しい半死半生。
    書きさえすれば、冨樫さんは面白い話を作ってくれるとは思うのだが、私が漫画を読めるあいだに、本当に着地してくれるのか。
    それが気がかりになってくるのですよ。

    キメラアント編も、
    ハンター×ハンターの1エピソードとしては正直行き過ぎだろうと思うのだけど、ああ、やはり、面白かったのですよ。
    あんな生まれのキメラアントが、あのような形で進化して、圧倒的に強大な敵になって、風呂敷を広げすぎたのでないかと思ったら、予想外に叙情的に畳む。
    なかなかできることでは無いです。とは思うのですが、やはり不安なのです。
    ちゃんとした結末が、見たいと思うと。

  •  なんというか、蟻の話のラストが衝撃的過ぎて、うまく言葉になりません。
     ……そういうオチなんだ……と。

     何の疑問も持たず、あんなにたくさんの人を虐殺して、あんなに大勢の人を殺したのに。
     最後の最後が、そんなオチだとは思わなかった……。

     なななななななんで、あたし、これ読んで泣きそうになってるのー!!
     びっくりした。

     もうすぐ自分が死ぬかもしれないってプフの能力もユピーの能力も同時に手に入れた最強の王様が最後の最後に向かった先は、たった一人の少女の下で。
     たった一人の少女もまた、その王様と共に殉ずることを厭わなくて……

     何で、何で、最後だけそんなに簡単に綺麗に終わってしまったのだろうか……。
     結局一番ひどいやつだったのは誰だったんだろうね……。

     蟻は、人間の能力を手に入れたことで、殺戮能力と知能を得て。
     知能を得た蟻は、すべてをわが手中に収めようとした。
     自分の分だけではなく、他人の分まで。

     でもそんな大それたことをしようと考えたのは、人間の知能を手に入れたから。
     そして、その人間の知能を使って、人間を選別にかけて、より強い能力を手に入れようとした。

     けれど、すべての能力を手に入れ、最強の蟻となった王が向かった先は、たった一人の少女の下で。
     自分が先が長くないと知ったら、その少女の下で死ぬことを選んだ。

     なんでかなー、なんでかなー。
     蟻が人間を食して最初に手に入れたのは、人間のもっとも醜い部分で。
     その蟻が、人間と接したり、仲間同士で接したりするうちに最後に手に入れたのは。
     人間の醜くない部分だったんだ……つらい。

     結局のところこれって、どういう育てられ方をするかによって善悪の判断ってすべて決まってしまうってことなのかしら? なんて難しいことも考えちゃったりして。
     冨樫せんせーにいいように手玉に取られてる気がして、「ギリリ」。

     でもこの結末を迎えるまでには、何もかも失われるモノの方が多すぎたとは思う。

     でさ。
     もう一つ言うんだったら、何もの中途半端放置の謎とか放ったらかしで、ここで終わったら綺麗だったのに……ってちょっと思っちゃった。
     後日談的に始まった流れに、元気になったゴンが映って、それでサヨナラでもよかったんだと思ってしまったのに、新しい話が始まるんですね。
     また長い旅になりそうです。
     これっていつ終わるんですか……?(言っちゃダメ)

     なんか、イルミが物騒なこと言い出してて、お姉さんは気が気ではありません。
     でも、あんまりにも綺麗な終わりすぎて、ゾルディック家のもう一人の兄弟のことなんか忘れてたわー。
     ていうか、やっぱり弟なのねー。
     いよいよ「アルカ」が出てくるのかー……と思ったら、楽しみなような出てきてくれなくてもいいような……。
     悩みどころですね。

  • 久しぶりにふっと読むと超展開。
    油断できない漫画、さすが冨樫先生。
    もう一回読み直さないと話ついていけないよ。
    いや、読み直してもついていけない可能性大だよ。

  • 大人の鑑賞にも堪え得る少年漫画の最高峰!!
    長かった蟻編も、この巻でおおまかな決着を見ます。

    戦闘能力においてはインフレーションを起こしたと言われたメルエムとの決着を、人間の悪意の象徴である爆弾およびそれによる毒、という戦闘とは無関係の場所に説得力を持って落とし込んだのは本当に素晴らしいの一言!!
    あの凶悪なメルエムが、コムギとの軍儀のやりとりや人間達との関わり合いによって真に統治する者=王としての器を得ます。
    しかし人間からすれば蟻による統治などは到底認められない話であり、また、王たる才覚に目覚めたときにはすでにメルエムに残された時間は僅かだった……というのも何ともやりきれませんね。
    ただ登場人物が死んだから悲しいといった単純な感覚では言い表せない感情で、正直、317・返答と318遺言はありえないぐらい涙が止まりませんでした。

    蟻編後の、主役不在のさなか、ジンがあまりにもあっさり登場するのも今後の展開を期待させるのに十分なビッグサプライズです!

  • 蟻編が完結します。

    ラストシーンが感動的です。

    名前、生まれてきた意味など、
    本質的なことに触れた内容になっています。

  • 「蟻編で強さのインフレが起こった」という感想を述べる人がいるけど、メルエムと会長は最も上の位におり、最強と呼ぶのにも憚られるレベルなのでそこまでインフレは起こっていないと思う。
    「なぜ俺たちに声をかけてくれなかったんだ」「モウラやノヴでは役不足」とハンター協会幹部の十二支んも言っているわけですし。

    メルエムとコムギに関してはもう何も言うことはないです。

    31巻の分くらいは話数溜まっていると思うけど、まだ出さないのかな。

    十二支んの中ではパリストンが飛び抜けたキャラクターなので周りが目立たない。
    本誌ではこの十二支ん編(?)も区切りがついたけど結局最後まで彼が一番だった。

  • 王とコムギのくだりで泣きました。
    王としての使命を果たすためだけに動いていた王が、最終的には個として、人としての幸せを見つけ、それを実感していたことが嬉しかった。
    蟻編の初期はこの蟻が気持ち悪くて嫌いだったが、今はこんなに感情移入できている自分が不思議。
    改めて、この漫画は読み手をハラハラさせたり、感動させたりと、感情を揺さぶることが上手だと思った。

全192件中 1 - 10件を表示

HUNTER X HUNTER30 (ジャンプコミックス)のその他の作品

冨樫義博の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

HUNTER X HUNTER30 (ジャンプコミックス)を本棚に登録しているひと

ツイートする