バクマン。 20 (ジャンプコミックス)

  • 集英社
4.20
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本棚登録 : 2357
感想 : 195
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088704661

作品紹介・あらすじ

少年は前だけを見て、がむしゃらに夢を追い続けた。少女は信じて、ひたむきに夢への階段を上がった。そして、10年後―。あの日に交わした、2人の約束は!? マンガを愛してくれた全ての人に贈る、感動の最終巻!!

感想・レビュー・書評

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  • マンガ界をリードし続ける絶対王者、「週刊少年ジャンプ」のアンケ-トシステムに関する、壮大なネタバレ漫画。

    連載開始当初の第一印象はそんな感じで「こ、これ世に出しちゃって大丈夫なのか…!?」と愕然としたものです。一世を風靡した「DEATH NOTE」を生みだしたコンビが、果たして一発屋に終わるのかどうか、そんなプレッシャーと注目の中で、こんな作品を描いてしまうのか。その豪胆さにただただ舌を巻くばかりでした。

    そのデスノの連載当時、原作者の大場つぐみ氏が実は「とっても!ラッキーマン」のがもうひろし氏と同一人物であるとの噂が流れていました。いやいや、そんなハズはないだろう。作風が180度違うじゃないか。ガセネタを流すにしてももうちょっとひねろうよ、と
    自分は鼻で笑っていました。その当時は。

    本作の単行本で初めて公開された大場氏のネーム。そのタッチを見た時の衝撃は、忘れようもありません。往時の読者なら誰でも分かる、がもう氏そのものの絵。もはや隠す気などゼロ。完全に一致、でした。

    さてそうなると、作中に出てくる「川口たろう」の存在が俄然光り輝いてきます。かつてジャンプでヒットを飛ばし、アニメ化されるほどもてはやされ、しかしその後は打ち切り作家へと転落したギャグ漫画家川口たろう。その軌跡は否が応にもがもうひろし氏の作家人生を連想させます。その川口たろうを、大場氏は作中で殺してしまいました。川口たろうは、そしてがもうひろしは死んだ。しかしその魂は受け継がれて、ジャンプに新たな地平を切り拓く-。凄まじいエネルギーの込められたマンガです。

    ヒット作家を目指してがむしゃらに駆け上り、辿り着いた11巻のクライマックスは涙なしには読めません。気が付けばライバルも仲間も増えていて、マンガという舞台でしっかりとバトルしている。友情・努力・勝利。ネタ勝負なスタートだった作品がいつの間にか、ジャンプの王道パターンをしっかり踏まえています。「王道」と「邪道」を突き詰める主人公達の奮闘と、作品自体の成長がしっかりリンクしていてお見事です。

    最終盤で恋愛よりになった点は評価が分かれるようですが、1話以来の伏線をしっかり回収し綺麗に着地したと思います。全20巻、読み応えのある大河ドラマでした。

  • 読み終わった。楽しかった。
    彼らがほんと愛おしい。

    毎週家族の買ってくるジャンプを読みたい作品のみ読んでるんだけど、もっと読みきりとか新連載とか読もうよって気持ちになった。

    映画も見に行こうかなーって気持ちになる。
    かやちゃんが好きー。

  • デスノートが大好きでこのマンガを読み始めたのですが、本当に読んでよかったです。

    内容は漫画家版スラムダンクとでも言いましょうか、マンガに捧げる青春と情熱という感じです。
    ただひたすらにマンガ道を突き進む主人公を見ていると、自分ももっと頑張らないと、と元気が湧いてきました。

    本当にデスノートの作者が描いたの?と疑いたくなる爽やかな内容ですが、こちらも間違いなく傑作。
    特に若い人にはこれを読んで漫画家を目指してもらいたいですねw

  • 「バクマン。」、完結です。

    力業も多かったけど、いいマンガでしたねぇ。
    作中の時間で夢が叶うまで10年すぎてます。10年かぁ。

    これって、真城にとって亜豆が、実は想像の産物であったとしても成り立つ物語だよなぁと思ったりしました。彼女が本物であれ、想像であれ、思いこみ、妄想力が強さが、楽しいお話を作っていく原動力になっていく。

    あぁ、そうするとこの設定は、原作の秋人の方の設定にした方がよかったのかな?
    うーん、でも、絵をかいている方が、多分、マンガとして絵になるんだろなぁ。

  • 泣いちゃいました。こういうベタな話は大好きです。

  • 終わってしまったのは寂しいですが、爽やかで良い終わり方だったと思います。

  • ついに完結。わーわー、ハッピーエンド。最後までどきどきさせられた。「これからはずっと隣」でしあわせにね。シュージンのジャンプ1の漫画家として結婚させてやりたいって想いもよかった。亜豆含む亜城木夢叶は、ファンに支えられてる。いい終わり方だった。

  • どう終わるんだろうと気になっていたけれどとても爽やかスッキリな終わり方だったと思う。サイコーとシュージンがREVERSIを最高の形で終わらせたように、バクマンもこれが作家の望んだ最高の終わり方だったんだろうな、と思う。

  • 2012 7/4読了。WonderGooで購入。
    ついに、ついにの完結巻。
    最終話は読んだもののそこに至る過程は読んでいなかったので・・・この巻の前半は完全に漫画家漫画じゃなく声優漫画じゃないか(苦笑)

    連載最終話後に何か描きおろしがあるかと思ったら、意外にそんなこともなかった。
    あ、いや、そうか、口絵が描きおろし追加要素か・・・ってえ、蒼木先生たちより式先だったのか?? スピード婚だな・・・。

    作中、RIVERSIを「ここで終わらせる!」ってところで終わらせて長引かせなかったのは、次の作品も引き伸ばさないで描ききったらやめる、ってことなのかね?(今回引き伸ばしがなかったのかはわからないけど・・・
    このコンビの次回作にも期待。

  • マンガ家が最高だと思う密度で、好きなタイミングで終わらせられるのがいいんでしょうけどね。外的要因で作品の質が下がるのはやめてもらいたいところです。

    私には十分いいタイミングで終われた漫画見見えましたが、そういった意味でこのマンガは作者的にどうだったんだろう?

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