監視官 常守朱 1 (ジャンプコミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088706238

作品紹介・あらすじ

人間の精神が数値化されるようになった世界。個人の魂の判断基準となるその測定値を人々は「PSYCHOPASS」と呼び習わした。数値によって事前に割り出された犯罪者「潜在犯」の捜査に、新人刑事・常守朱が挑む!!

感想・レビュー・書評

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  • アニメ、サイコパスのコミカライズ。原作の絵柄に限りなく近く違和感なく読めます。三好輝さん、人生初の単行本とは思えないほどカット割や表情など上手いです。元々大好きな世界観だったので、文字になる事でよりクリアになって分かりやすくなりよかったと思います。
    表題作から分かるように、あくまでも朱ちゃん目線で進んでいきますが、コウガミや宜野座に対する立ち位置や心情も描いてあり、本編を補足するようなシーンもあったりして大満足な内容でした。
    思ったより宜野座の登場率が高くて、あの名台詞?猟犬やら刑事の勘やら出て来て思わずニヤニヤしちゃいます\(//∇//)\そしてかがり君は意外に冷めた視点で本質をつくような事を言っていて、これからの展開を知るだけに切なくなります(T_T)朱ちゃんがまだ初々しくて、これから彼女の成長物語になっていく事を予感させますね。次巻が楽しみです。

  • 映画のアニメを観て、興味を持ったので、インターネットカフェでこの1月に完結したばかりの全6巻を読んでみた。

    (一巻の説明)
    人間の精神が数値化されるようになった世界。個人の魂の判断基準となるその測定値を人々は「PSYCHOPASS」と呼び習わした。数値によって事前に割り出された犯罪者「潜在犯」の捜査に、新人刑事・常守朱が挑む!!


    犯罪者は犯罪を犯す前に弾かれている究極の「安全都市」に日本は変貌していて、その数値によって職種も決定してしまう未来社会。
    「潜在的な犯罪者は、その前に取り締まればいいのだ」という現代若者の気分をマンガで実現して見せたわけだ。

    ネタバレしてしまうので、このあとは「自己責任」で読んで欲しい。

    では、そういう社会は「自由がないから否定する」という古典的なスタンスをこのマンガは取らない。公安警察のキャリアである監視官常守朱は、そのシステムの(トンデモナイ)正体を知ったあとも、そのシステムを壊さず「秩序を守る」ために利用していこうと決意する。

  • まず絵柄がきれいですっきりしているので全体的に読みやすかった。
    初の単行本でこのクオリティなら2巻以降に対する期待値は高い。
    アニメは終了したが、漫画のほうもアニメ最終回分まで連載してもらえたら嬉しい。

    何よりアニメに敬意を払って丁寧に作られてると感じる。
    ストーリーの流れやセリフの出てくるシーンがアニメと若干違う部分もあるが、改悪の部類ではなく、最終的にはアニメと一致しているので問題なし。
    アニメよりもコミカルな表情や仕草の朱や、朱に対して幾分当たりの柔らかい六合塚などは見ていて安心できる。一係男子はほとんど変わらない通常運転(笑)

  • [漫画] 監視官 常守朱 1巻:ちょっと手堅すぎ?
    http://orecen.com/manga/inspector-akane-tsunemori01/

  • こんな世界が現れたら…と思考実験している気持ちになります。

  • 全6巻。購入済み。

  • 神託のままに生きる人間に
    青年はその価値を問い質す


    2020年現在ではシーズン3・映画5本が公開されているアニメオリジナルシリーズ。
    コミカライズもあるので、物語展開をゆっくり理解したい人はアニメ見てからコミカライズを読むのもおすすめです。


    【⚠️本棚登録の都合上、1巻分のみの読了登録のため、アニメシーズン3・映画にも言及する重大なネタバレがあります⚠️】

    シーズン3を見終えて……
    改めてシーズン1の常守朱ちゃんが若い!!シーズン2・3・映画を見ていく上で絶対に欠かせない、『PSYCHO-PASS』シリーズの原点ともいえるシーズン1。シーズン3を見てからまたここに戻ってくると本当に感慨深い。
    人間の心理・性格を数値化し、最大多数の最大幸福を実現した社会。
    その数値「サイコパス」は、将来犯罪者になり得るとされる者「潜在犯」まであぶりだす。

    シーズン1の最大のテーマは、「シビュラシステムで裁けない存在」について。
    神にも等しい存在であるシビュラが導入された社会を舞台に展開されていく、犯罪とそれに向き合う公安局刑事課。
    社会の在り方や人間の本質についての問いかけが、『PSYCHO-PASS』をただのSF警察アニメで終わらせない。

    20歳で公安局刑事課に配属した常守朱監視官が対峙するのは、犯罪をしてもサイコパスが曇らない免罪体質者・槙島聖護。
    彼は存在自体が社会を脅かす。
    彼に対抗できるのは、自らの意思で確実な殺意を持ち犯罪者となる覚悟を持った者だけ。
    「人は自らの意思によって行動するときのみ、価値を持つ――」
    槙島の思想は、ある意味正常な社会で暮らしている現実の私たちにこそ響く言葉かも。

    人生におけるあらゆる選択をシビュラに委ねるなんて、正直恐怖でしかない。
    槙島はシビュラに支配される人間に価値なんてないと思っていたし、紛れもなく自分の意思でシビュラの一部になることを拒んだ。
    シビュラの神託を受け入れるのが当然の社会で、弾かれてきた槙島が、犯罪の創造を通して人間や社会の在り方を問う様は、ただの「悪役」にとどまるものではない……

    誰が正義で誰が悪か、何が良くて何が悪いのか。
    キャラクターの立場によって180度、見方や考え方が変わるからすごい。実際の社会もそんなものか……結局人間は見えているものしかわからないんだから。

    『PSYCHO-PASS』シリーズのすさまじいところは、設定や世界観ももちろんだけれど、何よりキャラクターの動き方・感情・信条が細やかで、セリフも動きも物語における一切の無駄がないところ。
    あらゆる言動が伏線になっているし、だからこそシーズン3まで全く飽きずに楽しめる。

    槙島はこの腐った世界で唯一、狡噛慎也の存在が嬉しかったことだろう。
    自分を裁くためにドミネーターではなく銃を。
    シビュラではなく自らの意思によって、自分を殺すことを選んだ。

    シーズン1のキャラがちゃんとシーズン3に出てくるのが素晴らしすぎる。
    そして言動に成長や時の流れを感じるから、やはりただのSF警察アニメではないことを思い知る。
    あ~あ、こんな社会になったとしたら、私もどうせ「C」判定くらって普通に生きる価値のない人間の一人だよきっと……(というか5歳で潜在犯認定食らうかもなぁ)

    せめてシビュラがない現代を生きる私は、槙島のように自分の意思で人生を選ぶ人間になろう。

    生き方の選択肢は歳をとるたびに少なくなっていくかもしれないが、必ず選択の権利はあるはずなんだ。
    そして、死に方だけでも自分で選べるようにするためにもね。

    槙島はある意味死に方を選んだんだな……
    れっきとした"人間"に、引導を渡して欲しかった。
    狡噛慎也に。

    「どんな才能もスペアが見つかる。
    どんな関係でも取り替えが効く。
    そんな世界に、飽きていた。」


    ------------------------------

    それにしても、シーズン3までに何人死んだんだ…
    監視官の執行官落ちもザラすぎて、シビュラシステムも大概だよなぁ……笑
    さすがに捜査に携わる監視官の執行官落ち、多すぎない?w 防止策としての執行官だとしてもさすがに多すぎるよどうにかしてくれ〜〜!

    特に宜野座は、全シーズン通して役目の変遷もすごい。監視官→執行官→外務省特別捜査官。元々優秀なんだろうから、潜在犯となってもさすがの経歴。
    言動もだんだんかっこよくなっていくから目が離せない。

    シーズン変わると、しれっと監視官・執行官が変わってるから「え?!……え?!」となる。
    シーズン1から出てるのにまだ背景が開示されていないキャラのことも深掘りしつつ、シーズン4(があるなら!)に期待したいところ。



  • 人間の精神が数値化されるようになった世界。個人の魂の判断基準となるその測定値を人々は「PSYCHO-PASS」と呼び習わした。数値によって事前に割り出された犯罪者「潜在犯」の捜査に、新人刑事・常守朱が挑む!!

    アニメ二期分視聴済み。漫画があったので手に取ってみたけど、内容に大きな違いはほぼ無い感じ。ただ絵柄はとてもアニメによく似ていて違和感もなく、すごく丁寧で読みやすい。
    アニメだと基本音で聞くしかないので、正直キャラクターの名前やら細かい設定部分が曖昧なまま何となくで見ていたので、こうしてちゃんと文字で読んでみると色々新発見で面白かった。
    小難しい話してるなーくらいに思っていたけど、なるほどそういう話をこの時していたのね、と数年ぶりに理解したり。
    改めてサイコパスは面白いと感じさせられた。続きも楽しみ。

  • 主人公、なかなか表紙にならないんだね笑

  • アニメ『サイコパス』のコミカライズ。アニメと一緒に楽しむと違いまで楽しめてなかなかオツ。

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