るろうに剣心 9 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
3.45
  • (60)
  • (51)
  • (248)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 1113
感想 : 23
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088715094

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 志々雄真実の配下の尖角が治めていた新月村の住民は暴力の恐怖に慄き、生きることだけが目的となり誇りも尊厳も失っていた

    そこの住人の栄次は、兄と両親を殺されていた
    剣心の剣に倒れた瀕死の尖角にとどめを刺そうとする三島栄次

    剣心は、その栄次の手を止め諭す
    その言葉には胸を打たれた。漫画と侮るなかれ

    お前がこの小さな手を汚しても誰一人として喜びやしない。時がたてばこの小さな手は大きくなりお前は必ず大人になる。
    その時、志々雄一派の様に力で人を虐げる男にはなるな。村人の様に暴力に怯えて何も出来ない男になるな。最期の最期までお前を案じ続けたお前の兄の様な男になって、幸せになるでござるよ

    台詞が胸に響く
    自分の命をかけ、強気を挫き、弱気を助ける剣心の熱い心
    この漫画が人気があるのは、ここだな

    新月村を救った剣心は、京都へと急ぐ
    時を同じくして、志々雄は、全国に散らばった十本刀と呼ばれる剣客に京都へ集結するよう伝令を出す

    着々と対決の日が近づいている
    やばい!
    図書館が閉館になったから、暇つぶしに読み出した『るろうに剣心』どんどんのめり込んでいって、途中で放り出せなくなってしまった

  • 京都到着。
    志々雄との対峙。

    ロケット頭の尖角は、『ドラゴンボール』に登場しそうな体型。

  • おもしろい

  • 引き続き新月村。VS尖角。
    剣心を追って京都へむかう道中の左之助は、互いに敵と知らず悠久山安慈と出会い、二重の極みを習得する。
    剣心は京都着。京都御庭番衆登場。

  • 新月村の戦いの続き。著者はコラムで新月村は日本の村社会の嫌なところを描きたかったと記した。実際、村人達を可哀想な人達とは描いていない。体制を維持する側になっている。少年は村から出ていくことになり、「終わり良ければ全て良し」のナイーブな展開ではない。
    一方で著者は日本の村社会の嫌なところを描き切れなかったと反省している。確かに抑圧を描いているが、相手のためという名目で負担や我慢を押し付け、名目上自発的に自己犠牲に追い込ませる日本の村社会のズルさまでは描けていない。それでもエンタメ作品としては深い。
    本作品は王道的なバトル漫画として人気になったが、明治政府の恥部である赤報隊を当時の少年(就職氷河期世代)に広めた作品でもある。著者が日本社会に対する深い批判精神を持っていることが分かる。

  • 剣心が栄次を慰め、励ますシーンは涙なしには頁捲れぬでござるよ

  • はじめ敵として現れた斎藤は好きになれなかったけど、ここへ来て少しずつ魅力がわかるようになってきました。
    しかも妻がいたんですね。

    ■京都へ向かう面々
    ・左之助。お前は弱いということを、斎藤、そして剣心によって思い知らされた左之助。修行しながら京都へ向かう。道中、破戒僧安慈と出会ってなんとかいう技を伝授してもらってパワーアップ。でもその安慈は実は志々雄派みたいで、いずれふたりの対決がありそうな伏線。
    ・薫と弥彦。剣心にさよなら言われていじけてた薫だが、さよならも言われなかった恵に一喝されて旅立ちを決意。ここのやりとり良かったなあ。弥彦も若いのにぶれなくて素敵です。これから京都で超人たちが繰り広げるであろう戦いのなかで、この一般人コンビ、どう立ち振る舞うのか?
    ・蒼紫。剣心の京都行きを聞いてこの人も京都へ。斎藤とも絡み、志々雄からもスカウトされ断るが、今後どう出るか。
    ・山のなかで出会ったくノ一の操。元御庭番衆で、蒼紫に恋慕。京都の家に帰るということで、旅は道連れ。

    ■新月村編
    ・沼津の辺りの村。政府に見捨てられ人知れず志々雄派に統治されている。そういう村が既にいくつかある。「東京で売られている新しい地図では、この村の名前が消えている」というの、ぞっとした。
    ・湯治に来ていた志々雄と早くも対面。京都で待ってるのかと思ったら以外とフットワーク軽い…。しかも最後、秘密の地下通路みたいなので京都へ帰ったっぽい。
    ・沖田モチーフな新キャラ、瀬田宗次郎。志々雄の側近、喜怒哀楽のうち楽以外の感情が欠落している。司馬遼太郎『新撰組血風録』の沖田のイメージらしい。この人と剣心、戦うが、決着はお預け。様子を見に来た(?)斎藤に、人斬りに戻らないと志々雄の手下すら倒せないよと釘を刺される。
    ・この村の少年栄次の復讐というテーマも。捨て身で仇討ちをしようとする栄次に、そんなことより立派な大人になって幸せになれと諭す剣心。

  • これが噂の「二重の極み」か…宗次郎との勝負で逆刃刀が折れる

  • 折れた

  • 斎藤と剣心が並んで志々雄の館に向かうシーンが印象的。
    抜刀斎に睨まれた尖角のザコっぷりには笑った。佐之助と安慈の出会い。修行の件もよかった。

全23件中 1 - 10件を表示

和月伸宏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×