封神演義 4 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088721446

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  • 西岐の姫昌と皇帝の紂王。その下に集う者たち。その先には仙人界すら真っ二つに割れるほどの対立の構図が描かれているようで──。妲己が張り巡らす陰謀。その真意はいまだ隠されたまま、それぞれの道は分かれていく。

    衝撃のトラウマ回からスタート。妲己も鬼畜ながら作者コメントも鬼かと。すべてを知りながら道化を演じた姫昌の思いたるや、想像するのも苛烈。妲己も単なる残虐性だけではなく、わざと仕掛けている節があってその思惑が気になるところ。手を焼く聞仲でさえ、先手を打って裏をかくところも恐ろしい。

    「釣れますか?」
    この見開きの美しさと言ったら!名シーンの一つだよね。礼儀として自ら出向く姫昌がカッコいい。純朴で忠義を尽くす武吉を助けつつ、その道筋をつけた太公望も上手い。
    そこに加わりゆく強者たち!武成王・黄飛虎の造反!妻の賈氏、黄飛虎の妹・黄氏の覚悟!黄飛虎を西岐へと行かせる紂王、追いかける聞仲。時代の流れは動いていく!

  • おもしろい

  • 今までそばにいた人が、急にいなくなるのは寂しい。

    今まで盟友だった人が、敵になるのも寂しい。

    武成王には幸せになってほしい。

  • 武成王造反へ。太公望にとっては心強い味方だが、その造反までの流れは恐ろしいもので。妲己を倒す目的のため、太公望自身も殷を人の手で倒す流れに乗り始めるが、西岐の王、姫昌がそう思うように持っていくために行われる残虐な行為と良い、大体が妲己の思い通りに動いている、という描写を必ず入れてくる所が末恐ろしい。これをやることで妲己の風格は全然落ちない。コメディチックにやっても逆に怖い。面白い描き方だと思う。

  • ジャンプ・コミックス

  • 第25〜33話収録。
    カバー折り返しコメントのハンバーグよ、25話タイトル見る前に察したわ。伯邑考(はくゆうこう)と息子の名を呼び泣く姫昌が切ない。ただその夜に魂魄飛んだということは、材料のひき肉は猿だと思われる。また、太公望に告げられた言葉を受け、それを天命だと考える姫昌イケメン。その一方、飛虎は妻と妹の死をきっかけに家族を連れ朝歌を出ることに。紂王との対決シーン含めこの決断の重さに胸が苦しい。純真無垢な武吉(ぶきち)、聞仲(ぶんちゅう)、そして飛虎の次男である天化(てんか)登場。

  • 封神計画の真の目的を知った太公望は、次なる作戦のために西伯侯・姫昌(きしょう)と接触する!一方、紂王の腹心である武成王・黄飛虎(こうひこ)は、妻と妹を妲己に殺されてしまったため、太公望の側につくことを決心する。 殷に反旗を翻し、脱出を図るのだが…!?(Amazon紹介より)

    伝説の『ハンバーグ』回…。

  • 伯邑考クッキングか…… 史実(?)とアレンジのバランスがユニーク。聞仲、武吉、周公旦。西岐を目指す黄飛虎の「五関越え」も登場。役者が揃ってきた感じ。

  • 幽閉されていた姫昌は解放され、その道中で太公望に弟子を志願する武吉がぶつかり、捕まってしまう。太公望はこの状況を打破すべく策をめぐらせる…一方、殷では武成王は愛する妻と妹を亡くし、朝歌を離れ西岐に向かうが…人肉ハンバーグの話は歴史の側面として受け入れなければならいないがショッキングだね。3分クッキング風のコミカル演出が後味の悪さを引き立てる。まぁ、出版コードの為の配慮だと思うけどね…今や読者の半数が女子となったジャンプにも通用しそう絵柄とストーリーだがこの描写は耐えられないだろうな。さぁ、人が動き出せば歴史も動き出す。太公望と姫昌の出会い、武成王の造反と歴史の渦が大きな変動を向かえる今巻はなかなか見物が多い話だった。主人公の策とヒロインの妲己の策は相変わらず冴え渡っており、感心するばかりである。

  • 「重いな… 歴史の重圧で潰れてしまいそうだ。
     ――だが これも私の天命なのかもしれない。」

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