封神演義 6 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088721460

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  • 九竜島の四聖との決着がついたかに見えたその時、殷の太師・聞仲が現れる!全員が立ち向かっても勝負にならない実力差に圧倒される。

    「腐った国を守るよりもっと大切なものがあるってわかんねぇのかっ!」
    「理想を語るには…それに見合う力が必要だ!おまえ達にはそれが無い!」

    盟友だったはずの黄飛虎と聞仲の衝突は切ない。殷という我が子を守ろうとする聞仲。殷に暮らす人々を守ろうとする黄飛虎。申公豹との対話で明かされた聞仲の過去、そこから見えたものは愛か執着か。フェアプレーの精神は持っているとはいえ、道士が太師として人間界の国を取り仕切ることをどう見るか考えさせられるところ。ここで太公望と聞仲の思想がハッキリして区切りの巻だと思う。妲己の陰謀はいまだ謎に包まれているが──。

    それにしても、禁鞭がシンプルに強くてカッコよくて好き!直径数キロ内を物理で殴りまくれるってヤバすぎる!対する楊戩のあの一手もそういう発想はなかった!さすがに完璧には無理とはいえ、あそこまで再現できるのはすごい。聞仲は本気でこんなやつ倒せるの?!負けイベじゃない?!ってレベルの強さ。手が届く日はまだまだ遠い。

    後半は西岐での話など一息つくエピソードが多い。象の作画が妙に気合い入ってるのに笑った。

  • 強さがありながら、完全に決着をつけることができない聞仲。
    でも、ちゃんと殷側につく理由がわかる。

  • 四聖編決着から西岐の体制を整える展開へ。巻のタイトルにもある「殷の太師」とある通り、聞仲というキャラクターの本質がここに来て一気に描かれる印象。四聖から慕われるわけは何なのか、飛虎との関係性があっても殷を最重要視するのは何故なのか、単なる敵としてではなく信念をもった男として描かれる聞仲は、なるほどここで一気にライバル的な立ち位置として飛躍する印象だ。
    合間にはさまる料理回、象レース回とやたらとコメディ的な展開が続くのだが、そのコメディ要素の中で実は周にとって大事なことを描き出していくスタイルが本当に好み。

  • ジャンプ・コミックス

  • 第43〜51話収録。
    聞仲の圧倒的強さ、そして彼の過去が印象的。その全ての始まりとなる朱氏(しゅし)との約束が切ないよ。何百年と守ってきたことを親友と思っていた飛虎にあんな風に言われたら怒るわな。その危機を逃れ無事黄一族は西岐へとやって来たが、なかなか馴染むのは難しそう。また、太公望の機転で姫昌に食事をさせようとするも、失敗に終わる。姫昌好きだから遺言のようなこと言われたらつらい、長生きしてほしい。彼を継ぐ人として選ばれた姫発(きはつ)は紂王と同様の女好き。王族こんな奴ばかりなのかと民から誤解受けそう。

  • 太公望らは刺客・九竜島の四聖を倒すが、続いて現れた殷の太師・聞仲に大敗…!しかし「四聖が民を傷つけた借りを返した」という理由で見逃される。 太公望らは西岐に帰還し、それぞれ修業のために崑崙山脈に帰っていった。 人間界に残った太公望は、殷を討つために正式に西岐の軍師に着任する!(Amazon紹介より)

  • それぞれの現在・過去・未来など。巻末の「封神演義」を解く15のキーワードが復習に便利でした。

  • 九竜島の四聖との戦いも終盤を迎え、いよいよ追い詰める事が出来たが…その時、強い力と大きな怒りに震える空気と共に聞仲が現れる。誰もが歯が立たずに倒される中で太公望は力を振り絞って聞仲と対峙し、人間だった頃の過去を思い出し、原点に回帰するのだった…聞仲の圧巻な強さよ。「理想を語るには…」「それに見合う力が必要だ!!」の台詞は今の太公望に強く刺さる重い言葉ですわ。何よりも過去編で知った殷と共に生き、多くの死も見て来た男の揺るぎない確固たる信念は太公望らと道は違えども国を想う姿は何にも言えない格好良さ。姫昌と太公望の過去の邂逅の話と現在の流れが良すぎていいわーーそして、次男の姫発は…溌剌とした馬鹿なキャラでありながら人望が厚くで、魅力あるキャラなので今後の成長が気になる。他にも気になるのが武吉のオールマイティーさと妲己のどんどん斬新でありながらもゴージャス化する衣装とそれに伴う楊ゼンの磨きがかかった変化の妲己になったお姿は「楊ゼン…」と嘆息的な突っ込みが口から漏れる。

  • 「理想を語るには… それに見合う力が必要だ!
     おまえ達にはそれが無い!」

  • 藤崎竜

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