るろうに剣心 15 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088722955

感想・レビュー・書評

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  • 比叡山で剣心たちが、安慈、宇水、四之森蒼紫を倒し、一歩一歩、志々雄に近づいている最中、京都では葵屋で操や薫、弥彦、庭番衆が志々雄の十人刀の残り6人を迎え撃っていた

    今回は、もっぱらこの京都の闘いの様子が描かれる
    善戦し、やっと死守したと胸をなでおろしたところに立ちはだかったロボットのような鎧をつけた巨体
    もうこれまでかと思ったところに現れた!師匠比古清十郎

    この巻の見所は、何と言っても比古清十郎と破軍の不二との「超人vs巨人」の闘いだ

    その異形ゆえ一藩挙げて討伐されかかったところを引き取られた悲しい過去

    比古清十郎は不二に鎧を脱ぎ自分の意志で、自分の闘いをしてはどうだと持ちかける

    不二が鎧を脱ぎ捨てることは、動きが自由になり比古清十郎にとっては不利になることではあるが、今まで化け物か操り人形のように扱われら満たされることのなかった武人としての心の悲しみを理解し、救い出してやったのだ

    剣心はもちろんかっこいいが、その剣心を育て上げた師匠比古清十郎の何とかっこいいこと!
    正々堂々の闘いが終わり
    「バカ弟子の頼みは果たした。あとは剣心の帰りを信じて待っていろ」
    と言い残し去っていく

    清々しい終わり方だった

    さて、場面は比叡山、志々雄の懐ろ刀の瀬田宗次郎との闘いへ

  • 単行本中のコラムで作者も書いていましたが、ジャンプの王道とも言うべきバトルによる物語展開が続きます。
    「少年読者は喜び、少女読者からは不評」という反応だったそうですが、私もバトルシーンは好物ではありません。
    でも、バトルの中にも対話が多く、実質舌戦では…というようなものまであり、私のような少女(笑…って済ませて)読者でも楽しめてしまいました。
    (そういえば先日、女の人は小学生のときと同じ漫画そんなに読まないけど、男の人っていつまでも少年ジャンプ読んでるよね~って話で盛り上がりました。)


    ■志々雄アジト乗り込み前
    ・葵屋にて。意識を取り戻した翁から、蒼紫を君の手で殺してくれと頼まれる剣心。いや、蒼紫の安息の地は死ではない、ここである、拙者が連れて帰る、と約束。操、なみだ。
    ・剣心、左之助、斎藤の三人で出発。他の人は葵屋の守り。薫、恵から預かった傷薬を剣心に渡す。東京にみんなで一緒に帰ろうねと約束。
    ・志々雄サイド。方治覚醒。前にも、志々雄にジュッてされて覚悟が決まるみたいなそれでどうしたって感じのエピソードはあったが、今度はもう少し具体的。汚れ役は全て引き受けて志々雄に栄光をというポジションに目覚めた。爪剥がしたりして痛怖いシーン。

    ■左之助vs安慈
    ・お前の救世は救世じゃねえ!で安慈の負け。

    ■斎藤vs宇水
    ・宇水、前振りのわりに情けない。心理戦で既に負けてる。斎藤に真っ二つにされる。悪即斬こわ!

    ■剣心vs蒼紫
    ・四人のためとか言っていつの間にか四人のせいにしてるだろ!と蒼紫、諭される。

    ■弥彦vs蝙也
    ・弥彦、強い!しかも機転で勝つ。弥彦けっこう好きです。いちばんまともですよね。

    ■薫&操vs鎌足
    ・女対オカマ、でも恋する心は同じ。薫という女の子を好きになれるかなれないか難しいところだなっていつも思って読んでるんですが、戦う(相手を殺すんでなく、制す)薫は素敵でした。

    ■比古さんvs才槌&不二
    ・女子どもたちだけで十本刀の一部をやっつけちゃっちゃあどうなのってことか。最後は超人対決。比古さん最強。

  • 宗次郎みたいなんが一番こわい

  • 弥彦がほんとに10歳か!?というくらい頼もしくて、すごい成長(((o(*゚▽゚*)o)))まわりのひとに影響を与えられて彼自身も強くなっていたんだなあ。そして師匠...かっこよすぎでしよ!もっと戦いのシーン見たかった(#^.^#)

  • その他の「十本刀」たちの戦い。
    このキャラたちのせいで、敵キャラの格が一気に下がった。

  • 葵屋では、弥彦、薫、操ら御庭番と、鎌足、蝙也、夷腕坊、才槌&不二らの戦い。師匠も助っ人に駆けつける。

    剣心VS宗次郎戦スタート。

  • 和月伸宏『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 巻之15』は十本刀の葵屋襲撃がメインである。弥彦は飛翔の蝙也、薫と操は大鎌の鎌足と対峙する。蝙也は一対一で戦う剣士というよりも集団を攻撃する方に向いているのではないか。一対一で戦う場に蝙也を投入したことがリソースの無駄遣いではないか。警察署襲撃などに投入した方が効果を発揮しそうである。

    弥彦や薫が十本刀と勝負になる展開は意外であった。実際、作者のコラムによると「弥彦が強過ぎる」との声が多かったという。京都編の開始時に剣心は薫達を巻き込まないために一人で旅立った。剣心は薫達を過小評価していたことになる。相手の実力を見ただけで評価することも達人の能力である。弥彦や薫が想定より強いということは剣心の見る目がないということになる。

    強敵を何とか倒した後に、それを上回る強敵が現れ、絶望に陥ったところで比古清十郎が登場する。これは物語としては上手な展開である。しかし、破軍に対して葵屋の面々は諦めるのではなく、信じるのでもなく、逃げることが正解ではないか。葵屋の場所を守ることに戦略的な価値はない。隠密ならば「逃げるは恥だが役に立つ」を実践するものだろう。

  • ししょおおおおおおおおおおおおお

  • 葵屋での戦いは、強さはもちろんだけど、更に「想い」の強さが重要だった。鎌足の恋心や操の御庭番衆たちへの想いなど、うるっと来た。それにしてもやっぱり師匠、かっこよすぎ!

  • 比古清十郎かっこよすぎでしょ!

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