- Amazon.co.jp ・マンガ (181ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088722955
感想・レビュー・書評
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比叡山で剣心たちが、安慈、宇水、四之森蒼紫を倒し、一歩一歩、志々雄に近づいている最中、京都では葵屋で操や薫、弥彦、庭番衆が志々雄の十人刀の残り6人を迎え撃っていた
今回は、もっぱらこの京都の闘いの様子が描かれる
善戦し、やっと死守したと胸をなでおろしたところに立ちはだかったロボットのような鎧をつけた巨体
もうこれまでかと思ったところに現れた!師匠比古清十郎
この巻の見所は、何と言っても比古清十郎と破軍の不二との「超人vs巨人」の闘いだ
その異形ゆえ一藩挙げて討伐されかかったところを引き取られた悲しい過去
比古清十郎は不二に鎧を脱ぎ自分の意志で、自分の闘いをしてはどうだと持ちかける
不二が鎧を脱ぎ捨てることは、動きが自由になり比古清十郎にとっては不利になることではあるが、今まで化け物か操り人形のように扱われら満たされることのなかった武人としての心の悲しみを理解し、救い出してやったのだ
剣心はもちろんかっこいいが、その剣心を育て上げた師匠比古清十郎の何とかっこいいこと!
正々堂々の闘いが終わり
「バカ弟子の頼みは果たした。あとは剣心の帰りを信じて待っていろ」
と言い残し去っていく
清々しい終わり方だった
さて、場面は比叡山、志々雄の懐ろ刀の瀬田宗次郎との闘いへ
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宗次郎みたいなんが一番こわい
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弥彦がほんとに10歳か!?というくらい頼もしくて、すごい成長(((o(*゚▽゚*)o)))まわりのひとに影響を与えられて彼自身も強くなっていたんだなあ。そして師匠...かっこよすぎでしよ!もっと戦いのシーン見たかった(#^.^#)
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その他の「十本刀」たちの戦い。
このキャラたちのせいで、敵キャラの格が一気に下がった。 -
和月伸宏『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 巻之15』は十本刀の葵屋襲撃がメインである。弥彦は飛翔の蝙也、薫と操は大鎌の鎌足と対峙する。蝙也は一対一で戦う剣士というよりも集団を攻撃する方に向いているのではないか。一対一で戦う場に蝙也を投入したことがリソースの無駄遣いではないか。警察署襲撃などに投入した方が効果を発揮しそうである。
弥彦や薫が十本刀と勝負になる展開は意外であった。実際、作者のコラムによると「弥彦が強過ぎる」との声が多かったという。京都編の開始時に剣心は薫達を巻き込まないために一人で旅立った。剣心は薫達を過小評価していたことになる。相手の実力を見ただけで評価することも達人の能力である。弥彦や薫が想定より強いということは剣心の見る目がないということになる。
強敵を何とか倒した後に、それを上回る強敵が現れ、絶望に陥ったところで比古清十郎が登場する。これは物語としては上手な展開である。しかし、破軍に対して葵屋の面々は諦めるのではなく、信じるのでもなく、逃げることが正解ではないか。葵屋の場所を守ることに戦略的な価値はない。隠密ならば「逃げるは恥だが役に立つ」を実践するものだろう。 -
ししょおおおおおおおおおおおおお
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葵屋での戦いは、強さはもちろんだけど、更に「想い」の強さが重要だった。鎌足の恋心や操の御庭番衆たちへの想いなど、うるっと来た。それにしてもやっぱり師匠、かっこよすぎ!
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比古清十郎かっこよすぎでしょ!