封神演義 18 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088728209

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  • 三大仙人でありながら、世捨て仙人と化した太上老君。最強の怠惰スーツを着込んで、呼吸すら人工呼吸器に頼るというのは、もはや怠惰なのか?とツッコみたくなる。太公望よりも癖が強く、先を見通す存在がいたとは…。コミカルな展開の中にも、哲学性を感じる演出で一気に引き締まるのがいいよね。

    なんやかんやあって、スーパー宝貝・太極図をカツアゲすることに成功した太公望!しかし、それを使いこなせなければ命も未来もない。最終決戦前の主人公修行パート!その結果、得られた太極図の能力がまた面白い。これまでの宝貝とは一線を画す効果。力にして力にあらず。まさに太公望にふさわしい宝貝だと思う。

    最後の要塞都市を守る聞仲の腹心・張奎とその妻・高蘭英との戦い!楊戩たちをも翻弄する実力!そこに遅れてやってくるのは主人公・太公望!ここで意外な展開へ進み、今まで明かされてこなかった封神台についても語られる。さらに、妲己の背後にいるあの存在もいよいよ姿を現して、物語もクライマックスへ迫る!殷と周の全面戦争が開幕する!

  • なんとも怠惰な太上老君。

    新たなスーパー宝貝を手にし、いよいよ最終決戦が始まるッ!

  • 巻のタイトル「太上老君をめぐる冒険」が表す通りの巻。いったん戦列を離れて太公望が太上老君と問答などするわけだが、初読時はこんな独特な話が挿話的に挟まれて良いのか?と思っていた。これから進軍!という流れで、そのまま決戦に入るのかと思っていたのに、肩透かしを食らったような。
    しかし最後まで読んでから改めて読んでみると、ここの話があるからこそ全体のストーリーにまとまりがあるように思う。「進軍中」の出来事としているため、太公望だけにフォーカスしても違和感はない。イメージだけで考えていたのが問題だった。そもそも、コメディ的には本当に笑ってしまう演出が多く、悲壮感漂う仙界大戦と、明らかに明るくはできない人間界の戦争との間にゆるい雰囲気のこういう回があることもまた、本作らしい魅力が出ているのでるところであろうと思える。

  • ジャンプ・コミックス

  • 第152〜160話収録。
    三大仙人のひとり太上老君(たいじょうろうくん)に出会うため、桃源郷へとやって来た太公望。働かざるもの食うべからず精神の村で彼を探す為暫し暮らしたことで、何故か小麦色の肌の筋肉ムキムキ姿に。桃好き以外は四不象のいうように別人やわ。やっと出会った太上老君は太公望以上の怠け者、呼吸すら面倒って徹底すぎる。彼をカツアゲして手に入れたスーパー宝貝太極図(たいきょくず)は静かな武器。張奎の説得の為、封神台内部の聞仲の元へと向かう。張奎の言葉に思わず頷く、聞仲の魅力は正にそれだよ。

  • 世捨て仙人・太上老君―その力を得たい太公望だが、探し当てたその人はとんでもない怠け者だった!しかし全てを見通し、“流れに身を委ねよ”と告げ眠り続ける太上老君に、太公望は自らも夢の中へ入り込むが!?(Amazon紹介より)

  • 太上老君探し。澠池(メンチ)城の戦い。太極図が出てきて、メタに輪がかかってきました。

  • 世捨て人ならぬ、世捨て仙人・太上老君の居場所を探し当てたがとんでもない怠け者で仲間になるのは否であり、流れに身を委ねよと言う太上老君に太公望も眠りにつき、夢の中に入り込むのだった。人間界は、殷と周の睨み合いが続いていたが…この巻のタイトルは、村上春樹さんの某小説のタイトルをパロったのかね。まぁ、さておき今巻は次の話へに進む準備期間でシリアスさは少なめ。太公望の「働くくらいなら食わぬ!!!」まだ、ニートという言葉がなかった時代に発せられたこの台詞の名言さよ。それからのガテン系な太公望の姿には吹くwwどうしてこうなるw表紙のカラーの美麗な姿と、強さを持ち得てるが達観した傍観者の太上老君はこの封神演義で好きなキャラの一人だなー道標の登場、妲己とスパー宝貝を手にした太公望の対決はこの物語の集大成に近づいているのでこの先が気になってなってしゃあないですよ。

  • 「わかっている。
     あの方は何を犠牲にしてでも 自分の大切な物を守ろうとしたんだよな。すごいよ。
     僕は… そんな聞仲様になりたかった。」

  • 藤崎竜

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