テガミバチ 1 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088743127

感想・レビュー・書評

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  • 異世界であれ人の助けになる仕事テガミバチはかっこいい

  • 一日中、夜の明けない星、アンバーグラウンド。
    首都を照らすのは人口太陽。
    人々は3つの階級に分けられて、最も階級の高い人々「アカツキ」は人口太陽の下に住んでいる。
    二番目は中産階級の「ユウサリ」
    三番目の「ヨダカ」は最も太陽から遠い辺境の地に住み、鎧虫というモンスターも棲息する危険地帯となっている。

    その地で手紙を配達するのが、通称「テガミバチ」
    彼らの配達するのは紙の手紙だけではない。
    時には人間も配達する。
    何よりも託された「こころ」を受取人に届けることが彼らの仕事。

    そこでゴーシュというテガミバチが一人の少年を届ける任務をする。
    少年の名前はラグ。
    ゴーシュはラグをあて先に届ける。
    その間、鎧虫の攻撃からラグを守りながら・・・。
    そして、無事届けられたラグは自分も「テガミバチ」になりたい!と思う。

    独特で不思議な世界観です。
    絵もそうだし、ストーリーも。
    これは近未来ファンタジーです!
    近未来というと冷たい、機械化のイメージがありますが、このお話の舞台は未開の地、中世の街並の雰囲気で、絵もあたたかみがあります。
    ファンタジーが好きな人には好みのマンガだと思います。

  • 2011/05/02:コミックレンタルにて読了。

  • ”こころ”が題材なだけあって心温まる話が多くて泣ける。
    穢れた心を持った年頃の自分なだけに純粋にくるものがある。

    まるで夢のような幻想的な世界で繰り広げられる
    様々な物語が、物凄く面白いです。
    結構残酷な話とかも、たびたびあるのだけれども、
    不思議と、最後にはハッピーエンドに持っていけていて
    作者の性格というか、作品に込めた想いが伝わってきます。

    登場人物も、分かりやすくて魅力的。
    ラグとか、もう、男の娘だし。
    ニッチとか履いてないし強いし。

    巻を重ねるごとに、どんどん魅力が上昇している期待の作品です。

  • 何度読み直してみても、読み終わった後にイイモノがなんか残ってるように感じさせてくれる作品。

    どんなに辺境や危険な場所にでもテガミを運ぶ郵便配達員”テガミバチ”、主人公は昔自分がテガミとして届けられる経験をし、その時のテガミバチである青年に憧れ、自分もテガミバチになることを決意する。そして五年後…テガミバチになるべく試験を受けに故郷を離れ、試験会場にむかう、、、そんな話。

    ”えーと、こう書いたら、どこぞの×ハンターと出だしは似てるけど別です!”とてもいい話だから読んでみて!!

    でも、こんなベタな展開では興味を持てない貴方へ、
    !!!ロリ・ショタ・美人何でもそろってます。!!!
    主人公がまだ小学生⇒中学生になるくらいの年頃なんだけど、ぱんつも履いていない少女を拾ったり、友達の妹(同い年=ロリ)の家に居候したり、その子の作ってくれた愛情汁を飲んだり吐き出したり、割と奇抜な格好をしてる美人なねーちゃん(上司)に向かって呼び捨てたり、頬を赤らめさせたりするお話。それでも主人公は”純真”で”優し”くて、ワザとやってるわけじゃないんですんです!!
    っと、こんなものでいい?

  • こういう世界観、好きだよなと思う

  • イラストも塗りも幻想的な世界観も、とても綺麗で素敵な漫画。
    10年以上前にアニメ一期を観て以来、続きを追えておらず…完結してから随分時が経ってしまったが、ようやく読了。
    切なくも美しく、心温まる物語だった。
    テガミ配達エピソードは、一つ一つが優しくて温かくて、泣き虫のラグにつられて号泣。
    ラグが目指したものは、命を賭して「こころ」を届け「こころ」をつなぐテガミバチ、そしてその頂点である、ヘッド・ビーという存在。そのテガミバチが、AG政府の手駒だったと判明した時は絶望したが、ラグ自身が闇を照らす希望の「光」となったことで、空は輝き、人々の心にも「光」の灯る世界をつくることができた。ニッチ…これからもラグの側にいて、良き相棒としてラグをずっとずっと守り続けてほしい。
    出来ることなら、ラグもニッチもシルベットの元に戻って欲しかったので、悲しい気持ちにはなったが、素晴らしい終わり方だったと思う。
    そしてゴーシュ…「こころ」を全て失ってしまったことはショックだったけれど、ノワールの中にもちゃんとゴーシュがいると分かって、嬉しかった。
    最終話の台詞「君のようなテガミバチになりたい」にはグッときた。
    手紙には書く人の心が詰まっている。今はLINEやメールが普及して、手紙を出す機会はめっきり減ってしまったが、時々は想いをこめた手紙を認めてみるのも良いかもしれない。

  • アニメ版を見ていたら思わず買いたくなってしまった一冊。なぜそう思ったのか。その理由のひとつが多分,「仕事ですから」という言葉だ。この言葉自体は理由を言っているだけで,方向性は無い。受け取る気持ち次第なのだ。自分がどう取り組んでいるのかのリトマス試験紙になる,そんな言葉なのだろう。
    ぼくの場合だけど,この作品を読みとくキーワードのひとつが「仕事」。いくつか印象的な言葉を拾って読み直したら,もうひとつのキーワードであろう「こころ」(ほとんどの人にとってはこちらがメインだろう)につながっていっていた。比喩としての「心弾」も興味深い。どんな世界をみせてくれるのか,楽しみな予感がしている。

  • 1話だけではさっぱりわからなかったんだけど、読み進めたらとても美しい話だった。

    ニッチとの出会いと、途中にある椅子職人の話が好き。

  • 大好きです。ラグ、ニッチ、ステーキ。みんなカワイイ♪ ゴーシュ、ジギーペッパー、カッコいい。素敵。

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著者プロフィール

漫画家。代表作『I'll -アイル-』『テガミバチ』(ともに集英社)を執筆。2019年手塚治虫原作TVアニメ『どろろ』のキャラクターデザインを担当。

「2021年 『鬼の御伽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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