魔人探偵脳噛ネウロ 23 (ジャンプコミックス)

  • 集英社 (2009年8月4日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784088747309

作品紹介・あらすじ

人類の滅亡を望む「シックス」と、人類を『謎』を生み出す存在として確保しようとするネウロ…逃げ場のない上空、ステルス爆撃機上で繰り広げられる2人の戦いの行方は!? 衝撃と感動の完結巻!! 巻末に読切作品を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 悪の存在を否定せず、犯罪社会だと認めたその上で、人間を肯定する考え方が強くて優しい。
    ネウロが信じてくれるなら、人間は捨てたもんじゃないし、折れてもきっと立ち直れる。

    とても良い終わりだった。
    作者さんは本当に頭がいいなあ。尊敬する。

  • 再読。最終章はつらくて泣いて時折くすっとして、最終的に「素晴らしく綺麗にまとまった漫画だなあ」と感嘆に至ります。ほんとに初連載?

  • キャラ、スピード感、絶妙な絶望感と素晴らしいの一言に尽きます

  • 好きです!ヤコちゃんの成長する様とかネウロが人間を理解しようとする様とかもう説明できないんですけどたまらない!ずっと大好きです!

  • おなじみドS魔人と女子高生探偵のミステリー(の皮をかぶった単純娯楽)漫画。改めて一気に読んで、これは本当にジャンプ作品か…というほどまとまっていて驚きました。23冊ぜんぶでひとつの作品! という感じ。
    展開を奇抜に見せるのがとても上手いけど、しっかり王道を構築している安定感があって綺麗でした。画力はいまひとつかなと最初は思いましたが、デフォルメや構図が面白い絵なので魅力的に感じます。あとはお人柄か漫画全体の雰囲気の「感じがいい」のが好き。痛烈な風刺でも、人間って面白い!とポジティブに読めます。

  • 競争の激しいジャンプで、少なくない数の漫画が勿体ない終わり方をしている世界で、本当に作品として幸せな終わり方が出来たんじゃないかと思える大好きな作品。

  • ここ近年で、ジャンプ本誌上でここまで最高の着地点を見せた連載漫画ってないんじゃないでしょうか。作者の松井先生の作品に対する愛情と、読者への誠実さが十二分に読み取れます。コミックスのおまけページもいつも充実していて本編がシリアスでも思わず笑っちゃって凄く和めたし、これ以上ネウロという作品の続きが読めなくてこんなに残念なことはないけれど、でもこれ以外のラストは不要と思えるほどの素晴らしい結末でした。感涙しながら万雷の拍手でありがとうございましたと松井先生に伝えたい。遅ればせながらお疲れ様でした。次回作もいつまでもお待ちしております。

  • めちゃめちゃめちゃ良かった。話のメインである探偵パートは勿論、ヒロインのヤコ、ヒーロー(なのか?)のネウロ、二人を取り巻く人間たち、そしてなにより主役二人の最高の関係性…。言葉で語り尽くせないほどすべてが素晴らしい作品でした。23巻という巻数でしっかり風呂敷を畳み、無駄な描写もなく読みやすい…読み物としてのレベルもとても高いと思いました。出会えて良かった。2005年連載開始でびっくりした、再アニメ化とかでネウロを語る人がもっともっも増えてほしいなぁ。。

  • とにかく泣いた。一巻から読み始めたときはこんなにハマると思わなかった。

  • そして感動の最終回。複線ちゃんと回収してしっかり終わった漫画はネウロと「鋼の錬金術師」くらいだろうな。

  • もうずいぶん前に完結した漫画なのでいまさら感はあるが、大好きな漫画なので記録。

    これは何の漫画か?と聞かれてここまで説明しづらい漫画も珍しい。というわけで、作者の言葉を借りると、この漫画は「推理物の皮をかぶった娯楽漫画」である。

    ものすごくアクの強い個性的な絵(上手かといわれると微妙)のせいで、ちょっと人には勧めにくいが、最初から最後までストーリーに筋が通っていて、主要なキャラがそれぞれきちんと役割を果たしつつ成長してどんどん魅力的になっていくから、読んでいて心地よい。クリーチャー類の造形もステキ。(てか推理物にクリーチャーがでてくる時点でもう、ね。)

    奇抜な絵のトンデモ展開漫画と思いきや、実は笑いあり涙ありの王道展開を地でいく典型的シャンプ漫画だったりもする。終盤は主要キャラの死もあり暗い展開が続くが、最後の最後は明るくまとめてくれた。

    全23巻。ジャンプでは珍しく、伏線を全回収しきれいに着地している。ぜひ一度お試しあれ。

  • 少年ジャンプの中ではかなりまとまってうまく終わった作品だと思います。ネウロ連載中はこの作品を見るためだけにジャンプを買っていました。

  • 絵が個性的で好きな人嫌いな人が分かれる作品だと思うけど私は大好き。
    作者のセンスに脱帽。

    ネウロと弥子のコンビがいい。

    松井先生新シリーズまだですかー…?

  • 1〜23巻までまとめて読むと良さがわかる。特に後半の収束具合がすごくて、そしてそのまま綺麗に完結。後半の展開力は本当に目を見張るものがあった。今までのが色々繋がっていく感じ。直接関係の無い事件もシックスの技となって出番があったし。ドーピングコンソメスープ(笑)とか。
    X、i、XI、VIのネーミングセンスも好き。

    後書きの「打ち切りを想定して色々な長さでの完結パターンを考えていた」を見て感動した。グダグダ続けてる長期連載(笑)漫画家に聞かせたいね。ちなみにこの20巻前後パターンが想定してた最長パターンらしい。素晴らしすぎる…、今後の連載漫画はこのスタイルにすべき。

  • “「早く帰れバカ魔人 そんでさっさと戻って来い
    何余計な心配してんのよ自分の体が死にそうな時だってのに
    わかってるよネウロ あんたの体は魔界じゃないと生きられなくても
    あんたの脳は地上じゃないと生きれないって」
    「………」
    「でもね 戻って来た時人間が変わる事とか『謎』が減ってるかもしれないとかそんな心配しなくていいよ
    人間の世界は変わらない 変わらない欲望で進化を続けて…未来を作り『謎』を作る
    ネウロと一緒にいて出した答え 私も同じ 約束するよ私ももっともっと成長<しんか>する
    あんたがいつどこに帰ってきても…すぐに私を見つけられるぐらい輝くから
    あんたに護ってもらわなくても もう私は 人間は 大丈夫だから」
    「フハハハハハハハハハハハ よくぞ進化した
    もは貴様をナメクジなどと呼べんな 「ザ・ナメクジ」と呼んでやる」
    「結局最後までその程度!!」
    人間は我が輩の命を救うほどに強くあり
    この娘ももう我が輩の保護など必要無い
    我が輩は何と愚かな心配をしたのだろうか!!
    「留守は任せたぞ
    相棒」
    「うん」”

    表紙がすごく好き。
    松井さんまじイケメン。次回作きっと描いてよ絶対読むから。
    「離婚調停」も展開が予想外で良かった。
    弱ってるネウロの前髪…後ろ髪と同じ金色なのかな。
    弱るとともにS気が増して笑みが優しくなってるのは気のせいじゃないような。
    筐口君も春川教授も最後に良い仕事してきた泣ける。
    ヤコに帰れって言われて驚いてるようなネウロの表情良いな。
    あとネウロの胸元でヤコがぎゅってシャツ掴むとこ好き。

    ヤコ本当すごく成長したすごいな。
    というか葛西さん生きてたー。さすがおじさん。
    探り偵<うかが>う、交渉人のような19歳にして世界的有名探偵、桂木弥子。
    あかねちゃんもちゃっかり付いてて可愛い。

    “2”が読めたら本当に嬉しいのにな。
    良い話だった。楽しかった。大好き。

    “だから私は…まず自分が進化しようと決めた
    あいつが戻る指標<みちしるべ>になれるように
    周りの人の進化に負けないように
    まだ解いてない『謎』
    そして…進化とともにこれから生まれる沢山の『謎』
    それを見つけて…必ずあいつは戻ってくる
    あいつが探す究極の『謎』それはこの世界に必ずある今ならそれを確信できる
    人間には無限の可能性が広がっているから
    世界は…『謎』で満ちているんだから

    「…さあ 目覚めの時間だ
    脳髄の空腹が…この世界を再び求める」
    「…へ?」
    「この『謎』は…我が輩の舌の上だ」”

  • やばい、すごく買いたい…
    ネウヤコマジ最高(´つω;`)

  • ネウヤコは永遠なり!

  • 絵うまくなったなー!3年後のヤコがかわいいです。

  • 一番好きな漫画です。
    ジャンプでこんなに素晴らしい終わり方をした漫画って珍しいのではないかと。
    とにかく、ヤコの成長や、ネウロとヤコの絆の強さとか、松井先生尊敬しております!

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著者プロフィール

松井優征(まつい ゆうせい)
1979年生まれ、埼玉県出身の漫画家。2001年に「ラビングデッド」で第51回天下一漫画賞審査員特別賞受賞。
2004年に 「魔人探偵脳噛ネウロ」で第12回ジャンプ十二傑新人漫画賞準入選。同時に漫画家デビューを果たす。テレビアニメ化もされた代表作の一つとなる。
2012年、『週刊少年ジャンプ』31号から『暗殺教室』を連載開始。恩師を殺すことが最終目的、という設定から極めて高い人気を誇り、アニメ化、実写映画化される大ヒット作・代表作になった。

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