未来歳時記・バイオの黙示録 (ヤングジャンプコミックス)

  • 集英社 (2008年7月18日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (248ページ) / ISBN・EAN: 9784088774848

作品紹介・あらすじ

バイオ戦争後、人間の中にヒト以外の遺伝子が発現する者が現れ始めた―。
彼らの多くは“荒れ地"と呼ばれる場所に惹き付けられていく…。遺伝子混在により起こる、恐怖と笑いの混沌劇、「野菜畑」「養鶏場」「案山子」「百鬼夜行」「シンジュク埠頭」「風が吹くとき」の6作品に、物語を補完する描き下ろし、“幕間劇"5作品を加え待望の単行本化!!

みんなの感想まとめ

進歩したバイオテクノロジーが引き起こす人間と他生物の遺伝子の混在をテーマにした短編連作は、初めは軽妙なユーモアで楽しませてくれますが、物語が進むにつれてその恐怖が徐々に増していきます。特に、登場するキ...

感想・レビュー・書評

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  • 何度目かの読み直しにつき記事編集。
    SF短編連作。
    進歩し過ぎたバイオテクノロジーの悪影響で、
    人間の中に他の生物の遺伝子が入り込み、
    ヒトが単なるヒトではなくなっていく未来の世界。
    最初のうちは
    軽いギャグに「フフフ」なんて笑っていられるんだけど、
    読み進めるにつれてどんどん怖くなっていきます。
    それにしても、人魚の少女がカワイイ。

  • 諸星大二郎氏の作品『未来歳時記・バイオの黙示録(2008)』を読了。 

  • コミック

  • SFのようでSFと思えない。近い将来、こんな時代が来るのかもしれない。という不思議な感覚と恐怖。
    とりあえずアナウンサーのマスミが終始気になる。

  • マンションで読む。俺には無理。それ以外に感想はない。それだけです。

  • 生物遺伝子の奔流が世界を溢れさせ人類は種という概念を失った。砂漠に落ちたDNAは暴走して人間は崩壊した。バイオとは生物、それは脂肪、もしくは死亡のかたまり。

  •  

  • 不気味な……。
    でも、後に、(笑)って、つけたくなるんだよなぁ、諸星 大二郎って。

    1番良くわからないのは、ニワトリの話だな。
    あと、アナウンサーのマスミが、なんでボディコンなのかも、謎だ(笑)

  • バイオ戦争後、遺伝子が狂い始めた。
    動物と野菜の掛け合わせ、人間と野菜、人間と動物・・・
    そして人間の支配から機械が逸脱しはじめる。

    諸星大二郎らしい作品で、とてもよかったです。

  • バイオテロのせいで人間と動植物の遺伝子が交じり合ってしまった未来っていう設定にすでに脱帽。
    短編集に見せかけて、最後は一気に1つの話にまとまっていくのもびびった。
    人間鳥と人間植物が色っぽい。

  • 手塚マンガのような読後感はテーマがテーマだからかな。

  • 諸星大二郎強化週間実施中、第二弾。
    感想はこれから書く決意

  • 帯に「恐怖と笑いの混沌劇」とありましたが、恐怖のほうが9割以上でした。諸星大二郎、何故今まで読まなかったんだろうって感じ。

  • 久しぶりに買った諸星大二郎。
    やっぱすごいわぁ。
    こんな世界を作り出せるって、いったいどんな頭をしてるんだろう。
    日々どんなことを考えてるんだろう。
    他のマンガではケチュア語とかボルヘスのことも出てくるから、ものすごく教養が深いんだろうな。
    手塚治虫のマンガもそうだけど、諸星大二郎を読むと、マンガが出来ることの可能性の広さに驚くばかり。
    表現の可能性かな。こんなこともできるんだ!って。元気出る。
    憧れる!!

    生態系が壊れてしまった未来の地球。
    遺伝子が混ざり合って、人間の顔をしたトリや、人間の姿をした植物や、オオカミの姿をした人間がいる世界。
    また過去の「バイオ戦争」によってすべての人に別の生き物の遺伝子要素が濃く出る可能性がある。
    薬で抑えたりでするが、「あれ」が出ると人間ではなくなり、荒れ地に出なくてはならない。
    肉食動物の「あれ」が強くでたもの。
    草食動物の「あれ」が強くでたもの。
    「あれ」の出方で生き方が変わる荒れ地。
    ヒョウになっちゃった妻に、ウサギの夫は食い殺されたんだろうか・・・・。
    遺伝子で生物としての性質は変わっても、心はせめて人間で、と祈ってしまった。


    科学が発達して、遺伝子操作も容易にできる時代。
    商品改良のための掛け合わせが簡単にできる時代になったからこそ、生物の「固有さ」も薄れてしまっていく気がする。
    未来の地球の行く末を想像して怖くなった。

    個人的にアンドロイドのサトルくんに感情移入。

  • 近年の諸星作品では一つ抜けてる完成度だと思う。
    今でもこういうのが描けるなんて本当に凄い。

  • 最新作。ニワトリがしゃべる話はマジで怖いw

  • 諸星大二郎の最新刊(2008/11現在)

  • 諸星大二郎に環境漫画を描かせたらこうなるのかという……気持ち悪いけどやっぱり面白い。

  • 遺伝子操作の乱用で、生物の遺伝子が無秩序に入り混じるようになった世界が描かれている。
    収穫量を上げるため、農園では家畜と野菜の掛け合わせ品種が栽培され(ブタジャガとか)、鳥が人の言葉を喋る。
    しかし、人間の予期せぬ所にも影響が出始める。魚に耳が生え、雑草が人間の形をとる。…果ては、人間に他の動物の遺伝子が発現するようになる。
    そんな世界の短編集。
    養鶏場と幕間劇の「サトル」シリーズが面白い。
    最終的に人間も動物の生体に戻っていく。「生物都市」の原点回帰ともいえそうな作品。
    私たちはどこへ行くのでしょうか。

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著者プロフィール

諸星 大二郎(もろほし・だいじろう):1949年生まれ、東京都出身。70年に『COM』掲載の「ジュン子・恐喝」でデビュー。74年に「生物都市」で第7回手塚賞を受賞し、商業誌活動を始める。代表作に『稗田礼二郎(妖怪ハンター)シリーズ』『暗黒神話』『マッドメン』『栞と紙魚子シリーズ』などがある。92年に『ぼくとフリオと校庭で』『異界録』で第21回日本漫画家協会賞優秀賞、2000年に『西遊妖猿伝』で第4回手塚治虫文化賞マンガ大賞、14年に『瓜子姫の夜・シンデレラの朝』で第64回芸術選奨文部科学大臣賞、18年に『諸星大二郎劇場 第1集 雨の日はお化けがいるから』で第47回日本漫画家協会賞大賞(コミック部門)を受賞。画業55周年となる2026年、『諸星大二郎短編集成』全12巻の刊行が開始。

「2026年 『諸星大二郎自選短篇集 幻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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