- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088792323
感想・レビュー・書評
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最初は、高橋の言動や行動に、心底腹を立てていたのに。
なぜだろう。大嫌いな奴だったのに、巻を追うごとに
「どうか高橋に希望が、絶望からの出口が、見つかりますように。」
と強く祈っている自分がいる。
自分にとって嫌いな奴でも、誰かにとってはかけがえのない存在。まさに、そういうことなんだろうなあ。
1歩進んで2歩下がったり、でもたまに3歩すすめたかと思ったら5歩下がったりを繰り返しながら生きる姿がまさにリアル。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
井上作品に触れて思うこと
心の資質=心の強さ=優しさ
=どこの国の人達とも友達になろうとする気持
私は、38才の3児の父親です。
心が疲労し、本当に途切れそうになった時に
私を繋いでくれたのは、妻・息子達・仲間達でした。
3人の息子に伝えたいことは
「強さ」は「優しさ」。友達一杯つくって来い。
です。 -
やっと読んだ。読んでる間ずっと感動してた。これは本当にいい作品。
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本当は違う漫画を買いに行ったんだけど見つからなくて、不貞腐れてぱっと目についたこれを買ったんだけど
やっぱ集めようかな…。
くそぅ、神様の思うつぼ。
そして言うまでもないことですがわたし戸川がアレです♡-
「くそぅ、神様の思うつぼ。」
神様に拍手(と書いてる私は、図書館で借りてる。10巻を現在待ち。。)「くそぅ、神様の思うつぼ。」
神様に拍手(と書いてる私は、図書館で借りてる。10巻を現在待ち。。)2014/04/25
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11巻は野宮が主人公。
物語を経るにつれ徐々に作者に似てきた彼は、
この巻ではもはや井上雄彦その人である。
だから、
描き手の感情移入の度合いがものすごいことになっている。
思わず身震いしてしまうくらいに。
リアルは、
三人の主人公が、
それぞれの障害を乗り越える話だと思うのだけれど、
戸川は当然体の障害を、
高橋は傲慢な心の障害を乗り越える。
では野宮はどうだろう?
ぼくは最初「社会のルール」かなーと思った。
でも、この巻を読んでいて考えを改めた。
それは「運」だ。
「ツイてない」という障害をどう乗り越えていくか、
それが野宮の話である。
そして、
神のいたずらとも言える不運を乗り越えるには、
その不運をも楽しめる柔和な心が必要なのだ。
だから、
野宮は苦境にこそ幸せを見出す。
たぶんそれが「普通に生きる人間」にとっては、
一番大切な心の資質なのである。
そう、
野宮は作者自身であるが、
同時に読者自身でもあったのだ。
であればこそ、
野宮の姿に自分を投射し、
心震わせて涙するのである。
さて、
ひとつ想ったことを。
この巻の途中、
野宮が絶望を想う時、交通事故を思い出す場面がある。
でも、
交通事故を2度経験した身からすると、
あんな大きな事故だったら気絶するんじゃなかろうか、と想像する。
(ぼくは1度目は救急車で、2度目は病院で目覚めた)
つまり、
絶望の淵底ってのは、
それが絶望だとすら認識できないことなのではないか。
絶望には決して至れないことが絶望である、
という何だか少しくレトリカルな言い回しだけれど、
そんな風な感想を抱いた。
本書の意見とはちがうけれどね。 -
野宮のプロテストは、どうだったかな?
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やっぱり面白い。
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いやぁー熱かった
よかった -
12 障害者スポーツの可能性とできない身体の創造性[山崎貴史先生] 1
【ブックガイドのコメント】
「車椅子バスケットボールを題材にした漫画。『イスバス』の魅力と障害のある人びとの葛藤が描かれる。」
(『ともに生きるための教育学へのレッスン40』68ページ)