87CLOCKERS 1 (ヤングジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088793047

作品紹介・あらすじ

『のだめカンタービレ』の二ノ宮知子先生の最新作『87CLOCKERS』第1巻が遂に発売!つぎはアキバ系?
単行本1巻は韓国、台湾、香港(マカオ)でも、日本と同時発売される。

一ノ瀬奏は、いわゆる草食系男子と呼称される押しの弱い音楽大学3年生。だが、極寒の冬の日、裸足でアパートの外に立っている美しい女のコ=ハナを目撃したことが、彼の心の中に妙に残る。
世界と競い合う男と行動を共にする彼女は、一体、何者なのか? 巻き込まれ型の奏は謎の「オーバークロック」と出逢った事で少しずつ積極的になっていくが…そこには妙な人々とディープな世界が待ち受けているのであった!

感想・レビュー・書評

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  • 競争が苦手な音大生が、冬に裸足でアパートの廊下に佇む美女に一目惚れ。
    彼女と知り合う過程で、あれよあれよという間にPCのF1レース、オーバークロックを始めることに。

    オーバークロックって、こんな世界なんだなぁ…とびっくり。
    「やるからには意味が知りたい」という一ノ瀬くんの気持ちも分かる。
    でもミケさんがパソコンに向かう瞳は真剣そのもので、むしろ鬼気迫るものがあり、「世界平和のために戦ってるんだ」というのは強いていうならの話ではないかなと想像する。
    それよりも記録を出す快感、抜かされる焦りが走らせているのかなぁ…と。

    のだめとは違うけどのだめの魅力だったキラキラが、大好きなことをしている人間の放つキラキラが、やっぱりこの漫画にもある。
    続きも読みたいな。

  • 「昔のオーバークロッカーに何言ってもムダ!」
    ってクリリン(と俺ら)のことかーーーっ!

    というか、この題材で大丈夫か・・・?

  • この歳になっても知らない世界はあるんだなーと思いながら読む。ハマるものは人それぞれで、そこに理由なんてないと思うから、MIKEやハナの行動は理解し難いけど、好きな人との接点を持ちたいという奏君の気持ちはとてもよくわかる。

  • 名門の呼び名高い英孝音大3年生、一之瀬奏は周囲のやる気モードに馴染めないでいた。そんなある日、雪の降る中アパートに裸足で佇む美女・ハナに心奪われパソコンのF1レースと呼ばれるオーバークロックに足を踏み入れる。

  • のだめもかなりおもしろかったけど、こちらも期待を裏切らない。
    この作者さんは、なにかに没頭している人にスポットを当てた話が得意なのだなぁ。何となく山崎豊子を思い出したり。
    ものすごく何かに必死な人を描写するのがとても上手だ。
    その時のその人の気持ちの浮き沈みとか、他人に対してとってしまう態度とか、共感できるところがある。

  • 「のだめ」の二ノ宮さんの新作だ。

    何かで「マニアックな路線」と事前インプットがあったので、「クロック」→「時計マニア(?)」かなんかか、と思ってたらそっちのクロックですか(笑) あの情報処理試験とかで1クロックで何命令実行できるとかっていうあれ?

    でっかくくくると「コンピュータ業界」にいる私であるが、パソコンの自作などやったこともないし興味もない。メモリの増設ぐらいしかしたことがない。ゆえにストーリーは非常に新鮮であった。知らないことだらけ。読者がついてこれるかが心配ですけど…

    最近はデュアルコアとかそういう時代になっているし、その辺も語られたら面白いなあとなんとなく希望する。

  • うーん、マシンを早くする話?だけど、いまいち面白そうな感じがしないのよねえ
    二ノ宮知子ってオレ様好きよねえ

  • ↓↓ネタバレありです。

    オーバークロックという知らなかった世界を知れたのはいいけど、、

    非常に残念なのは、ハナ。。
    女だてらにオーバークロックにのめり込み、やたらと強い。
    そんな彼女、オーバークロックを始めた理由も男(好きな人がやってるから)、続ける理由も男…。
    いや、むしろ最後はオーバークロックより男を選んでいる。しかもダメンズ。
    斬新なテーマだけど結局女の生きる道は恋愛が中心。つまんないっすね。。。

    あと、結局オーバークロックの魅力はよく分からんかった。
    ずっと同じ事ばかりで飽きるし、誰かの役に立つわけでもなし。

  • クロック数を上げて競うなんて、知らない世界だー。ただただあんぐり。

  • 競争心もなく、自分のやりたいことも分からず日々を過ごしている音大生の一ノ瀬奏。
    しかし、たまたま通りかかった際に見かけた美女、ハナに一目ぼれしたことをきっかけに新たな扉を開くことになる。
    それは…。

    *****

    パソコンを自作したこともなく、性能だとかに詳しくもこだわりもない私のような人間からすると、ちんぷんかんぷんな世界。
    そう、まさしく気持ちは奏といっしょである。
    だからこそ圧倒され、呆然とし、いっしょに振り回される感覚を味わえる。

    よくこんなテーマにしようと思ったな…。

    そして、よくこんなテーマからこんなに物語を組んでいけるなぁとただただ二ノ宮知子さんに感動。
    “二番じゃだめか”発言によってこういった技術をクローズアップしようと思ったのかしら。

    何の知識も持たず、説明も受けずに一見すると、非常に地味な世界に見える。
    でも、とんでもなく知識も才能も必要であり、世界の発展に影響を与えてきたことなのだ。

    発端は男の子が女の子に出会って恋に落ち…と、非常にシンプル。
    しかし、彼が開いた世界はとっても複雑でディープ。

    キャラクタも個性的なひとばかりでにぎやか。
    一見ふわふわしているけれど、やたら知識のあるハナちゃんはミステリアスだし、彼女が応援するミケもまだまだ謎が多い。
    奏のほんわかしたお母さんにしっかりした妹もいい味出してる。

    2巻以降どうなるのか気になる~。

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著者プロフィール

2004年、『のだめカンタービレ』で第28回講談社漫画賞少女部門を受賞。同作はテレビドラマ・アニメ・映画化され、国民的人気を博している。現在は「Kiss」(講談社)にて『七つ屋志のぶの宝石匣』を連載中。他の代表作として『GREEN』『トレンドの女王ミホ』などがある。

「2023年 『七つ屋志のぶの宝石匣(18)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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