ぎんぎつね 8 (ヤングジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
4.27
  • (74)
  • (71)
  • (27)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 738
感想 : 42
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088795041

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今回は新しいパターンでした。狼神使。まだまだ生まれたての、子供の。切なかわいかったです。人間にべったりな神使もいるんだな。ハルとは違った種類。まだ神使には全然なれてないからでしょうね。鉄にとっては自分が何かも知らずそんな事どうでも良かったんだろうし。子供で、さみしがりで、駄々をこねて、でもその気持ちは解るから切なかったです。どっちの気持ちも解る。置いて逝かなければならない十子と、置いて逝かれる鉄と。初めて誰かを、十子を見送る時を思うと辛いです。でも必ずいつか来る。それまでに少しでも鉄が大丈夫になってるといいな。
    銀は一発で鉄の幼さを見抜いてさすが年の功と思ったけど、それは銀も通ってきた道だからなのかなと思いました。
    周りを威嚇して、十子にべったりで、十子の態度に駄々こねて、置いて逝くって言われて泣いて、鉄が非常にかわいかったです。かわいかった。もふもふ。十子も十子で辛いですよね。先に大人になってしまった辛さ。あそこまで懐かせてしまったのに、置いて逝かなければならない責任。いずれ銀たちの神社に住むようになれば良いですね。きっとそうなるかなと思います。そしたら十子も鉄も焦燥感に襲われず、めいっぱい幸せを感じて生きていけるよね。
    表紙良いですね。男の子組。悟はイケメンで主将を選ぶんだなー(笑)子供悟もかわいかったです。
    叔父さんと父の組み合わせも好きです。父の持つ穏やかな空気は素敵。ほっとしますよね。きっと叔父さんもそうなんじゃないかなー。

  • ケモナーで人外×人好きの私大歓喜

  • どっちもしんどいな

  • 読書録「ぎんぎつね8」4

    著者 落合さより
    出版 集英社

    p169より引用
    “厄年てのは大体
    皆30越えたら調子悪くなってくるから
    気休めに祓っときましょってね”

    目次から抜粋引用
    “小杉くんの憂鬱
     祭りと記憶
     千年の孤独<前編>
     千年の孤独<後編>
     神様のみえかた”

     稲荷神社の十五代目跡取りである女子高生
    を主人公とした、日常系ファンタジー漫画。
     部活で悟に痛い指摘を受け、気落ちして部
    活をさぼった同級生・小杉。親に叩き起こさ
    れ、目的もなく出かけるが…。

     上記の引用は、経営する居酒屋の店員に厄
    年について相談され、それに答えるまことの
    父の親友・高見義友の台詞。
    気にする人は神社にお祓いに行かれるので
    しょう、私は気がついたら過ぎてしまってい
    ました。しかし、振り返ってみると、体調も
    崩していたし他にもいろいろあって、厄の多
    い時期だったのだと思います。過ぎてしまっ
    たらどうということもありませんが。
     またもや新しい神使が登場、人と神使の関
    わりについて、少し切ない話が展開します。

    ーーーーー

  • もうすぐ高校卒業なのか。
    学校行事も駆け足だし、展開早い。
    青春だなー。

  • 部活のサボり中に偶然出会ったまことから、彼女や悟がしっかり将来を見据えている事を知り、情けなさで自分を顧みる小杉。
    体育祭や例大祭の準備で浮き足立つ、皆の楽しい雰囲気に馴染めず戸惑いを覚える悟。
    そして、新たな神使との出会いや、義友とのやりとりから神使と人との在り方、さらには神主について改めて見つめ直すまこと…。
    冴木神社では各々がそれぞれの想いや悩みに向き合いながら、確かな足取りで前へ進んでいます。

    小杉くん視点でのまことや悟の話は面白かった。確かにこの時期はいろいろ考えちゃうし、比べちゃうよなぁ。進路関係とかはかなりのプレッシャーになるし。
    今回のメインは狼の神使をつれた十子さんの話だったけど、最初の登場シーンが完全に不穏なシリアス風味だったので、今回はちょっとそっち系になるのかと期待してしまった。結局は通常通りの穏やかさだったけど。
    たまには神使に関わることで何かトラブルに巻き込まれるような展開があってもいいんだけどなぁ。まぁジャンルが違うんだろうけど。
    義友おじさんの話も好き。義友おじさんはチャラいようで実は深そうなとこがいいなぁ。

  • 鉄郎と十子の話がすっごい切なかった。
    さまよってた鉄郎の魂は十子を見つけて、自身の形を見つけた。
    その後は?これから千年生きる、鉄郎の居場所はどこにあるんだろう。
    それを見つけることができるんだろうか。

  • 義友おじさんの謎に包まれた格好良さが、好きすぎて辛いw

  • 義友おじさんの謎は深まるばかりw

  • おじさんが神主辞めた理由気になるなあ。
    狼、いい!

全42件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

2008年、「ウルトラジャンプ」(集英社)3月号に掲載された読み切り『ぎんぎつね』でデビューを果たす。神社の一人娘・まことと神使の銀太郎を中心とした登場人物たちの触れ合いを描いた同作は、同年6月に再び読み切りでの掲載を経て、2009年6月号より連載を開始。現在も「ウルトラジャンプ」誌上で好評連載中。

「2016年 『ほいくの王さま(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

落合さよりの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×