ボーダー 1 (ヤングジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 424
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088795140

作品紹介・あらすじ

大学生の清田は、友人桜井のピンチを救ってくれた“きれいなお姉さん"が気になって仕方がない。でも、彼女には一筋縄ではいかない秘密があって… 林檎から始まるボーダーレス・ストーリー

感想・レビュー・書評

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  • 山歩きが趣味の大学生・清田が出会った年上の女性。しかしその女性はワケアリで…。
    この年上女性・種田よう、行動がサバサバしていて何ともかっこよい。どうやら何か秘密を抱えているようなのだが、もしやその過去って…?と、うっすらとわかる。そんな彼女に惹かれる清田、いかにも山男らしく、行動がどうにももっさりで鈍感で、そのずれっぷりが面白くもあるんだけど…。あまりにも種田さんにまっすぐに向かいすぎて、清田に好意を持っている同級生の桜田さんがないがしろにされて(そのないがしろっぷりが、そりゃないよっていう鈍さ!)、ちょっと気の毒。この微妙な三角関係は今後どう転がっていくのか…。ボブがかわいい桜田さんも、清田が気になりつつも、背後に色々抱えてそうだからな~。
    そして、後半から明らかになる種田さんの過去、いったいどういう経緯で今があるのか、ペコさんが微妙でデリケートな関係をどう描くのかすっごく気になるところ!!
    一歩ずれたら重くエグくなっちゃいそうなところを、ユーモアを交えつつ、登場人物のカッコ悪さを思いっきりさらけ出しながらストーリーを展開させるのが、ペコさんのすごいところ。これから予想される一波乱二波乱、痛みを伴いながらも清田がどう成長していくか、今後が楽しみであります。早く続き読みたい~!!

  • 大学生がOLに一目惚れ…ふーん、同級生の女の子とも思わせ振りな態度で。振り回されたり振り回したり…めぞん一刻の五代さんみたいやな(違う)
    しかもバツイチ子持ち?まぁまぁありきたりな展開やな~と思っていたら、最後の最後で、なんとトランスジェンダー!さて、主人公はそのボーダーを越えられるのか。

  • この人の漫画は淡々としていて、気持ちの悪いリアルさがある。それが妙に心に残る。
    種田さんが魅力的。

  • 全2巻。テーマの割にはあっさり終わってしまった。

  • 男女を区別しているのは、見た目なのか、思考なのか、行動なのか。きっかけは林檎から始まる…

    周りから見ると、わざわざフツーじゃないミチへと飛び込んでいく事に首を傾げてしまいたくなるが、当の本人としては真っ直ぐなミチ。

    わかるよ〜、その感じ!

  • 渡辺ペコさんの作品が好きです。
    今回はトランスジェンダーのお話。
    日常にちょっとひねりを加えて非日常っぽくしているところがセンスいいです。でも突飛すぎないからとっつきやすくて読みやすい。自分だったらどうするかな?って考えてしまいます。
    今回は主人公がイケメン目なんですね~。いつもはイケメンは脇役なのに。種田さん美人!
    2巻読んでから1巻読み直してます。
    渡辺ペコさんのマンガは何度も読みたくなる。不思議。マンガ向きの画とかセリフなんでしょうね。

  • もしやと思ったが、大学生の清田くんが恋したキレイなお姉さんはやっぱり元男だった。しかもバツイチ子有りで34歳。最初の方で「性別と不一致の場合人間にとって非常に強いストレス」ってセリフのとこでなんとなく分かってしまったのだが…
    タイトルのボーダーとは、男と女?、社会人と学生?そのたもろもろのボーダーはこえられる?
    さて、どーなるんだろー…かなり気になる。

  • いつ続きでるんやろー

  • い つ 続 き が 出 る ん で す か !!!

  • 就活には身が入らず、山登りに現実逃避。女の子の思わせぶりなアプローチに曖昧な態度しか返せない。どこかに居そうなしょうもない男、清田くん。
    そんな彼が心奪われたのは、渾身の一球で泥棒を撃退したゆきずり美人の種田さんです。
    34歳バツイチ子持ち、元"男"。
    巻末から種田さんの過去編に入ります。どうやら本編はここから。
    種田さんが本当の主人公みたいです。
    面白くなるのかな? 期待してます。

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著者プロフィール

北海道出身。
2004年「ヤングユー」から『透明少女』でデビュー。その後「コーラス」や「エロティクス・エフ」など女性コミック誌を中心に連載。代表作に『東京膜』『ラウンダバウト』など。
今作が青年誌初連載!

「2013年 『にこたま(5) <完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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