予告犯 3 (ヤングジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
3.78
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本棚登録 : 442
レビュー : 45
  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088796802

作品紹介・あらすじ

ネットで予告した犯罪を次々と実行していく“シンブンシ"。議員の殺害予告の刻限が迫る中、警視庁サイバー犯罪対策課は遂に彼らの正体に辿り着く! 警察の必死の包囲網を潜り抜けた彼らが狙う、最後のターゲットは!? 驚愕のクライムサスペンス、完結!!

感想・レビュー・書評

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  • あっさりした結末だったので、少し物足りなさを残すのはこの作品が実に面白かったからであろう。
    あと、間延びをされて緊張感が中だるみするよりは、この締めの方がリアリティを多分に孕んだ作品なので良かったと思う。
    時事、ネットをガジェットとして巧くすくい上げ、絡めとった物語は、まさに"今"この瞬間を目にし、体験しているからこその凄みとして非常に活用され、醍醐味として楽しめる作品だった。
    これ程、すぐ読んで欲しい作品はないので多くの方々に今、読んで欲しいです。

  • 最終巻。ネットカフェにて。もう少し続けて話を広げてほしかったという思いもあるけど、だらだら続けられて矛盾やほころびや未回収の伏線がぼろぼろ出てくるのも嫌なので、これぐらいがちょうどよかったのかもしれない。

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  • こんな感じのラストと、このぐらいの量のマンガがあってもいいかもしんない。

  • シンブンシを名乗る男が動画サイトで予告し、犯罪を犯す。犯人の目的は一体何なのか。現在の社会問題ともなっているネット犯罪を軸としたスピードある展開でとても面白い。残酷な描写もあるので、免疫ない人は要注意。身近に感じられる題材なだけに、実際にあり得そうで興味深く読むことが出来た。

  • 見事にまとめている。
    マンホールの時よりちゃんと終わってて個人的にはこっちのほうが好きです。

  • エンディングの一冊。
    なぜ彼らが事件を起こしたのか。
    裏の裏をかくやりとりは、楽しめます。

  • 映画を見て面白かったので借りた。珍しく、原作より映画の方がいいな。何事も原作第一と思ってたけど。まず絵がイマイチ。ラストも映画の方がいい。仲間たちは奥田が一人で罪をかぶると知っていたのか。いやでもノビタは密告しようとしたんだから、知らなかったのか。そこらへんが原作でははっきりしないんだよな。しかしみんな奥田に罪をかぶせた罪悪感はないのか。あの海で寿司を食べるシーンはとても良かったのに、映画オリジナルみたいだ。しかし、あの産廃処理の現場はひどすぎる。あー、吉野のエピソードも漫画じゃないんだな。映画の方がストーリーがしっかりしてる気がする。ちゃんと分かりやすいというか。捕鯨団体のエピソードは削られてたけど。

  • 映画「予告犯」が素晴らしかったため、原作も読んでみた。結果は、甲乙つけがたい所もあるが、基本的に映画の方が秀逸だった。

    映画オリジナルの設定は何だったのか。幾つかを羅列してみる。
    (1)サイバー犯罪対策課の吉野絵里香の過去を、貧困あがりにしたのは映画オリジナル。よって「シンブンシは単なる犯罪集団」として嫌悪する吉野の主張は「貧困は自己責任、私は頑張ってここまで這い上がってきたんだ」という自負と共に一見正しいかのように思える。しかしシンブンシの目的が「社会に対する復讐ではない。」とわかった途端に吉野の誇りに疑問が生まれる。「頑張れる分、貴方は幸せだったんだよ」というセリフは映画オリジナル。貧困スパイラルの仕組みは、映画の方がわかりやすく、シンブンシたちの動機とは裏腹に、極めて社会性の高い映画に仕上がったのは、そのアンチテーゼとしての吉野の存在があったからに他ならない。

    (2)一度履歴書に未就期間が載ってしまうと、再就職が極端に難しくなり、結果日雇いになってしまう構造は、映画オリジナル。映画の批判に「あれぐらいで自殺を選ぶのはリアルじゃない」という声があった。漫画は、最初から奥田1人自殺することで、他の人間の罪を3年ぐらいに軽くさせていた。映画は他の3人を無罪にさせるかのようなラストにさせていたが、そういう意味では、漫画の方がリアルだったのかもしれない。それにしても、自殺するまで追い込まれた「社会的背景」は映画の方が優れていて、あれでも主人公たちの「絶望感」が理解できないようでは、それだけで観客の「想像力」か不足していると私は思う。

    (3)マンガのキーセリフは「それが誰かのためになるという間違いのない確信を得た時、人は利得を超えた行動をとることがある」となっている。映画よりもかなり難しく言い回ししている。「少しでも誰かのためになるのならば、人は動く」。こちらの方がよりわかりやすく、真実を突いているし、発せられたセリフも、吉野の独り言ではなく、ネットカフェ従業員のセリフだったので、より共感を得るものになった。映画の方が秀逸。

    その他、漫画にはハッカーが捜査に協力するなど、非現実設定も少しあるなど幾つかの異同もある。ただ、この複雑な犯罪漫画を作り切った筒井哲也の才能は、漫画作者にするのには惜しいほど際立っていると感じた。
    2015年6月19日読了

  • この終わり方は好き。
    すべての筋が通って、何が目的で、どんな動機で動いていたのかがすべてはっきりするし、爽快感のある最期だった。
    この結末を最初からすべて想定していたのはすごいと思う。

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