ステルス交境曲 3 (ジャンプコミックス)

  • 集英社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088802428

作品紹介・あらすじ

遺産の実験を行っていた製薬会社にジグのデータが存在した事から、警察は彼の翼に疑いを持ち始めた。そんな中、謎の仮面の集団が街に現れる。彼らの登場により、ジグをめぐる因縁は衝撃の結末へと突き進んでいく!

感想・レビュー・書評

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  • ストーリーよりも透明人間ならぬ透明龍なキャラクター/藪雨トウマが生まれた過程(“ジャンプの偉大なる先達である『銀魂』の中で「いい主人公のデザインはシルエット見ただけで見分けが付く」という話があったのを思い出し、「一発で見分けがつくシルエット…。そうか!シルエットが存在しなければ一発で見分けがつくぞ!透明人間だ!”)が最も面白かった。最終3巻に収録された動かしきれなかったキャラクターたちの紹介は、遺影集のように思えて虚しくなるだけだった。群青劇で評価された成田良悟先生が皮肉にもジャンプでは群青劇を受け入れられなかったことが悲しくなった。のちにヤングガンガンで原作を手掛けて群青劇を貫いた『デッドマウント・デスプレイ』がヒットに繋がったことを見ると『ステルス交境曲』の不遇さが際立っていた。血液が金貨になる吸血鬼とか、縄男の活躍とか読んでみたかった。

  • I am ヤス
    そんな話
    救いようのないラストは少なくてもジャンプ向けではないね

  • “「俺の親父の故郷の…『日本』ってところをな」
    「ニホン…ですか?
    同僚からもその地名を聞いた事がありますが…
    いくら調べてもそんな場所は世界の何処にも…」
    「…お前マジで竜の癖に何も知らねぇんだな」「?」
    「竜どもがいつどこからこの世界に来たか知ってるか?
    手前ら竜族がなんで人間にだけ化けられると思う?」”[P.91]

    これが全3巻だなんて勿体無い!
    ソウヤさんがGとか虫を嫌いって理由に納得。食べられるから、ね、確かに。
    文庫ででもいいからまたこの世界観描いてくれないかな……。

    “「ジグ君の人生は何もかも偽物でした
    でも貴方に与えられた希望は真実だったんですよ
    消したくなかったんでしょうね その真実を
    貴方を救う為にジグ君は選び 私は彼を殺した
    私もいつか誰かに裁かれるでしょうね
    でもその『誰か』は貴方じゃない
    何も見てなかった貴方には 誰も裁けませんよトロマさん
    そうそう最後に
    ジグ君からの伝言があります」”[P.171]

  • 大人買い、一気読みをお勧めする、私は
    何と評価したもんかな・・・何っつーか、残念な漫画なんだよな
    いや、内容は絶好に面白い
    正統派のファンタジーのようでいて、読み手の心を掻き毟るダークなシーンもあるので読み応えはバッチリ。成田先生の作品を読んだ事がない私には参考かつ読む前の気概ができた
    それだけに全3巻ってのは残念と言うより、ファンとしては悔しい訳で
    成田先生と天野先生、こんだけの強力なタッグなのに、それでも、WJの連載陣の椅子に座り続けるのは難しいんですね(そういう意味では、私が唯一、現在のWJで大嫌いなあの漫画も凄い、と思い直すべきなのか?)
    話間、巻末、カバー下、どこもオマケが充実しているってのは、隅から隅まで漫画を味わいたいタイプの私には嬉しい限り
    特に、この3巻はガッツリと最終話が書き下ろされ、完全版に仕上がっているので、WJ掲載時に納得していた人も、納得していなかった人も満足できるだろう
    私じゃ、この「本物」の作品の魅力をいくら並べても、他の読み手には伝わらないので読んでもらうのが一番だが、あえて一つ挙げるなら、私はストーリーよりキャラに惹かれた
    今現在のWJが悪い訳じゃないが、今後、こういう、質の高い作品が掲載される事を一読者として心の底から望む
    私の好きなキャラは、ソウヤさん

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著者プロフィール

東京都生まれ埼玉出身の小説家。『デュラララ!!』『バッカーノ!』『Fate/strange Fake』(すべて電撃文庫)などを執筆。小説以外にも『デッドマウント・デスプレイ』(スクウェア・エニックス)などの漫画原作のほか、ゲームシナリオやドラマ原作など多種多様な作品を手掛ける。

「2023年 『シャークロアシリーズ 炬島のパンドラシャーク〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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