- Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088803999
作品紹介・あらすじ
松田ユウヤはある夜、同級生の若槻ナオトが殺人を犯した現場に遭遇する。
陰惨ないじめの標的になっていた若槻は、追い詰められ相手を殺してしまったのだった。今までいじめを見て見ぬふりをしてきた罪悪感から、ユウヤは彼と逃げる決意をするが!? 少年二人の逃避行の果てに待つ、衝撃の真真。そしてあまりに切ない結末とは──
感想・レビュー・書評
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漫画1完結の作品
乙一原作ということでも注目でした
高校生が主人公で、いじめられてた高校生が
いじめてた男を殺したあといっしょに逃亡するが・・・
展開的に読めてしまいそうではありながらも
最後、あ、ってなりました詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジャンプ+で月一連載された作品。登場人物が少ないので読んでいくうちになんとなく真相が読めてしまいますが、鏤められた数々の伏線が回収されるのでカタルシスを感じることが出来ます。爽やかでしっかりした画は見易く、乙一の世界にマッチしていて良作だと思います。
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乙一さんらしい話。
イジメてた少年はサイコパスだったのかな。
こうした事件は被害者が最終手段に出るまで何も出来ない制度に問題があるのではないかと思ってしまう。 -
18もいかない少年が心の内で自殺を決意しながら言う「僕はこのために生まれてきたんだ」が頭に貼り付いてなりません。
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タイトルからは思いも寄らない、重い話でびっくりした。読後もすっきりしなかった。けれどもオチが乙一らしい。
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乙一さん原作と知り購入しました。
絵が綺麗で、話は少し残酷で。
そんなギャップが楽しめた一冊。 -
渋谷の漫画サロントリガーにての読了。さすが乙一!!と感じました。こういったサスペンスを描くのが本当に上手いなと圧巻するばかりでした。正直言って物語の途中で犯人は正直言うと分かってしまっていましたが、犯人は分かっていても2点3点してラストには良い意味で裏切ってくるところなど読者を飽きさせないなーと感じました。
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自分が危惧した未来にならないように、その未来が、どんな道筋を辿ってそこに行き着くのか考え、その道筋が潰れるように働きかける。
その働きの結果、その未来になることが免れたと、思い安堵すると、自分が考えてなかったルートで危惧した未来が達成されてしまう。
そんな時って、自分の能力が足りなかったのだと、忌々しく思える。
でも、どんなに道筋を潰したとしても、無限に道筋があって(突拍子もない道筋もあるかも)どんなに足掻いても、その未来は来てしまうのかもしれない。
だとしたら、なんだか、やるせない気持ちになるんだ。(※あらすじではありません) -
乙一さん原作。
《メフィスト》に掲載された中編をマンガ化したもの。
中編も読んでた。
マンガも、「少年ジャンプ+」で少し読んでて気になってました。
ラスト。
何故犯人は供述後自殺してしまったのか。
ベランダに届いた新聞記事にも、小説内にも特に説明はありません。
この物語を知ってしまったことが1番の業なのかも。
みんな山羊に背負わせて、また背負う可能性があるのだと思います。
覚悟をしておかなければ、しなければ。