オニマダラ (1) (ジャンプC+)

  • 集英社 (2016年12月31日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ / ISBN・EAN: 9784088808994

作品紹介・あらすじ

暴虐の限りを尽くす鬼を圧倒的な力で屠る少年・朧は、ついに鬼の王を討ち斃した。そんな彼の前に異世界の扉が開き!? 御伽噺の登場人物らが集う、残酷幻想譚ついに開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 少しだけ残酷な描写はあるが、絵は少年漫画らしく勢いと迫力があってかっこいい。バトルシーンがいっぱいあるような少年漫画が好きな人にはおすすめ。
    話はとてもシンプルで、複雑な伏線などを求める人にはつまらなく感じるかもしれない。
    話の展開の早さと熱い戦闘シーンは非常に読みやすかった。

  • あれ、この先生、『おどろ領域ナユラ』の黒谷宗史先生だよな
    少年漫画を描くってことで、ペンネームを変えたのか?それとも、どっかの流派の姓名判断で改名を勧められたのかな?
    宗史をカタカナのシュウジに変える事で、何かが変わったのかな。少なくとも、前作と同じくらいの面白さは、この『オニマダラ』から、ちゃんと感じ取ったけど
    まぁ、漫画家が占いに頼っちゃいけないって訳でもないから、問題ない。改名して、モチベーションが上がるのなら、大歓迎だ
    『おどろ領域ナユラ』を読んでいて、黒谷先生の描写のエグさを知っている漫画読みならいいが、この『オニマダラ』で黒谷先生を知った者にしちゃ、トラウマを植えつけられそう。けど、その程度の力もないようじゃ、漫画家は一つ上のステージにはいけない
    ぶっちゃけたトコ、藤田和日郎先生の『月光条例』を彷彿とさせる、基本的な設定ではある。しかし、パクリではない、と勝手ながら、黒谷先生に代わって断言しよう。黒谷先生は、そんなプライドのない漫画家ではない
    一流の漫画家なら、時に意図せず、ネタが被ってしまう事はあるだろう。その際、いかにオリジナリティを出し、違いを表現できるか、が腕の見せ所。黒谷先生は、しっかり、『月光条例』と違う作品にしてくれている。なので、読みやすく、惹きこまれる。まぁ、どっちが上なのか、と聞かれたら、迷わず、『月光条例』に決まってる、と言っちゃうけど
    主人公・朧が、己の出生を知ってもいじけず、自分らしさを保ち、戦うモチベーションが単純に、惚れた女のためってのが好感を持てる。しかも、とんでもなく強い。限定的な不死身さに加え、鬼の一族を滅ぼせるほどの戦闘力、何より、どんな苦難に陥っても絶望しないココロのタフさが、少年漫画の主人公らしい
    また、読み手の度肝を抜く、どんでん返しの連続で、「え、次はどうなるの!?」とページをワクワクドキドキしながら捲る事が出来る
    果たして、朧は己の命を懸けるに足る「願い」を叶えられるのか、そんな彼の前にどんな敵が立ちはだかるのか、どんな超絶死合が繰り広げられるのか、楽しみだ
    この台詞を引用に選んだのは、朧のカッコよさがこれでもかってくらい噴き出ているからだ。生きる、死ねない、生き続ける理由が出来た男は、その強さが一段階も二段階も進化する。しかも、その伸びしろは無限大だ

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