プレイボール2 1 (ジャンプコミックス)

  • 集英社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088812564

作品紹介・あらすじ

青春野球漫画の伝説が、蘇る──!!
金字塔、復活。
名作『キャプテン』『プレイボール』奇跡の続編! 努力の天才・谷口キャプテンを中心に、墨谷高校の新たな物語が幕を開ける!

感想・レビュー・書評

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  • わたくしの漫画体験は、「ちばあきお」から始まつてをります。ゆゑにその代表作たる「キャプテン」「プレイボール」には、相当の愛着があるのです。
    したがつて、コージィ城倉さんが、「プレイボール」の続きを描くといふニュウスを聞いた時には、実に複雑な思ひでした。「もう誰にも触つてほしくないな」といふ気持ちと、「谷口くんのその後がどうなつたか喃」と知りたがる自分がゐました。

    しかし「谷口くんのその後」が描かれるのは、実は最初ではありません。以前発表された『ちばあきおのすべて』といふ本の中に、原作七三太朗(ちばさんの弟)・作画高橋広(ちばさんの弟子)による一篇があります。その際、七三太朗氏は、これはあくまでも自分が考へた「谷口のその後」である、ちばあきおがどう考へてゐたのかは今となつては分からないので、正解はないといふ意味のことを述べてゐました。

    なある、漫画家の数だけ「谷口くんのその後」があつても不思議はないな、と思ひ直したら、俄然読みたくなつたのであります。
    コージィ城倉さんは、執筆するにあたり、「何も足さない、何も引かない」と述べ、ちばあきお世界の継承を宣言しました。
    とはいふものの、コージィ城倉さんは独特の世界観を持つひとかどの漫画家でありますから、ちば作品そのままの内容になるとは思へません。これはまがふ方無く、コージィ城倉さんの「著作」であります。

    谷口のキャラが変つたとか、井口が大人しいとか、丸井が矢鱈好い奴だとか、イガラシが案外簡単にへばるとか、倉橋が谷口に突つかかるとか、シゴキが異常だとか、金属バットを使はないとか、全体の雰囲気が少々重いとか色色ありますが、やはり続きを読める悦びを味はひたい。
    あへて感想を述べると―

    井口やイガラシが、「硬球の壁」にぶち当つてゐます。しかし谷口が初めて硬球を扱つた時は、まるでそんな壁は感じませんでした。精精、フリーバッティングで芯を外したときに、手が痺れたくらゐのものです。それを考へると、実力者の井口・イガラシがここまで苦戦するのは不自然だな。
    谷口が猛特訓でナインをしごくのは以前からありましたが、そこへ至るまでに、谷口くんは相当悩みます。そしてそれは明確な目的が周知されてゐるので、読者も安心でした。しかしここでの谷口くんは、ちよつと読者を置いてけ堀にしがちですな。

    しかし、第2巻を待つわたくしがここにゐます。今後の展開がどうなるか、やはり愉しみであると申せませう。

    http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-727.html

  • 谷口君の熱血がすきです。

  • 時の流れを忘れるかのような、高度経済成長期の墨田区の公立高校とその青春。たらればを叶えてれる一冊。前作を読んでない人が面白いかはわからないけど、わたしには嬉しい続編。

  • 良き。

  • 井口。

  • ~2巻
    昔のイメージを壊さずに続けたことは評価。野球漫画としてはイマイチだが、そこは求めていないし、ただただ谷口の頑張りを愛でる漫画なので。

  • キャプテンもプレイボールも何回も読んだなあ。なにもかもなつかしい。

  • プレイボールの世界観に「ボールを置きに行っている」ところがしばしば見られるものの、「続編」を抜きにして純粋に次の展開が楽しみになる。

  • 書店で見かけて即購入しました :)
    嬉し懐かし大満足!連載楽しみです!

  • プレイボールを全巻読み直してから読んだけど、違和感なく読むことが出来た。
    コミックスを買い続けるので、谷口クンの高校野球生活を最後まで描き続けて欲しい。

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著者プロフィール

出身:長野県、血液型:A型、デビュー:1989年、ビッグコミックスピリッツ『男と女のおかしなストーリー』。生まれて初めてサインペンだけで完成させた漫画を、生まれて初めて出版社に持っていったら2カ月後に本に載ってたネ。(自慢)受賞歴:普段は「賞なんぞいらんわい」というような顔をしているが、本当は欲しいんですよ~。コミックス:『おれはキャプテン』1~35巻(以下続刊)、尊敬する人:レーシングドライバー土屋圭一・クリス・ペプラー(DJ)

「2014年 『おれはキャプテン(35)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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