- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088813080
感想・レビュー・書評
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太一をかばい、怪我を負った桃真。甲子園を目指す桃真が試合に出られなくなったことへの罪悪感で、自分を責め続ける太一。誰も悪くない。だからこそ、誰もがやり切れない結果を人にぶつけることもできない。
「オレ的にゃ誰も死ななくて良かったっつー話だよ 後悔してんなら二度とすんな」
素直に自分の気持ちを伝え、太一のことも思いやった桃真の兄・誠也の言葉が好き。
「あれはトーマが選んだことだ お前が謝ることじゃねぇよ 心配すんな オレ達があいつを甲子園に連れてってやるから」
チームメイトの言葉もやさしく力強かった。太一はいっそ責められた方が楽って感じてたのかなと。やさしさを向けられたからこそ、自分の罪悪感や桃真へ向き合うことができたし、向き合わなければならなくなったとも言えるよね。
「夢とかどうでもいいんだよ 命より…お前より大事なものなんてあるか」
桃真の言葉。その背景にあるものを考えたら胸に突き刺さってくるね。太一はまだそれを知らない。この言葉の本当の重さを。
自分を傷つけ、寄り添おうとする二葉からも離れようとした太一。それでも彼の手を引いていった二葉。あの雨宿りのシーンが素敵で大好き。雨の冷たさと握りしめた手のぬくもり、その温度から音まで伝わってくるような描写だった。過去、太一も桃真の手を握って勇気づけたんだよね。そのぬくもりは時を超えて心に残り続けるんだ。
太一は自分や桃真への思いやコンプレックスへと向き合い、二葉は真澄との会話の中で太一への恋心を自覚していく。この会話も真澄視点で読むとかなり心にくるものがあるよね。事故は傷跡を残しつつも、それぞれの関係や思いを進めていく。 -
2巻で勧めるのつらかったけど、いまこそまさに読んでないひと、読んで! といいたい。青春の中で噛み潰した苦虫の味を思い出しながら、なおその美しさを感じられる純文学でありつつ、ちゃんとマンガ的な面白さもある。
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またしても泣いた。なんでも持ってそうなやつがそれを言っちゃうか・・・色々つらい。
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友情と恋愛、異性愛と同性愛
4人の男女の恋模様が描かれるだけなのに飽きないストーリー展開は素晴らしい
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めっちゃ泣いた。
好きってなんだ。 -
めっちゃ面白い泣いた