青のフラッグ 3 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
4.46
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088813080

感想・レビュー・書評

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  • またしても続きが気になる終わり方。
    そして、扉絵のつないだ手の対比がただただ切ない。

    劣等感というと大げさかもしれないが、太一の抱えている感覚に自分に当てはめて恐ろしくなる。
    太一の心情に共感してしまうため、読んでいて少しつらくなってしまった。
    それは、人物描写が丁寧だからであるように思う。
    太一の言動や思考は幼いというほかないが、未成熟なその言動がいっさい茶化されることなく、真摯に描かれているからこそ、この作品には心を打たれる。

  • 太一をかばい、怪我を負った桃真。甲子園を目指す桃真が試合に出られなくなったことへの罪悪感で、自分を責め続ける太一。誰も悪くない。だからこそ、誰もがやり切れない結果を人にぶつけることもできない。

    「オレ的にゃ誰も死ななくて良かったっつー話だよ 後悔してんなら二度とすんな」
    素直に自分の気持ちを伝え、太一のことも思いやった桃真の兄・誠也の言葉が好き。
    「あれはトーマが選んだことだ お前が謝ることじゃねぇよ 心配すんな オレ達があいつを甲子園に連れてってやるから」
    チームメイトの言葉もやさしく力強かった。太一はいっそ責められた方が楽って感じてたのかなと。やさしさを向けられたからこそ、自分の罪悪感や桃真へ向き合うことができたし、向き合わなければならなくなったとも言えるよね。

    「夢とかどうでもいいんだよ 命より…お前より大事なものなんてあるか」
    桃真の言葉。その背景にあるものを考えたら胸に突き刺さってくるね。太一はまだそれを知らない。この言葉の本当の重さを。
    自分を傷つけ、寄り添おうとする二葉からも離れようとした太一。それでも彼の手を引いていった二葉。あの雨宿りのシーンが素敵で大好き。雨の冷たさと握りしめた手のぬくもり、その温度から音まで伝わってくるような描写だった。過去、太一も桃真の手を握って勇気づけたんだよね。そのぬくもりは時を超えて心に残り続けるんだ。

    太一は自分や桃真への思いやコンプレックスへと向き合い、二葉は真澄との会話の中で太一への恋心を自覚していく。この会話も真澄視点で読むとかなり心にくるものがあるよね。事故は傷跡を残しつつも、それぞれの関係や思いを進めていく。

  • 13〜19話

    私ね、平沼くんがすごく好きです。2巻でトーマがみんなに団長やれって言われた時、競技と両方はきつくね?って言ってくれたり、今回も太一の肩ぽんって叩いたり。すてき。てか骨折で済んで良かった。ほんと良かった。

    トーマに助けてもらって「親友だろ?」って言われて太一がごにょごにょ言ってんの「オレにそんな価値ねぇよ」で合ってる?トーマの気持ちの大きさにグッときた。

    トーマのにいちゃんめっちゃカッコいいな。惚れるわ。私が。でもにいちゃんの話は泣ける。めっちゃ泣ける。でもその後の回想シーンのが泣ける。マンガ読んで泣いたの久々だわ。
    太一の裏目の話も苦しい。二葉、逃げないで太一の手繋いでてくれて良かった。

    太一の中学生時代。あーそんで自己評価低いのね。

    2人で試合観賞。手繋いでてって言うトーマ。昔も…って言うトーマ。ご両親が亡くなった時かな?トーマのチームメイトは「トーマが選んだこと。俺たちが甲子園連れてく」って言う。太一のかぁちゃんはやっぱり太一を抱きしめる。感極まる太一。ここで初めて太一がトーマに「ごめん」て言う。そんなん号泣だわ。
    17話は神回だなぁ。

    同級生の女の子、二葉のことちゃんと弁明できてステキな子。
    真澄に言われて太一への気持ちを自覚する二葉。そんときの真澄の顔ったら。

    次巻も楽しみ。

  • 2巻で勧めるのつらかったけど、いまこそまさに読んでないひと、読んで! といいたい。青春の中で噛み潰した苦虫の味を思い出しながら、なおその美しさを感じられる純文学でありつつ、ちゃんとマンガ的な面白さもある。

  • トーマ兄さん登場、カッコいい。
    太一を庇って入院したトーマ。なんだかんだ好い人ばかりでますます太一がネガティブ君に。く、暗い…。二葉と太一は友達じゃダメなのかしら。うーんなんというか二人とも惚れっぽい…メインのはずなのにこの二人にいまいち萌えないんだよぅ。ということで1巻のリビドーを…もうそろそろトーマのカミングアウトきてくれー。

  • またしても泣いた。なんでも持ってそうなやつがそれを言っちゃうか・・・色々つらい。

  • 友情と恋愛、異性愛と同性愛

    4人の男女の恋模様が描かれるだけなのに飽きないストーリー展開は素晴らしい

  • 太一の中学時代の恋に対するモヤモヤ。
    トーマと太一が一緒に試合を観てどうしようもなく悔しさを抱く気持ち。
    空勢さんの恋心の変化や想いへの気づき。

    太一のハンバーガーの食べ方がツボだった( ˘ᾥ˘ )
    そして男女の食べ方の表現が好きだし、自然な時の流れのようなものを感じられてすごく好き!

  • めっちゃ泣いた。
    好きってなんだ。

  • めっちゃ面白い泣いた

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