鬼滅の刃 11 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社 (2018年6月4日発売)
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感想 : 136
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088813998

感想・レビュー・書評

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  • 最初にこの巻を読んだ時は、戦闘の激しさに自分が疲れ切ってしまい、数ページずつしか読むことが出来なかった。

    次に何が起こるのかわからない。
    どうなるのか、不安で不安で次を読むことが出来ない。

    そのくらいの壮絶な闘い。

    切った!勝った!と思ってもまだ生きている。
    今度こそ!と思ってもまだ生きている。
    どうしたら切れるのか!?


    炭治郎、善逸、伊之助、天元、
    バラバラだった四人が同じ目的の為に一つになり最大の力を発揮する!

    もうこの回は最高です。

    本当、みんなカッコイイ。
    全員が全員もう動けない、ボロボロの状態なのにそれでも尚自分を鼓舞し奮い立たせ突進していく。

    これぞ少年マンガ!

    この回は再読必至。

  • 大正ファンタジー活劇冒険譚!
    上弦の陸・堕姫と妓夫太郎との戦いは総力戦となり、終盤へ。
    そして語られる、人間であった時の二人の哀しい過去。
    大切なのは“今”なんだよ。前を向こう。一緒に頑張ろうよ。
    第89話~第97話を収録。
    遊郭での戦いも終盤。上弦の陸の二人の連携に、柱の宇随すら、
    苦戦を強いられる。だが、善逸と伊之助の参戦と炭治郎の向上が
    戦いを終結に導く。禰豆子は・・・。そして堕姫と妓夫太郎は・・・。
    表紙は、鬼化して禍々しく妖艶な禰豆子。
    ほんの僅かな油断が危機を招く、緊迫した戦いが続きます。
    絶大な力の兄妹鬼を相手に、苦戦を強いられるけど、連携、
    雛鶴の協力が功を奏します。それぞれの持ち味を活かす行動、
    そして炭治郎の戦いの中での気づきと成長・・・ん、痣!?
    終結までの流れは、緊張感とスピード感でめくるめく展開、
    息つく間も無い程で、目が離せませんでした。
    そして最期・・・炭治郎の思いやりの言葉と優しい手。
    あまりにも壮絶な人だった頃の堕姫と妓夫太郎の半生。
    死しても兄妹の絆は揺るぎない。
    妹を慈しみ、兄を慕う心・・・だから、ずっと一緒だ。地獄へも。
    同じ兄妹であっても、境遇と生活でのベクトルの差で、
    運命が狂うことの哀しさに、心揺さぶられました。


  • "「お前とはもう兄妹でも何でもない
    俺はこっちに行くからお前は反対の方 明るい方へ行け おい!!」
    「嫌だ 嫌だ
    離れない!!絶対離れないから ずっと一緒にいるんだから!!
    何回生まれ変わってもアタシはお兄ちゃんの妹になる絶対に!!
    アタシを嫌わないで!!叱らないで!!一人にしないで!!置いてったら許さないわよ
    わぁぁあん ずっと一緒にいるんだもん」
    「……」"

    戦闘の勢いとその中で成長してるのが伝わってくる面白いなぁ。読んでて無意識に力が入ってしまう。
    最後を読んで泣いて読み返して泣いてしまった……。
    毎巻読み終えてから最初の扉絵に戻るとすごく良い。

  • 最後まで戦って勝ったけど、みんなボロボロだ・・。妓夫太郎も堕姫もかわいそう・・。

  • 上弦陸との戦いである遊郭潜入編が決着します。

    「何度生まれ変わっても鬼になる」と言った妓夫太郎
    「何回生まれ変わっても妹になる」と言った梅

    その言葉が示すように鬼と妹の姿で地獄に現れる二人。
    炭治郎と梅の言葉によって妓夫太郎は、「ずっと一緒だ」と約束した日々を、兄としての自分の想いを思い出し、
    兄として人間の姿に戻って妹を背負い、地獄の炎の中に二人で消えていきます。

    『鬼滅の刃』の良いところは、こういった描写で言葉や大げさな表現を使わないところなんですよね。
    漫画の利点を使い、構図で、タイトルで、絵で、総力を使って自然に表現してきます。
    説明されないからこそ、自分で気づいた時、読者は感情が激しく揺さぶられます。
    この少年漫画らしくない体験を味わった人間は『鬼滅の刃』の虜となってしまいます。

    遊郭を扱ったり世界が綺麗なわけではないことを描写しながらも、そんな世界で消えない兄妹の絆を描いたり、
    辛い境遇であろうと罪が許されるわけではないなど、その他『鬼滅の刃』らしさも健在です。

    2019年現在、『鬼滅の刃』の良さが最も強く込められた素晴らしい一冊だと思います。


    表紙裏を見て思ったのですが、堕姫(梅)が帯を使った攻撃をしてくるのは兄が蛇を持ってる幼少の記憶からなのですかね…
    (本書の鬼兄妹を見てると「誰ひとりとして悪を欲する人はいない」という有名なソクラテスのパラドクスが思い出されます)

    ■単行本おまけ
    ・表紙裏
    ・宇髄天元の初期案
    ・鬼殺隊Q&A
    ・鬼殺隊Q&AⅡ
    ・週刊少年ジャンプ花札付録(絵)
    ・週刊少年ジャンプ掲載ミニ漫画『バンド結成』
    ・ハイカラバンカラデモクラシー楽曲『前世の罪』歌詞(zenithu☆A作詞作曲)
    ・柱腕相撲ランキング
    ・腕相撲ランキング下位二名の感想

  • ねず子笑笑


  • 妓夫太郎と梅、炭治郎と禰豆子、どちらも兄と妹。

    喰種は人間の亜種、と言う説を捨ててないので、人が鬼に鬼とされる構図は、強制的に半喰種化されたカネキくんとシンクロする。そう言う意味でも『東京喰種』読みがハマらない訳がない…

  • 遊郭編、決着!
    兄を思う妹、妹を思う兄。愛と絆がとても美しかった。本巻も涙なしでは読めなかった……最近本当に絶対泣かされてるよ吾峠先生……無理ですありがとうございます続きも楽しみにしてるので頑張ってください……よしファンレター書こう。

    そんでもって祝アニメ化!吾峠先生の描く女の子の柔らかさ可愛らしさがキービジュアルからは感じられなかったんだけど……、ある程度仕方ないかなあ。地上波に乗るの普通に嬉しいし、リアル動き回る彼らが見られると思うと……ギャグとか絶対爆笑する。とても楽しみ。

    以下ネタバレあり。



    戦いを経るごとに新しい戦い方を身につけ、どんどん強くなっていく炭治郎、やっぱりかっこいい。戦いの中でいつも焦っているところ、急速に力をつけていくところがなんだか生き急いでるように感じられてしまってハラハラしつつ、応援したくなってしまう。そして鬼を斃した後は必ず彼らに寄り添う。その優しくてまっすぐな心に読んでる自分の心が洗われるよう。崇高な気持ちになる……好きです。
    ほんでねずこ(字出ない…)がやっぱかわいいな。謝らないでと泣くねずこ。兄を思い、そして救う。素晴らしい上に万能とか……好きです。
    特筆すべきは本当に眠ってんのか??ってなるイケメンな善逸の破壊力な。女の子で目の色すぐ変わるし破綻してること多いけどここぞって時に絶対的に炭治郎の最大の味方になる。最高かよ……好きです。
    伊之助はもうな、癒し&和みキャラで固定されたわ。本能で生きてるよね本当。走って逃げるんかい!なんだあれ。かわいいかよ。好きです。
    そして柱はやはりすごいしかっこいい。いや本当に宇髄さん前巻からそうだけど、嫁に優しく強く頭が良く下の者にも横柄でもないしただのイケメンでは???んで嫁筆頭の雛鶴さんは優秀な忍びですね、ナイスアシスト。死ななくてよかった……。
    最後に、やっぱり鬼サイドの背景と人間模様を掘り下げてくれるのが本当にたまらなく好きです。泣いた。嫌いになれない、させてくれない。ずっと一緒、互いだけは互いの最大の味方……兄妹愛最高でした……。
    そんで?次は蛇来んのかな??やっぱり蛇も好きになっちゃうかしら。続きが楽しみですな。

  • 皆ボロボロ…
    鬼を倒すってほんとに大変なんだね…

    しかし禰豆子はほんとに役立つ子だ

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著者プロフィール

1989年5月5日生まれ。福岡県出身。漫画家。

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