ぼくたちは勉強ができない 14 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 273
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088820835

作品紹介・あらすじ

思い通りにならない自分の心に戸惑い、嫌な自分を見せまいと成幸達を避ける理珠。文乃のようになりたかったと語る理珠に、成幸は特別なテストを用意し!?

感想・レビュー・書評

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  • 理珠の個別ルートが描かれる第14巻。深刻な問題とか危機的状況とかそういった話ではなかったけど、自身の感情を表に出しにくく自覚も薄い理珠の内面を丁寧に描き出すようなエピソードだったね

    元々人の気持ちをあまり理解できないタイプであったことに加えて、祖母との遣り取りがずっと引っかかっていた理珠。更に志望分野を反対されてとストレスが溜まっていた時期に文乃と出会ったのか。
    理珠が文乃の好きなものは好きという姿勢に憧れ、文乃のように成りたいと願っていたのは意外な事実だった
    でも、そういった憧れの姿を見つけてしまったからこそ、余計に今の自分を嫌いになってと……

    理珠は人の気持ちどころか自分の気持ちすら理解できていないタイプなのに、そこに自分が嫌いなんて要素まで加わってしまったらどん詰まりに嵌ってしまう訳で
    そんな状態のまま成幸に惹かれ始め更には周囲の人々の気持ちを少しずつ知っていったら、余計に気持ちはグシャグシャになってしまうだろうね
    気持ちの整理が苦手であろう理珠にとっては危機的状況

    だからこそ、そのように心が軋みを上げていた理珠に対して成幸と文乃が仕掛けたゲームは素晴らしいね。
    国語問題の形を通して文乃が理珠の姿にどれだけ救われたか伝えていく成幸と文乃。理珠にこれ以上に二人の気持ちが届く方法はないだろうね

    「ゲームに弱い」「好きになれました」。それぞれの言葉がダブルミーニングとなっていると感じられ、この個別ルートを通して変化した理珠の心境を思うと、今後の理珠がどのように成幸と接していくのか楽しみだ


    その後はいつものように各ヒロインとのふれあいがメイン
    一つだけ人気投票の結果を受けて描かれたエピソードは若干異質なものだったけど。人気投票2連覇してしまう真冬マジパネェ……。そしてスペシャルエピソードでは成幸さん時超えちゃったよ…

    でも割と貴重な描写もある話なんだよね
    受験生たちの物語ということで後輩キャラとか登場してこなかったんだけど、この話で真冬は成幸を「先輩」と呼ぶ。擬似的な後輩キャラがこのような形で描かれるとは思わなかったな
    いつもの堅苦しい真冬と違って柔らかな雰囲気を持った言動だったし、色々な意味で貴重なエピソードだったのかもしれない

    なお、この巻で一番衝撃を受けたシーンは一人誕生日を祝おうとする真冬の姿だったんだけど
    飾り付けもしてしっかり誕生日会らしい食事も用意してクラッカーまで鳴らしているのに、いつもの芋ジャージとか意味不明な寂しさを感じさせたよ!?


    様々な触れ合いや想いのやり取りを交わしながらも新しい年を迎えた成幸達
    次巻は遂に受験本番が描かれる…のか?

  • 安定感はありますが昔のようなドキドキはありません。私の感受性が鈍ってしまったのかもしれない。。。うるかの「私だけを見てなよ!」って台詞が良かったです。

  • マンガ喫茶で読みました。
    先生っぱいの擬音は
    ジャージ先生:ふぉとぅぷん(はーと)
    女子高生先生:ふぃぎゅむっ(はーと)
    若い頃は張り、大人になたら包容力って感じかな!

    緒方回。
    あのサンタ服ってどうなってるんだろう?
    あんなほつれ方をするなんて、全体を毛糸で編んでるの?
    でも、だとするとスケスケだろうに・・・。

    二人(古橋緒方)の馴れ初め。
    まぁ、解決方法も含めて、よくある話ではある。

    あしゅみー先輩回。
    相変わらず、あしゅみーパパが素敵すぎる。

    先生回。
    そして問題の第2回人気投票。
    2位以下のメインメンバーの票数を合計しても1位の先生に届かないという・・・。

    先生の合格祈願お守りの話、連載当時は「買い占めるなんて酷くないか?」って話が出てたけど、実際は担当人数分を買っただけだろうね。
    (事実、「大量に買っていった」と言われているだけで「買い占めた」とは言われていない。)
    (売り切れたのは、その後にも買っていった人がいたからだと思われる。)
    水城ちゃんは賽銭箱のときにいるね。



    てか、あからさまにブラモロ、パンチラ(というかパン見切れ)が増えた。

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