チェンソーマン 5 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社 (2020年1月4日発売)
4.27
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本棚登録 : 3224
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088821719

作品紹介・あらすじ

かつて姫野が使役していた悪魔と対峙するアキ。復讐の炎に身を焦がす男の脳裏を過るのは…!? 一方、デンジは再びサムライソードと激突!! チェンソーvs刀、血飛沫舞う死闘の行方は果たして!? デンジの心臓争奪戦は、想定外の方向へと加速する!!

感想・レビュー・書評

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  • チェンソーの音が聴こえる
    感じのバトルシーンの激しさ
    からのマキマとのデートシーンの
    静かだけど印象的な話を入れてくる

    人間の心があるのか一瞬悩み
    すぐ元のバカに戻るデンジが
    成長してほしいと思いつつ
    まともになったら死ぬんだろうなと
    読んでてわかってしまう絶妙なバランスで進んでる。

    こんなに命を狙われるデンジの中の
    ポチタ…一体何者なの?

  •  サムライソード戦決着。相変わらずテンポが良い。戦闘後、物凄く頭の悪そうな大会が開かれる。下品で馬鹿みたいなのに爽やかで、しかも切ない。

     デンジがマキマとデートする話も凄く印象的だった。自分に心は無いのか、楽観的ながらも一抹の不安に気付き始めるデンジ。ミステリアスで何を考えているのか分からないマキマが涙を流すシーンは意外過ぎた。「心」に纏わる印象的なエピソード。

    この辺りの緩急に舌を巻く。バトルやアクション、台詞回しなどには微塵も知性を感じさせず、最早痛快の域に達している。なのに要所要所でそれこそ映画のワンシーンのように静かで印象的な画を魅せてくる。

     個人的には天使の悪魔と早川の問答にも少し感銘を受けた。ネズミのイソップ寓話が引き合いに出されるが、自分は寡聞にして知らなかった。

     最後の方、悪そうな女登場。これからどんどん面白くなりそう。この漫画は確実に次に来る。否、もう来てる。間違いなく今のジャンプを牽引する中堅作。

  • アキが対峙したのは思いも寄らぬ悪魔だった!復讐に燃えるアキの行動とは?!デンジは因縁のサムライソードとタイマン勝負へ!怒涛のアクションの前半、恋心がくすぐられるエモい?後半の二段構えな5巻。

    最悪の廻り合わせとなったアキVS沢渡。しかし、その悪魔とそれを契約していた人を知っているからこそ、アキの恐怖心は消えた。タバコに遺されたメッセージが粋だよね。
    表紙にもなっているデンジとサムライソードとのバトルは大迫力!アクションの豪快さと息をのむ瞬間の切り取り方が上手い!そこからの大会で笑った。ここで乗ってこられるアキ。ほどよく肩の力が抜けて大成しそうな予感。

    後半はマキマとのデート回!確かに可愛い!仲も深まったかと思いきや、出会ったのはレゼという少女。
    「俺は俺の事を好きな人が好きだ」
    このデンジの言葉はなかなか重い。この気持ちもわかる。肯定してくれる人が好き。でも、それが消えた時にデンジの恋心はどうなるのだろう。

    レゼもどうやらただものではなさそうで、デンジを奪おうとしているのかな?普通に戦いを挑むより、こういう作戦の方が効果は抜群だ!ってことになりそう。はたして揺さぶりをかけられるデンジがとる行動とは?!

  • マキマさんの私服に、俺もう、ダメ。

    本巻も非常に面白い。
    血みどろの戦闘シーンの後は、ボーイミーツガールというか、ヒロイン回。
    振れ幅が凄いが、ちゃんと地続きな感じがする。

    本作を読んでいて何度も思うことだが、突拍子もない変な台詞でも、「これでいいんじゃないか」と思わせてくれるものを感じる。
    本巻だと、マキマさんとのデート回の後の「ドキドキするっつー事ぁ、オレ心あんじゃ~ん!」とか、レゼにドギマギしながら思う「俺は俺のことを好きな人が好きだ」。
    頭空っぽな台詞に思えるのだけど、理屈をあれこれつけるよりも、このくらいシンプルでいいんじゃないの? と思える。
    特に16歳で世間を知らないデンジが見つけた答えとしては、凄く上等に思える。
    それで彼は幸せになれるのだと思う。

    ところで新しく出てきたレゼ。
    ひぃ、人生を狂わしてくる女のにおいがする……と思っていたら、あからさまに裏がある感じですね。
    既に私の心は狂わされているので、敵っぽいけど死んでほしくないなーなどと思いながら読んでます。

  • ゴーストのシーンは、奇跡だけど、全てをかけたんだから、ちょっと位いいよね…よかった。アキの気持ちがタバコで表現されてるのいいな。覚悟も決まって元気になってよかった。アキと姫野って、2、3年間だけど、結構濃い付き合いだったんだな…
    デンジの好みって、かわいくて何考えてるかわかんなくて、構ってくれる女なのかな。そして、やっぱり普通じゃなかった…。映画の話は、デンジの心のことだけじゃなくて、作者の映画観もあるのかな。

  • ロシア語は読めんw
    まぁそんなおいしいわけないですよね

  • 【心臓掴まれるタバコの演出】
    ・タバコ差し出される = アキくんにとって、姫野先輩が死んだ今、まさに何かに寄りかかりたいとき
    ・幽霊の悪魔は目がないから、恐怖心で相手を分野分別する → 幽霊の悪魔=姫野先輩だから、恐怖心を持たずに近付ける
    ・復讐が終わり、アキくんがタバコを捨てる = もう寄りかかる必要はない

    アキくんの傍にデンジとパワーがいてよかったね 幽霊の悪魔の花畑が餞のようです 私もこの気持ちから決別したい

    マキマさんとレゼちゃんの間で揺れるデンジ。
    扉絵で「ポチタはどっち選ぶ?」って書かれてて 次のページでポチタが悩んでるの笑っちゃった かわいすぎ

  • 姫野先輩のタバコの気楽に復讐を!の一文良かったです、、、新キャラのレゼちゃんも気になります、、、個人的にデンジとアキくんのコンビが好きなのでサムライソードの股間をお互い蹴り上げるシーンは面白かったです笑アキくんが楽しそうな表情なのも良かったです、、、!

  • 映画を観るエピソード、なんかいいな
    たぶん作者の趣味なんだろうけど

    なんてことないシーンに一人だけ泣けてしまったとき
    全米が泣くよりもよほど大事な何かがある

  • 9:19.63

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著者プロフィール

1992年秋田県出身。秋田県立仁賀保高等学校情報メディア科CGデザインコース卒、東北芸術工科大学美術科洋画コース卒業。2016年から18年にかけ「少年ジャンプ+」で『ファイアパンチ』を連載。その後、「週刊少年ジャンプ」で『チェンソーマン』の連載を開始し、20年に第66回「小学館漫画賞」少年向け部門を受賞。翌年には、同作品でハーベイ賞BestManga部門を受賞した。22年にアニメ化された。

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