鬼滅の刃 21 (ジャンプコミックス)

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  • 集英社 (2020年7月3日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784088823492

作品紹介・あらすじ

上弦の壱との激闘、決着の刻!! 死力を尽くした戦いの末に、辛くも勝利した鬼殺隊だが、その代償はあまりにも大きかった…。さらに無限城の奥底で、鬼の始祖・鬼舞辻無惨が動き出す…! その時、炭治郎は──!?

感想・レビュー・書評

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  • とうとうあと1巻で終わる
    後半はなかなか夢中にさせられた

    最終巻の楽しみは「ねずこ」の未知なる力

    ※何故か名前を漢字にするとエラーになるため、ひらがな「ねずこ」ちゃんです…

  • ──生き物に対してこれ程
      冷たい気持ちになったのは
      腹の底まで厭悪が渦を巻いたのは
      初めてだ。
      鬼舞辻無惨。(第182話)

    ──戦いの最中だということはわかっている
      それでも縁壱さんの心が
      何百年も昔に亡くなっているこの人の心が
      ほんの少しでも救われることを願わずにはいられなかった(第187話)

    クライマックス、無惨との死闘。
    そして全ての因縁の始まり、炭次郎の中の縁壱さんの記憶が回想される21巻。
    無惨を倒すヒントがこの記憶の中で得られますよ〜という、対象年齢層に丁寧に向き合ってる感じして好きです。

    バトルは引き続き総力戦も総力戦で手に汗握ることこの上なく、連載で追ってるときの高揚感は大変楽しいものでした。禰豆子の活躍が待たれる。

  • いよいよクライマックスへ。
    でも粗いな〜

  • 21巻に到達したのだが、
    あまりの無惨の怖さに
    読み進められない
    (読み途中でレビュー書いてすいません)

    紙の上にいるバケモノなのに、
    怖くて怖くて仕方ない

    すぐそこに、いる気がする…
    怖い…

    なんだこのイキモノは…

    本当のバケモノに会い、
    上弦の鬼ですら、恐怖の恐の字にも
    ならなかったと気づく

    いったん白湯を飲みます
    落ちつきます

  • 大正ファンタジー活劇冒険譚!
    死を悼む時は、僅か。ついに無惨が復活したのだ!
    多くの者たちが無惨を倒すために奮闘する中、
    無惨の血を受けて倒れた炭治郎の脳裏には、記憶の遺伝が現れる。
    無惨、お前は・・・存在してはいけない生き物だ・・・。
    179話~第187話を収録。
    無一郎と玄弥の死を悼む時は僅か・・・無惨が復活してしまった!
    対峙するのは、炭治郎と義勇。鬼殺隊員たちの覚悟。
    集結する柱たちの奮闘。お館様になった輝利哉の指揮。
    そして愈史郎も珠世への想いを込めて、自らの血鬼術を
    駆使してサポートする。
    ついに戦場は地上に・・・夜明けまでは1時間半!
    炭治郎の危機に禰豆子は目覚め、走る。
    その倒れた炭治郎の脳裏には、記憶の遺伝が現れる。
    先祖と始まりの呼吸・縁壱との絆。
    彼の過去、そして無惨との対峙が明らかになる。
    多くの死への悲しみを乗り越えて、無惨に挑め!の巻
    死した者への想い、死した者からの想い、闘ってくれる者への想い。
    輝利哉を、禰豆子を、導くのは双方の亡き父。
    激しさの増す闘いの狭間に、数々の想いが溢れています。
    愈史郎に俺を喰え!と叫ぶ、竹内。
    自分を覚えていた義勇の意を汲み、炭治郎を助ける村田。
    力は弱くとも、彼ら鬼殺隊員の奮闘も、小さく輝く星のよう。
    そして、謎も次々と明らかになってきました。
    記憶の遺伝・・・先祖に語る縁壱の過去。
    耳飾り、慕っていた兄、愛した妻とその死。
    無惨との対峙と珠世への言葉・・・これが彼女の行動となるのか。
    無惨を倒すことが出来なかった焦燥感と、手に入れられなかった
    妻子の生きた姿・・・抱き上げた炭吉の娘と産まれなかった亡き子を
    重ね合わせたのでしょうか。
    その泣く姿は、痛いほどに切ないものでした。

  •  柱の中で最年少の無一郎が死ぬのがつらくて、どうしてこの子が死ななければならないのかと思った。そうしたらまさにそれと同じことを有一郎が言っていて、吾峠先生も死なせたくなかったんだとわかり涙が溢れてきた。この物語は「死んでほしくない人が死ぬ悲しみ」を正面から繰り返し繰り返し描いていて、それが作者が一番表現したいことなのではないか。
     無一郎と玄弥が死に、それを丁寧に看取る悲鳴嶼行冥と泣き叫ぶ実弥。もともとサブタイトルのセンスが優れた作品だが、「兄を想い弟を想い」が特にいい。今までで一番泣けたし深く心に残った。作中随一の傑作回だと思う。

  • 読了

  • 無一郎君が幸せになる為に生まれてきたと言ったのがとても印象的でした。

    人は、長く生きたから幸せという訳ではなく、生きている間にどれだけ幸せを感じることが出来るかが大事なんだな、ということを思いました。

    また、最後の方に書かれていた戦国こそこそ話で、縁壱が失踪後、お母さんの遺言でお父さんも縁壱を探し、しかし見つからない為に体調を崩されていたとエピソードが書かれていて意外でした。

    物語は架橋。後2巻でどんなラストになるのか楽しみです。

  • もう終わるのかと思ってたら、終わらなかった。
    調べてみると、2020年12月4日発売の23巻が最終巻っぽい。
    自分の悪意も他人にはどう見えているかは解らない。と言うのは面白い。

  • 玄弥、時透さんよくやった

  • 玄弥と実弥の思いに触れ涙腺崩壊気味。時透さんも、炭治郎達を仲間だと思い、幸せを感じていたんだと思うと、ほっとする。もちろん死んで欲しくなかったけれど。二人の死を聞いた炭治郎の涙が痛すぎた。縁壱も悲しい人生だったんだな。子供を抱いて涙する姿が印象的でした。彼の気持ちもまた無惨を倒すことで少し救われるといいな。輝利哉も幼いのに重責を背負い、それぞれが必死に戦っている巻でした。やめなさいよー!と飛び込んできた蜜璃ちゃん可愛い。愈史郎も強い。背表紙の愈史郎に涙が出ました。村田さんの名前を憶えている冨岡さんも素敵。

  • 弟に「だけ」は幸せになってほしかった兄の慟哭と、兄のために皆のために役に立ちたかった弟の奮闘、どちらも思いやり。
    自らを天災になぞらえる無惨、傲岸不遜とはこのことだ。

  • あまりに多くの命が尽きていくこの巻、問われたのは人生の意味でありその命の価値であるように思えた

    冒頭からして玄弥や無一郎がその生命を枯らしている。上弦の壱である黒死牟を倒すにはそれだけの犠牲が必要だったと見ることも出来るし、避けられたかもしれない犠牲だったと見ることも出来る
    そして避けられたかもしれないならその命を燃やし尽くした意味は何だったのかと問わずには居られない。そういった問いを投げかけたくなるこの巻において真っ先に命の意味について無一郎がきっぱりと答えた姿は印象深い
    「僕は幸せになる為に生まれてきたんだ」この言葉は幼くして鬼殺隊の柱として命燃やさなければならなかった無一郎の人生は不幸なものではなかったと考えるには充分な言葉だし、見方によっては前巻ラストで緑壱に焦がれ過ぎて自分が生まれてきた意味を見失ったまま崩れ去った黒死牟へのアンサーであるようにも思えた

    無駄死にだなんて言わないで欲しい本人の気持ち、死なないで欲しかったという相手の気持ち。どちらもきっと間違った想いではなくて。でも、上弦の鬼や無惨と戦う為には選択の余地なんてきっと無くて
    命の意味を考える間もなく命が次々と消費されていく内容は辛い。だからこそ命に対する考え方があまりに違う無惨の言葉には閉口してしまう
    まさか炭治郎があんな言葉を吐くとは……

    これまで炭治郎は自分が倒した鬼に対して情けを見せてきた
    それは鬼の罪は許せなくても、鬼が人として生きてきた人生に意味を見出そうとしていたから。それが時には地獄に落ちる瞬間の魂を癒やしてきた
    そんな炭治郎から見ても自分が殺した命の意味を顧みず、抗う者達すら理解しない無惨の姿勢はもはや大災などではなく悪そのもの。同情する余地すら無い
    ある意味、ラスボスに相応しい思想でも有る

    ただ、怒りだけで倒せるような存在ではないわけで…
    柱が勢揃いし、炭治郎や愈史郎なども協力している。それでも有効打と呼べるような攻撃を与えられないってどういうことなのさ……
    それどころか炭治郎の命が……!

    果たして禰豆子は間に合うのか、そして炭治郎は炭吉の記憶から打倒無惨のヒントを得られるのか?
    クライマックスを迎えつつ有る本作がどのようなラストを迎えられるのか、早く次の巻を読みたくて仕方ないね

  • 初っ端の展開からとても熱い。
    無一郎の「僕は幸せになる為に生まれてきたんだ」
    「幸せな瞬間が1度もなかった?僕は幸せだったよ」
    例え鬼と戦って獲た結末が自分の死だとしても後悔がない。やり切った。幸せだったと答える無一郎の言葉に涙が止まらなかった。玄弥も塵になりつつある身で涙を浮かべる兄に向けた言葉があまりにも優しく、胸を打った。
    言葉の掛け合わせ方が、鬼滅はとても優しくてあたたかいと思う。少年漫画のカタルシスといえば戦って勝利!だと思うが勧善懲悪の後に、この漫画には救いがある。どんなに残酷な場面が続いたとしても笑いがあったり、感動がある。どの登場人物も人間味があり応援したくなる。
    人間は素晴らしい。生きていくことは辛いけれど幸せがある。とんでもない人間讃歌の漫画だ。
    人気が出る理由も分かる。カバー裏を見てまた泣いた。
    この巻は涙無くしては読めない。

  • きょうだいの絆に泣く。

  • ただただしんどい。平隊士が肉壁になったのや無一郎兄弟、実弥と玄弥の最期の会話は泣いた…。あれは泣く…

  • 上弦の壱・黒死牟との戦いの末に、無一郎と玄弥は死んだ。無一郎は、死際の夢の中で兄の有一郎と再会し、有一郎は弟の早い死を悲しんだ。花言葉が"鎮魂"の意味を持つイチョウの舞う中で。一方、弟の死に酷く悲しむ実弥。ようやく確かめられた兄弟の絆だったが、無情にも玄弥は鬼化の影響で死体が跡形もなく消えた。残された悲鳴嶼と実弥は、無惨の打倒を強く誓う。

    場面は変わり、ついに無惨が復活。珠世と周りの隊員たちを全員吸収し、体力の回復を図った。鬼殺隊の皆殺しを決めると、義勇と炭治郎と遭遇・交戦。無惨は弱点がなく圧倒的な強さだったが、新たな上弦の肆・鳴女を操った愈史郎の活躍もあり、地上に出すことに成功。義勇と炭治郎は、伊黒に甘露寺と共に攻めるが、近づけない。

    その時、無惨の攻撃を受けた炭治郎の傷口から、致死率100%の毒が回る。兄の窮地に走り出す禰豆子。そして、まだ攻めあぐねていた3人の柱の元に、悲鳴嶼と実弥が合流。一方、炭治郎は夢の中で、縁壱と自身の祖先である炭吉の会話を追体験していた。


    無一郎と玄弥が死んだのは悲しかった。イチョウの演出は見事で、有一郎からの願いが表現できていた。玄弥は鬼化という強い武器を手に入れて、兄に認めて欲しかった。しかし、それが原因で跡形もなく消えてしまうという非情な結末となってしまった。とても悲しい結末だが、実弥の後悔・悲痛が、最高潮に達して無惨戦へのいい布石となっていた。
    圧倒的な力を誇る無惨に未だに防戦一方の鬼殺隊は、悲鳴嶼と実弥の登場で、どう戦闘を展開していくのか。また、炭治郎は本当に死んでしまうのか。日の呼吸・13の型とは。禰豆子は間に合うのか。次巻が楽しみ。

  • 泣いた( ´•̥̥̥ω•̥̥̥` )

    悲しい。悲しい。
    兄弟の話に弱い、切ない。

    そして隊士が切ない。そんなことしないで。゚゚(´□`。)°゚。

    優しい優しい登場人物を描ける先生はこの辺りを描くのは本当に苦しかったのだろうと思う。
    読んでいても辛いほど。
    仲間を思い悲しいし、そして敵に対して苛立つ。
    正念場。

    そこでの回想シーンは 少しばかり心が安らぎ救われる。
    あと少しで完結してしまうのがさみしい。
    愛しい大好きなみんなの生き様を目に焼き付けます。

  • 面白かったです!

  • 一気読み。早く続き下さい。 本編に入らなかった大正コソコソ噂話を読むと、なるほどなと思いました。スピード感を大事にすると削らないといけないのかな。。もったいない。

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著者プロフィール

1989年5月5日生まれ。福岡県出身。漫画家。

吾峠呼世晴の作品

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