- Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088825991
作品紹介・あらすじ
幽霊肯定派の女子校生・綾瀬桃と、同級生の怪奇現象オタクのオカルト君は、互いに否定するUFOと怪異を信じさせるため、桃はUFOスポットの病院廃墟へ、そしてオカルト君は心霊スポットのトンネルへ行くが…。運命の恋が始まる?オカルティック怪奇バトル開幕!
感想・レビュー・書評
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はちゃめちゃ、胸キュン、オカルト、バトル漫画。
いろんな要素がてんこ盛りで、笑えるし、展開の速さもピカイチ。高倉健を理想の男性像とする女子高生と、オタクの男の子が主人公。男の子の金玉が幽霊に取られるという、男性性の喪失と、高倉健に代表される男性像の喪失を契機として、男らしさとは何かという問いを通底音としていると分析したwebの書評で興味を持ち購入。
そうした視点が、今後どう展開するのかにも興味を持ちつつ、単純なエンタメとしても楽しめること請負。
ジョジョとかウルトラマンとかへのオマージュも満載で楽しめます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とにかく疾走!疾走!!
シームレスに物語が進行していくのが魅力。
こんなにコマの情報量が多いのに目線が迷子にならないって凄いのでは。
空前の「イチ○ツ」を巡る怪異とのアクション×ラブコメ×高倉健!!
オカルン初登場時はあんな髪型だったけか。
綾瀬さんの両親の詳細と「おまじない」には何か因果がありそうな予感。
開幕直後、p2で高倉健もどきには避けられたキックと、p56でクズ男をブッ飛ばすキックの描写の対比が凄い。セルポ星人とダダにはデザイン・設定に関連があるのかな?
おばあちゃんの変化っぷりが驚異。回想では上品そうだったのに、いつのタイミングでこんなファンキーになっちゃったんだ。
2話p92の「萎えるぜ」は名台詞だな。かっこいい。
カバー裏にはオカルトデータメモが。セルポ星人って実話?なのか。
1刷
2021.8.5 -
絵とテンポが良くて楽しい。
色んな楽しいモノの良い意味で寄せ集めって感じですね。
良質エンタメ。
ただ、ズバッとハマるにはもう一押したりないというか。
綾瀬さん主体になってて(それ自体はいいのだけど)、オカルンがキャラとしてまだ弱いからですかねぇ…。
例によって好みの問題、という気もするけど。 -
ジャンププラスで毎回楽しみに読んでいて、折角なのでと単行本も購入した。今一番楽しみな漫画。
絵柄がまず好きで、話も面白く、キャラクターに好感が持てる。特に桃は、今風なヒロインだけど漫画っぽさ(好意が素直なところとか)もある絶妙な造形、そして肝の座ったカッコ良さが魅力だと思う。割と最初から互いに惹かれてる感じがあるような気もして、ボーイミーツガールものとしても読めるけど、オカルティックなバトルもしっかりやってて好き。
『将来的に死んでくれ』のときも思ったけど、ウェブ媒体の連載は、やっぱりどうしてもコマが大きくなる傾向にある気がする。ただ本作は、コマをぶち抜く演出を多用してたり、ページによっては多めに割ったりしてるからか、読んでいてちゃんと満足感がある。欲を言えば、あともう少しで話に一区切りつくので、そこまで入れてほしかったなというくらい。アプリ版で何回か読み返してるけど、ちょいちょい忘れてる展開とかもあって、楽しめた。除霊まわりの話は今後もっと深堀りしてくれると嬉しいなあ。 -
ジャンルが破茶滅茶
ターボババアとセルポ星人が正反対すぎておもしろい
下ネタ要素強い!主人公が高倉健に弱すぎる!
この調子で続編出すとなったらどうなるんだろうって感じはある -
オカルト×バトル×アクション×ラブコメ×青春全部盛り、という1巻帯コメント。
ま、作者の好きなもの全部盛りにしたんでしょう。いい。
ロズウェル事件のセルポ星人、フラッドウッズモンスターにターボばばあと、オカルト界隈で有名どころをぶっこんできてます。バトルなので仕方がないけども、友好的なものはいないのか。ばばあは仕方ないとしても(不法侵入なので、こちらから近づいたせいなので)、星人と平林くんの有様は、オカルン涙目間違いなしです。ばばあに大事なモノを奪われてしまって時点で涙目確定ですが。
あれって、初めての相手がばばあということになってしまうのだろうか。本番でないからセーフなのか。オカルン気づきませんように。
しかし、ターボばばあがあんなに強烈で恐ろしいモノだとは。トンネル内で前後から迫ってくる時の怖さが異常。
いずれオカルンでなく、名前で呼ぶ時がくるはずで。それが、ギャルとオタクのラブコメの決着になるのでしょう。ヘタレだけども、確かに存在する漢気。その不器用さに惚れるはず。
そこに気付いた時の赤面っぷりがきゅんきゅんすること間違いなし。
今後に期待大の「ダンダダン」です。 -
漫画賞ノミネート作品から。怪異譚が好きだから、本作みたいな妖怪や宇宙人ありきの世界観はアリ。でも、ちょっと”怪獣8号”のにおいが感じられちゃって、孤高性の部分で次点、って感じ。
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幽霊肯定派の女の子とオカルト肯定派の男の子。
しかも男の子の名前が「高倉健」なの笑う。 -
面白い。ギャグとシリアス、ホラーやオカルトとセクシーのバランスがすごくバランスが良い。背景の描き込みもとても丁寧で、世界にグッと引き込まれる。続刊をすぐ読みたい。