藤本タツキ短編集 17-21 (ジャンプC+)

  • 集英社
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本棚登録 : 1395
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088828039

作品紹介・あらすじ

『チェンソーマン』を生んだ鬼才・藤本タツキの原点! 漫画賞初投稿作『庭には二羽ニワトリがいた。』から、思春期の熱情が暴走する『佐々木くんが銃弾止めた』、迸る恋心が全てを蹴散らすSFラブコメ『恋は盲目』、ネジがぶっ飛んだ殺し屋少女の恋『シカク』まで──剥き出しの圧倒的才能が炸裂する、初期短編集!!

感想・レビュー・書評

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  • 勧善懲悪ではない人だと思ってたけど、ド派手に何かを破壊するのが好きとかではなく、ドラマを描く人だったのだなと感じました。

    「チェンソーマン」に通じるのはキャラクターの考え方くらい。あちらは「映画、B級映画」を好きな部分がうまくつながった作品ということなのだろう。
    見た目の部分は残酷や気持ちの悪さなどが目立つが、中に異種や人間の怖さ、それと真逆の友情なども描いてる理由がわかった気がした。

    絵がここからトーンをバリバリ使用した絵柄で驚いた。

    映画が撮りたい人なのかな。

  • ひとくちに「漫画」と言えど、作家さんの生い立ちから信念のようなものまで、様々な色を読者は期待してしまいます。
    私は尾田栄一郎先生の事をNHKが特集を組んでいたのを観て、尾田氏の人物像に共感、遅れてワンピースに参加しております。そして、藤本先生のこの短編集に出会えて、いざ、チェーンソーマンヘ!行くのか?

  • 【あらすじ】
    『チェンソーマン』を生んだ鬼才・藤本タツキの原点! 漫画賞初投稿作『庭には二羽ニワトリがいた。』から、思春期の熱情が暴走する『佐々木くんが銃弾止めた』、迸る恋心が全てを蹴散らすSFラブコメ『恋は盲目』、ネジがぶっ飛んだ殺し屋少女の恋『シカク』まで──剥き出しの圧倒的才能が炸裂する、初期短編集!!

  • 巻末のコメントよかった。

  • 「チェンソーマン」の藤本タツキ短編集「17−21」。登場人物の衝動で、物語が動き出す展開は、「チェンソーマン」にも通じているのだなぁ。
    ただ、その衝動を強く強く全面に出しすぎていて、ギャグっぽくなっているのが初期だから、ということでいいでしょうか。「恋は盲目」とかそれだ。盲目さがぶっ飛びすぎていていいですけどね。真剣さも度が過ぎると、馬鹿馬鹿しくてどうでもよくなる。
    「佐々木くんが銃弾止めた」が一番。理不尽な状況に対応できるのは、やっぱりわけわからん衝動だった。物語の展開に、衝動が並走できているのが好き。ラストが地球か隕石で迷ったそうですが、地球だと一瞬の奇跡、隕石だとスーパーヒーローの物語になってしまうので、地球でいいと思います。佐々木くんは、一時の出来事でスーパーヒーローになってはいかんですよ。努力重ねて、月面に到達する佐々木くんであるべき。


    ただ、一言文句を言いたい。
    「ルックバック」と「17−21」連続刊行するのなら、1冊にまとめてくれればよかったのに。そっちの方がお財布には優しいし、ボリュームたっぷりで心も満足だったと思います。
    だからといって、作品の面白さが損なわれるわけでないので、満足はしてるのですがね。そういうところが、読書好きの度し難いところですわ。

  • 題名そのまんま『佐々木くんが銃弾を止めた』の宇宙規模にまで広がる壮大さ、死ねない吸血鬼と確実に死なせる殺し屋の話『シカク』が面白かった。

  • 世界観とユーモアがすごくて飽きない

  • 4話とも好き。佐々木くんが銃弾止めたが一番好きかもしれない。有言実行してしまう佐々木くんがいい。画風がファイアパンチやチェンソーマンと違って新鮮。あとがきがいい。

  • 普通にそれぞれの短編の続きが読みたいが、仮に続きがあったとしたらこんなに惹かれないだろうなという気がする。

  • わたしはこの人の描く物語、紡ぐ言葉が好きなんだと思った。なんとなく絵柄が好きで見始めたチェンソーマンから最近公開されたルックバックどれも星で表すのは申し訳ないけど今ある中では満点つけたい。普段あまり書かない文章、短編が終わる毎と巻末にあるのが嬉しい。

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著者プロフィール

1992年秋田県出身。秋田県立仁賀保高等学校情報メディア科CGデザインコース卒、東北芸術工科大学美術科洋画コース卒業。2016年から18年にかけ「少年ジャンプ+」で『ファイアパンチ』を連載。その後、「週刊少年ジャンプ」で『チェンソーマン』の連載を開始し、20年に第66回「小学館漫画賞」少年向け部門を受賞。翌年には、同作品でハーベイ賞BestManga部門を受賞した。22年にアニメ化された。

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