氷の城壁 1 (ジャンプコミックス)

  • 集英社
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本棚登録 : 1260
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088835440

作品紹介・あらすじ

人と接するのが苦手で、他人との間を壁で隔ててしまう氷川小雪。高校では誰ともつるまずに1人で過ごしていたけど、なぜかぐいぐい距離を詰めてくる雨宮ミナトと出会い──? 孤高の女子・小雪、学校の人気者・美姫、距離ナシ男子・ミナト、のんびり優しい雰囲気の陽太…。
どこかちょっとこじれた4人のもどかしい青春混線ストーリー!

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    人と接するのが苦手で、他人との間を壁で隔ててしまう氷川小雪。高校では誰ともつるまずに1人で過ごしていたけど、なぜかぐいぐい距離を詰めてくる雨宮ミナトと出会い──? 孤高の女子・小雪、学校の人気者・美姫、距離ナシ男子・ミナト、のんびり優しい雰囲気のヨータ。どこかちょっとこじれた4人の、もどかしい青春混線ストーリー、第1巻!

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    感想は最終巻にまとめて記載予定です。

  • Tiktokで流れてきた。
    最初は絵柄が苦手かもと思いつつ、読んでみると一瞬にしてハマった。
    ハマると絵柄も好きになっていった。
    面白い+ドキドキハラハラでとてもおすすめ。

  • アプリで夢中になって読んでた漫画。
    ウェブトゥーンよりコマ割りの方が読みやすい世代なので単行本化嬉しい!

    感情の描き方がとても丁寧。凄く良い青春漫画。
    登場人物全員良い。全員に感情移入する。ひとりひとりが主役だから、装置になるキャラが出てこないんだよね。そしてそれぞれが抱えてるエピソード。道徳の教材でもいけるよコレ。

    絶対メディア化計画進んでるだろうけど、お願いだから雑な実写化だけはしないでほしい。頼む。

  • 不登校ぎみの娘からおすすめされた。
    最初は絵が怖いなと思ったけど、どんどん主人公の心の中やまわりの人の心の中を知るにつれて、話の中に入り込んで行って、辛くなったり嬉しくなったりした。
    娘の頭の中をちょっと知れたような気がした。
    大人になってもうまく自分の気持ちを表せないと思ってる自分にはすごく響いた。
    ゆっくりでも自分の言葉を紡ぐことは大事だと思った。

  • 「氷の城壁」は、私が本当に大好きなマンガの一つです。
    連載作「正反対の君と僕」で著者の才能に触れ、
    その独特なキャラクター描写と心理描写に魅了され、本作に辿り着きました。

    この作品は、
    新しいことに挑戦したいと思いながらも足踏みしてしまうときに、いつも手に取ります。

    主人公の小雪は、中学時代の苦い経験から高校生活でも孤立しており、氷のような存在として周囲に見られています。
    しかし、幼馴染や新しい友人との出会いを通じて、彼女の心の成長と過去との和解が描かれています。

    作中のキャラクターたちは、自らの苦手を認識しながらも、過去の失敗や不安から勇気を出せずにいる姿が描かれています。
    しかし、最終的には自らの壁を乗り越え、成長していく様は勇気を与えられるものがあります。

    特に、主人公の小雪は、他人の感情を考えて自らが後退し、その結果として冷たい印象を持たれがちです。しかし、彼女の心情の成長と変化に触れると、感情移入してしまいます。

    「氷の城壁」は、単なる学生生活を覗き見るだけでなく、青春の3年間を共に生きるような読書体験ができるマンガです。

  • 『君に届け』のヒロインを最初連想したけど、胸キュンストーリーではなく、繊細な心の動きを見事に描いた読めば読むほど深い作品。
    これが支持を集める今の世の中に希望。

  • めっっっっちゃ良い…
    正反対な…もめっちゃ良いし刺さるんだけど、あれは恋愛が中心になっているからなぁ…
    谷くんはもちろん平やアズマがだんだん本音出して仲間に加わって来て、楽しい、みんなよかったな!って思う反面「自分は本音出す勇気がなかった」ことをまざまざと思い知らされて辛くなってくる…笑笑 そして全体的にテンションが高い…

    あっ違う本の感想書いてた!
    作中にあるような、葛藤や情けない自分や謎の劣等感やはみ出され感や自己嫌悪や嫉妬や寂しさや諸々を、一つも感じたことない人なんか、絶対にいないと思う。

    学生だけじゃない、大人だってずーっと同じようにゆらゆら揺れて、それは村上さんに言わせると「傷つくことも若者の特権なのだ」ってことで、気にしないふりをすることの方が多くなっただけで…傷ついてないわけじゃない。

    こゆんが、目立つ感じの男子グループにいじられたりする…ああいうのは嫌だった。本当に嫌だった。ちょっかい出してきて盛り上がってる人。。あと身体的特徴とか揶揄ってくる人…いやそれがうまくいって仲良くなれたってパターンもあるかもしれないよ? いずれにしても誠実さよ。「あなたと仲良くなりたい」って気持ちは、自然と目力とか態度とか全部に表れるんだってほんとに。

    恋愛感情に限らず、誰だって自分の本当の気持ちを曝け出すのは怖い、だけど本音で接さないと、嫌われるとかいう前に知ってもらうことすらできないもんね。
    どっちがいいとか悪いとかではないけど、たった1人で完結しているだけでは…
    正反対の…の谷くんも言ってたけど誰かと関わることで気づくことがたくさんあると。こゆんは実際関わることで傷つけられて来たから怖いだろうなぁ。でも基本的に出てくる子はみんな良心的でたくさん考えている子達で、出てくる子みーんなのことを応援したくなる。

    今、JKの娘がちょっと同じような葛藤を抱えてて、矛盾にぶつかってもがいているところ。私は見守るしかできなくてつらい…反面、悩め青少年!とも思ってる。全力で悩めるのは若いうちだけだから。

  • 妹に勧められて読んでみた!!!

    なにこれ、めっちゃ青春、学生時代に抱えていた悩み事が描かれてて懐かしくなる、、!

    そして、フルカラーなのが珍しくてめちゃいい!
    こゆんちゃんのこと気になってる?っぽい、ミナトくんも、ふわっとした感じで親しみやすい感じのヨータくんもどっちも良すぎるのだがーーーー!!私も仲良くなりたい笑

  • 友達を作らず一匹狼な所から、どんどん輪が広がっていく過程が微笑ましかった。 

    中学の時のトラウマで周りから干渉されるのが嫌な主人公、高校デビューでお淑やかキャラを演じるミキ、親の再婚で家に居心地の悪さを感じるヨウタ、空気を読んで全てを受け入れてしまうミナト。

    登場人物達が抱える深い悩みと高校生らしい青春を楽しむ時間が共存していて、テーマがしっかりしながらも重くなりすぎず楽しく読むことが出来た。







  • 阿賀沢先生好き好き大好き

    これ何が面白いって、リアルタイムで読んでた時に1巻序盤までミナトアンチが大量に湧いてたってこと。自分の世界が全てになるのは思春期特有だと思うし、だからこそ視点が変わった時に読者の見える世界も変わっていったのが本当に秀逸だよなぁと思った。実際お互いいい子だけど微妙な気遣いとかすれ違いで気まずくなるって絶対あると思うし。

    てか阿賀沢先生は本当になんなんだ?ぶっちぎり洞察力っていうか、生の人間を描くのが上手すぎやしないか?4人が戸惑ったり鬱ったりする時の心情描写というか、描かれるそれぞれの世界が新鮮すぎる。それに対する救済もあまりに優しいから、私自身もメンタルズタボロになったときとか氷の城壁読んで落ち着けてました。本当に優しい先生みたいな阿賀沢作品が大好きだ、、、

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