Dr.STONE (27) (ジャンプC)

  • 集英社
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  • 本 ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088840376

作品紹介・あらすじ

科学の究極の到達点、タイムマシン作りに挑む千空たち!! そのさなか、意外な人物による未来からの“伝言”が届く!! タイムマシン完成への希望が膨らむが、その背後には…!? 唯一無二の科学冒険記、奇跡の続編!!

感想・レビュー・書評

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  • 物語が完結しても科学はまだ終わらない!科学冒険記、奇跡の続編!
    科学の究極の到達点、タイムマシン作りに挑む千空たち!理論上はできるッ!そこで未来で完成したかを確かめるため、メッセージの受信塔を建ててみることに。すると、未来から届いた伝言は思いも寄らない人物からのもので──。

    完結してからの科学の大きな一歩!おまけどころじゃなく、エンドロールの先にある真エンディングと言える作品になっている。まさかこのワクワク感をまた味わえるとは思わなかった!プロローグからいきなり絶体絶命で始まるのがこの作品らしい(笑) こんなところで目覚めて唆るのは千空くらいだわ。今が絶体絶命なのに、その前も絶体絶命でどうにかした判断力がすごい。

    そして、とある材料が揃って始まるのがタイムマシン作り!そこへのロードマップは、人類未踏の新世界。宇宙の星ですら人類を救う石にする!ヘリウム3は現実でも入手できたら世界が変わりそう。ただ、入手困難な上に利権争いまでついてくるから、ゼノ闇落ち案件ではある。ここでタイムマシンが送るメッセージを受信できる塔を建設!完成したら未来から過去へメッセージを送ることにしておけば、できたかわかるんじゃ?と思ったら、まさかの人物から伝言が来るじゃん!ここのゾクゾク感が半端なかった。

    当時の科学では不可能だったものを、石化光線という科学を絡めて可能にしていく過程にワクワクした!あの建築はできたら便利なんだけど、材料だけはネックという話だったからなるほどなと。膨大な作業過程をいつも通りバランスよく省きながら物語が進む。ここからクライマックスへのドラマがアツい!あれを見て瞬時に意図を気づけるのはすごすぎる。本編で取りこぼされた部分も拾いつつ、このエンディングへと結びついたのは感慨深い。タイムマシンと聞いてどうなるかと思いきや、実にちゃんとしてるエピソードで最高だった!

  • 【あらすじ】
    科学の究極の到達点、タイムマシン作りに挑む千空たち!! そのさなか、意外な人物による未来からの“伝言”が届く!! タイムマシン完成への希望が膨らむが、その背後には…!? 唯一無二の科学冒険記、奇跡の続編!!

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    完結したと思っていたら、続編がスタートしました!
    感想は最終巻にまとめて記載予定です。

  • 漫画喫茶で読みました。

    物語自体は完結しているけど、週刊少年ジャンプで後日談として短気連載してたやつ、だと思う。

    ---

    1話目:
    大樹と杠の新婚旅行で飛行機が海に墜落したので、
    持ち前の科学知識を駆使してテラフォーミングして生還しました。

    ノルウェーだったら日本へ帰るのには北極圏回りの方が早くないかな?
    なんでバミューダ海域を通過してたんだろう?
    次の目的地は日本じゃなくアメリカのゼノだったんだろうか?
    金属ケイ素の採掘してたし。
    しかし、大樹と杠は告白する寸前に世界が石化したり、新婚旅行で遭難したり、呪われてるんじゃなかろうか。

    江戸時代の魚油のランプって鰯の脂だったんじゃなかったっけ。
    でも、鰯油は煙が酷くて大変なので、あまり使われずに夜はさっさと寝てたらしい。
    たしか、菜種油なら煙が少なかったんだけど、高級品だったので仕方なく鰯油をを使ってた。

    スイカが独りで復活液を作ったとき、最も話題になったのが「スイカのウンチは使ったのか?」だった。
    あの言い方だと使ってそうだよね。
    そもそも飼育でもしていないと動物の糞なんて安定供給されないし。

    あの筏、屋根がないけど大海原で日光を避けるものがないってのはヤバいんじゃなかろうか。

    ---

    2話目:
    タイムマシンの予算取り付けのために石化光線の波動を利用して未来から現在へメッセージを送ることを決定したら、
    なんと未来の石神百夜からメッセージが届きました。
    ついでにクロムとルリが結婚するぞ!
    更にはコハクが思わせぶりな発言をするぞ!

    未来からのメッセージが受信できたらタイムマシンが完成するってことじゃん!って、かなり危うい理屈では。
    メッセージを受信した上でタイムマシンの開発を止めてしまった場合はどうなるんだろう?
    未来が分岐するのか、強制力が発生してどうやってもタイムマシンを作る未来になるのか。
    10歳の千空にメッセージを送った場合もパラドックスが発生してしまうよね。

    ちなみにコレと似たタイムマシンは『 STEINS;GATE 』で登場してるね。
    あれも最初は過去にメッセージしか送れなかった。
    で、人間の脳内を電文に変換してタイムマシンを通してインストールするんだったかな。

    スカイツリーって登場させるのに許可が必要で、折ったりしちゃダメだって聞いたことがあるのだけど。
    普通に千空が登ってたし、折れてたなぁ。

    ヘリウム3といえば木星かな?と思ったけど、月で採取できるのか。

    ---

    3話目:
    タイムマシンを月面に設置するためにどうするの?ロケットたくさん作るの?
    そんなの宇宙エレベーターを作っちゃえば良いじゃない!
    なに?宇宙まで延ばせる軽くて強靭な紐がない?
    そんなの絹糸を石化すれば良いじゃない。
    ついでにコハクが完全に千空に対して堕ちているぞ!

    宇宙エレベーターの素材にホワイマンの技術が必要なのは良い考えだと思う。
    下手に既存の技術で作ってしまうと「だったら現代でも作れるんじゃん?」ってなっちゃって説得力がなくなるからね。
    むしろファンタジー要素を追加した方がリアリティが増すパターン。
    ただ、糸状のものを石化したとして、張力は保持されないのでは?
    ワイヤー状に編み込めないんじゃないかなぁ。

    そういや、最初のツバメって全世界(ほぼ)同時に全て石化したんだろうか?
    石化光線は球状に広がる(収束できない)っぽいから、仮に局所的に石化してるのであれば、その周辺に石化装置が落ちてきてることになるけど。

    石化対象の生物以外は石化波が見えないらしいけど、それってつまり波長とかが違うってことだよね?
    よく石神白夜のメッセージが検出できたなぁ。
    受信してる信号が石化波のものだってよく分かったよね。

    ---

    4話目:
    宇宙までのエレベーターってどうやって移動するの?
    石化すると導体になるのでリニアモーターカー作っちゃおうぜ!
    その一方で未来の石神百夜の正体がホワイマンだと判明。
    未来からの石化光線の波動ではなく現代からの石化の波動だった。
    ホワイマンが本心を吐露するぞ!
    最後に宝島の墓を暴いて終了。

    ちなみに日本で最初に運営を開始したリニアモーターカーは愛知県のリニモだ!
    リニアモーターカーって超高速なイメージがあるけど、コイツは遅いぞ?

    1円玉を浮かすときは、ティッシュペーパーを利用すると良いぞ!
    水の上にティッシュを浮かせ、その上に1円玉を乗せて、ティッシュを丁寧に突いて沈めるのだ。

    ちなみに現実の現在ではアインシュタイン物理が崩れそうな話も出てきている。
    光速が一定ではなく、長時間進んだ光は疲れてくるという仮定を用いれば、ダークマターなんていうチート物質を使わなくても宇宙論が語れるのだとか。
    夢のある話だよね!

    『トップをねらえ!』ではアインシュタイン物理学も過去のもの。
    トレンドはタンホイザー物理学だ!
    ワープも可能だぞ!
    (エーテル宇宙論っぽいので考え方としては巻き戻ってるのかも。)

    感情の回路は皆が死んじゃってから切れば良いのでは?
    そもそも、そういう未来が来ると考えること自体がツライってことなんだろうか。

  • 友達から化学の話とは聞いてたけど思ってた以上に化学オブ化学だった。原作者の知識量もそうだしそれを漫画として面白く描ける才能が凄い。
    地球全人類が石化され古代文明に逆戻りした世界で主人公が一つ一つ仲間と共に文明を築き上げていくのを見るのが楽しかった。最初作画にそこまでハマらなかったけど、読んだらみんな魅力的なキャラばかりでどんどん惹き込まれていきました。
    面白かった。

  • やった!続編だ!

    学生の頃化学とか数学とか苦手で避けてきたんだけど、これ読んでると勉強するの楽しそうだなって思っちゃうな。
    勉強自体もそうだし、勉強して身につく合理的な考え方とか冷静な視点こそ生きていく上で鬼ほど役に立つから、ほんと苦手だとか言いながらも地道に分からないを分かるに変えるまで勉強すりゃ良かった。
    その「地道に」「コツコツ」がクソほど嫌だから苦手なまま放置することになったんだけどね。
    勉強自体はしなくてもいいかもだけど、合理的な考え方や冷静な視点は今からでも意識して身に付けていきたいな。

  • 続編が出ると思ってなかったので思わぬ再会に嬉しい。千空が1人、海に漂流した状態から始まりなぜ漂流したのか思い出しながらみんなと(また)仲間になりつつ海の上で化学文明を入植していく。これまた逞しく前だけを見て進んでいく千空たちが懐かしい。科学は難しいし何となくの理解しだけど宇宙へのエレベーターは想像したこともなかった。こんなところで石化が役に立つのか…本当に宇宙へ、そしてタイムマシーンは作れるのか…!事実に一瞬怒りが芽生えたけどホワイトマンの真意が切ない。きっと千空たちはいつか法則(ルール)を見つけるはず。

  • ☆完(全27巻)

    〜序章〜
    ・地球上の人類が石化
    ・石化が解けた千空と大樹
    ・1人分の硝酸精製に成功
    ・獅子王司を復活させる
    ・紅も復活
    ・司のプランに賛同できず死んだふりで別れ大樹と紅は司帝国のスパイとなる

    〜村編〜
    ・コハクと出会い村の存在を知る
    ・クロムが仲間になる
    ・司帝国のスパイとしてゲンが村に来る
    ・御前試合は千空勝利
    ・抗生剤でルリの病気が治る
    ・村の名は千空の苗字の石神村
    ・石神村の先祖は千空の父を含む宇宙飛行士の6人

    〜vs司帝国〜
    ・携帯の作成に成功
    ・戦車も造り奇跡の洞窟奪還成功
    ・司の妹を救う条件で停戦
    ・氷月が司を襲い司は瀕死

    〜石化攻略編〜
    ・司を救うため冷凍庫で凍らせる
    ・石化の謎を解明するため地球の裏側を目指す
    ・帆船を造るため龍水を復活
    ・石油を採掘し海へ渡るとホワイマンからの信号
    ・ソユーズの眠る宝島に到着
    ・船に残った龍水たちが全員石化

    〜vs石化王国編〜
    ・投擲した石化光線を発する道具を手に入れるべくスパイチームと科学チームに分かれる
    ・プラチナを手に入れ硝酸作りに成功
    ・船に残った仲間を石化から解いていく
    ・モズを一時的に仲間にする
    ・イバラに騙されるも氷月を復活させ形勢逆転
    ・しかしイバラの石化光線で千空以外みんな石化
    ・イバラとの一騎打ちに勝利し石化装置をGET
    ・石化装置は宇宙から降り注いでいた

    〜アメリカ大陸編〜
    ・月を目指しロケット作成のためアメリカへ
    ・科学者ゼノと軍人スタンが立ちはだかる
    ・千空が撃たれる
    ・クロム中心でトンネルを掘る計画を実行
    ・スタンによりペルセウス号制圧
    ・千空たちもゼノを捕獲
    ・千空たちはコーンシティで仲間たちと別れ南米へ

    〜vsスタンリー最終決戦〜
    ・スタンが攻め込む
    ・石化装置は完成せず仲間たちが次々に殺される
    ・ジョエルの石化装置が完成
    ・月からの謎のホワイマンの声で地球ごと再び石化

    〜月へ〜
    ・スイカ1人が復活液で復活
    ・7年かけて千空を復活
    ・仲間もスタンも復活させロケット作り開始
    ・世界中を巡り素材を集めついにロケット完成
    ・パイロットは千空、コハク、スタン
    ・宇宙船が故障
    ・龍水が宇宙へ
    ・月でホワイマンの正体に遭遇
    ・ホワイマンは石化装置そのものだった
    ・千空が交渉し1体だけ連れ帰ることに成功
    ・数年後千空はタイムマシンを作る

    [総評]
    序盤のクラフト最高すぎる
    後半は文明スピードが早過ぎてついていけず
    にしても、このアイデアはすごい

  • まさかの続き!エピローグ感は否めないけど、ドクターストーンをここまで読んできた人ならきっと楽しめるはず!ネタバレになるからくわしきは伏せるけどホワイマンのくだりはマジで胸が熱くなりました。こういうの弱いんだよなぁ。

    • 拓実0306さん
      その気持ちわかります‼︎。
      その気持ちわかります‼︎。
      2024/10/20
  • これほど綺麗にまとめた作品が過去にあっただろうか。
    相変わらずのワクワク感と、完璧な終わり方。
    大好きな作品です。

  • 完結後に週刊誌に読み切りが連載されて、この分どうなるんだろう?と思ったら続巻が出た!うれしい。

    サルガッソでもあるもの使って前に進む、千空はすごいなぁ。そして相変わらずのロマンスの無さに反対に安心感がありました(笑)性別を超えたバディ感というか信頼感、良いなぁ。

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著者プロフィール

Boichi (ぼういち、本名:朴 武直 パク・ムジク、박무직)
1973年、大韓民国ソウル特別市出身の漫画家。漫画に活かすため大学では物理学を専攻し、演出技術を学ぶため秋溪芸術大学校大学院に進学した。1993年に韓国でデビューし、2004年に日本の漫画界でデビュー。主に少年漫画や青年漫画で活動している。代表作に『サンケンロック』『ORIGIN』『Dr.STONE』がある。

Boichiの作品

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